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2024年09月14日
釣果を左右する!?『サラシ』の善し悪し
岸からの海釣りでたびたび耳にする『サラシ』というワード。
ヒラスズキやロックフィッシュ、ヒラマサなどを狙う際には重要な要素の一つです。
今回は、釣果を左右するサラシの善し悪しを判断する方法を紹介します。
『サラシ』が釣れる理由
出典・photoAC
磯のルアーフィッシングで重要な要素の一つ『サラシ』。
ヒラスズキ・ロックフィッシュ・ヒラマサなどの攻略に欠かせない要素の一つですよね。
一般的にサラシは“魚を集めやすい”といわれますが、その理由を見ていきましょう。
@酸素が豊富
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サラシは岸や根で波が砕けて空気と混ざったものです。
なので、酸素を豊富に含み多くの魚を集める要因になります。
また、酸素が豊富なことで魚の活性も高くなりやすく、ルアーへの反応が良くなることもサラシの特徴です。
Aプランクトンが集まりやすい
サラシがあるところは流れが収束しているところが多いです。
なので、プランクトンが集まりやすい傾向があります。
また、気泡の影響で植物プランクトン同士がくっつき、それを捕食する動物プランクトンが集まり、さらに小魚が寄り、中・大型の魚が寄ってくると行った食物連鎖も起きます。
Bベイト(エサ)が集まりやすい
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サラシは酸素が豊富で、プランクトンが集まりやすいことから、それを捕食する小魚(ベイト)も集まりやすいです。
集まってきた遊泳力の弱いベイトは、複雑な流れにより泳ぎが制限されるので、フィッシュイーター達にとって捕食しやすい絶好のエサになります。
C魚から見えにくくなる
サラシは気泡により白く濁ることで、影を落とさず人の気配を消すことができます。
また、サラシ自体が太陽光を遮り水中に影を作ることで、魚の警戒心も薄くなりやすいです。
さらには、波の音が人の足音などをかき消してくれる効果も期待できます。
『サラシ』の善し悪し
出典・photoAC
サラシは釣れると言っても、全てのサラシが好条件になるとは限りません。
サラシにも善し悪しがあります。
見た目で判断できる“良いサラシの条件”をチェックしていきましょう。
サラシの規模が大きい
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サラシは規模が大きい方が魚を釣りやすいです。
規模が大きければそれだけプランクトンやベイトが集まりやすく、フィッシュイーターのストックも多くなります。
さらには、サラシが大きいことでルアーをアピールできる距離も長くなり、ルアーを見切られにくくなります。
濁りが少ない
サラシを狙って釣るときには、濁り具合も重要なポイント。
特に、砂が混じっているような濁りは避けたいですね。
砂が混じっていると、泡を消したり、気泡が出来にくくなる要因になります。
濁りがあるかどうかは、水際から離れた高い場所から見るとわかりやすいです。
サラシを狙うときは、底が岩になっている場所を狙うことを意識しておきましょう。
「泡のような」サラシは避ける
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良いサラシの条件として“水中にサラシが厚く出来ていること”も挙げられます。
水面に留まっている泡のようなサラシは、あまり良くありません。
泡のようなサラシが水面の留まっている場合は、潮の流れが起きていないので、魚が居着いていません。
また、切れた海藻などが混じっているサラシもあまり良いものとは言えず、ルアーアクションの妨げになることが多いです。
サラシ+α
サラシは「+αの条件」があれば釣れる可能性がグッと高くなります。
流れ(カレント)、流れのヨレ、ブレイク、スリット(溝)、根などの条件が絡んでいると、魚がいる可能性が高いです。
変化が少ない場所では、フィッシュイーターがベイトを追い詰めやすい壁際も良いポイントの一つ。
壁際を狙う場合は、足元からできるだけ水深がある場所を狙うのがポイントです。
良いサラシを狙えれば釣果UPの可能性大!
良いサラシの条件を知って、それを釣り場で見つけられれば、釣果UPに繋がるかもしれません。
釣れる可能性の高いサラシを見極めて、丁寧なアプローチでサラシを攻略しちゃいましょう。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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台風前後は釣れる?!台風による釣りへの影響と高潮のメカニズムを解説!
台風が多い季節がやってきましたね。
楽しみにしていた釣りの予定がダメになってしまうこともあるかと思います。
今回は、台風で水位や波が高くなるメカニズムや、台風による釣りへの影響を解説します。
台風が来てるときの釣りは要注意!
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台風の多い季節。
台風が来ると水辺の危険度は、一気に高くなります。
危険な状態で無理に釣りしていると、万が一の事故につながってしまう可能性があります。
台風が発生すると海はどうなる?
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台風とは、熱帯の海上で発生した熱帯性低気圧の中で、10分間の最大風速の平均が秒速17.2メートルと強風のものを指します。
台風が発生すると海は大荒れ。
潮位が上がり波が高くなる「高潮」や「うねり」が発生し、波が防波堤を越えてしまうほどの大荒れになることも...。
影響は川にも
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台風は海だけでなく、川にも影響を及ぼします。
豪雨により川の水が増水し、流れも非常に速くなります。
台風が来ると海だけでなく川も含め、水辺でのアクティビティは難しくなります。
高潮のメカニズム
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台風が上陸しなくても、接近しただけで警戒が必要になるのが「高潮」です。
では、高潮が発生するメカニズムを見ていきましょう。
●吹き寄せ効果
台風の風が海岸に向かって吹くことで、海岸付近の海面が上昇します。
吹き寄せ効果と呼ばれ、風速が早ければ早いほど海面の上昇度は増していきます。
●吸い上げ効果
台風が接近すると気圧が下がり、空気が水面を押さえつける力が弱まり海面が上昇します。
吸い上げ効果と呼び、通常よりも気圧が1ヘクトパスカル低くなると、約1cm程度の海面上昇が起ります。
この、吹き寄せ効果と吸い上げ効果により、高潮が発生するというわけです。
台風前後は釣れる?!
「台風の前後はよく釣れる」と聞いたことありますか?
本当によく釣れるのでしょうか?
▼台風前
台風前は低気圧の影響で、魚の活性が高くなると言われています。
しかし、波が高すぎたりするとルアーが上手く動かなかったり、風で糸ふけが出すぎてしまうことがあります。
台風前は、少しでもうねりがあったり風が強くなる場合は、釣行を控えた方が良いでしょう。
▼台風後
台風後は、台風で荒れてしまった影響が残っています。
魚の種類にもよりますが、底荒れや豪雨による水潮の影響で、釣果が出しづらい場合もあるでしょう。
また、台風一過は暑くなりやすいため、熱中症にも注意が必要になります。
台風の影響を受ける魚
では、台風の影響を受けやすい釣りの対象魚には、どんな魚がいるのでしょうか?
『アジ・イワシ』
比較的泳ぐ力の弱いアジやイワシなどのベイトフィッシュは、荒れているところよりも穏やかな場所を好みます。
なので、台風などで海が荒れると、台風の影響を受けにくい深場へ移動すると考えられています。
『キス・ヒラメ』
浅場は台風の影響で底荒れが起きてしまうので、キスやヒラメなどは、深場へと移動してしまいます。
また、いたとしても濁りの影響で、仕掛けやルアーに気付いてくれないことが多いでしょう。
『アオリイカ』
濁りや水潮を嫌うアオリイカは、台風のような大雨のあとは深場へ避難すると考えられています。
なので、オフショアや水深の深いポイントでは釣れることもありますが、ショアからでは難しいかもしれません。
こんなときは釣りを止めよう!
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ここでは、釣りの予定を立てる際や釣行の前日に確認しておきたい事をピックアップします。
●台風情報を確認
台風が発生したり、接近・上陸している場合、近海は大荒れするでしょう。
釣行予定を立てる際は、台風が発生してないか、日本に接近しているかどうかなどを確認して予定を立てましょう。
●風速を確認
天候が良くて台風の心配がなくても、釣り場周辺では強風が吹いていることがあります。
人それぞれになりますが、風速0〜4メートル程度は釣りに適した風速で、それ以上になると危険性が高くなったり、ストレスを感じやすくなります。
●注意報・警報の確認
天候によって大きく状況が変わる水辺。
大雨や洪水、波浪や高潮、風などに注意が必要なときは、気象庁から注意報や警報が発令されます。
釣り当日はそういった情報も確認し、注意報・警報が出てる場合は釣りは控えた方が良いでしょう。
安全に楽しくが一番!
釣り人ならば、釣りに行きたい気持ちを抑えられないときもあるでしょう。
でも一番はやっぱり、“安全に楽しく”釣りをすること。
台風のときや海・河川が荒れ模様のときは、安全を一番に考えて予定を延期したり中止するなどの判断が必要になります。
安全を第一に考えた、無理のない釣行予定をたてましょう。
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2024年09月13日
釣果を左右する!?『溶存酸素量』って何だ?
『溶存酸素量』
聞いたことはありますか?
釣り人なら水の善し悪しを判断する要素として、たびたび耳にする言葉ではないでしょうか?
今回は、釣り人の釣果を左右してしまうかもしれない『溶存酸素量』について解説します。
『溶存酸素量』とは?
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水の善し悪しを判断する要素として、たびたび耳にする言葉『溶存酸素量』。
この溶存酸素量とは、水中に溶存する酸素の量のこと。
つまり、溶存酸素量=水中の酸素量 ということですね。
溶存酸素量=水中の酸素量
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水中の酸素量が減ると言うことは、人間でいうと「空気中の酸素が薄い」のと同じ状態です。
溶存酸素量が減ることで、魚達は酸欠状態になってしまい、活性も著しく低下してしまいます。
酸素量は目に見えるものではないので、フィールドの環境・状況から読み取りましょう。
●ドブ臭い
水中の溶存酸素量を消費しているのは魚だけでなく、プランクトンや細菌などのような微生物も消費します。
雨や雪解け水などで地上の栄養が一気に流れ込んだ場合などは、微生物が多量に発生し、活発に活動しやすくなります。
微生物が酸素を消費し、溶存酸素量は極めて低くなる。
さらに、微生物が嫌悪的に分解を進めると、結果としてドブのような匂いが発生します。
釣り場でなんとなく“ドブ臭いかも?”と感じたら、溶存酸素量が少ないかもしれません。
ドブ臭いとは少し違いますが、“赤潮”もプランクトンなどの微生物が異常に発生することで、海の色が変わる現象です。
上記同様に、微生物たちが一斉に呼吸することで溶存酸素量が減り、魚や貝などが酸素不足により死んでしまいます。
●“赤い生物”が多い
酸欠状態が長く続いているような場所だと、生息している生物も限られてきます。
体内に酸素を蓄える力がある生物だけが生活でき、その目安となるのが“赤い生物”です。
淡水であればイトミミズやユスリカの幼虫、海水であればゴカイなど。
赤い生物が多く見られる場所は、酸素が足りていない証拠でもあるので、その場所で釣りをするのは考えた方がいいかもしれません。
●水温と溶存酸素量
水に酸素が溶け込める量を決める大きな要因は「水温」です。
水温が上昇すると溶存酸素量は減少。
夏は特に溶存酸素量が少なくなりやすいです。
多くの酸素を期待できる条件
魚の活性や居場所に影響を与える溶存酸素量。
では、水中の酸素量が増える条件はどういったものなのでしょうか?
雨・雪
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雨や雪は、水面に落ちることによって酸素を直接水中に送ったり、水温を下げることで酸素が水に溶け込みやすくしてくれます。
また、雨や雪が降るということは、低気圧も伴っていることが多いので魚が釣れる可能性も高くなります。
サラシ
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波が磯や消波ブロックにぶつかることで出来る「サラシ」は、水中に酸素を多く取り込んでくれる要素です。
そのため、サラシが起きている周辺にはプランクトンも集まりやすく、それをエサとする小魚や中型・大型の魚も集まりやすいです。
また、サラシは水中に広がることで、釣り人の影を魚まで届きにくくしてくれる効果もあります。
流れ込み・落ち込み・堰
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水の流れも空気と接触して酸素を取り込む大きな要因になります。
特に流れ込みや落ち込み、堰などは溶存酸素量も多いです。
夏など溶存酸素量が低下しがちな時には、一級ポイントになることも。
溶存酸素量を知れば釣果が変わる!?
『溶存酸素量』
目に見えるものではありませんが、魚をはじめ水中の生物達の活動に大きな影響を与えます。
溶存酸素量が少ない場所では、釣果を上げるのは難しい。
ただ、溶存酸素量が少なければ、条件の良いポイントに魚が集まりやすくなります。
フィールドの状況を読み取ることは、魚に近づくための第一歩。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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