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2024年09月13日
ショアジギング初心者必見!対象魚から考えるショアジギングのフックセッティング
釣りに関心を持ち、始めた・始めてみようという方も多いと思います。
中でも、比較的簡単で多魚種を狙える「ショアジギング」から始める方も多いのではないでしょうか。
メタルジグを投げて巻くというシンプルな釣り。
しかし、シンプル故に細かな工夫が釣果につながります。
今回は、ショアジギングの対象魚から考えるフックセッティングについて紹介します。
狙う魚やシチュエーションでさまざま
出典・photoAC
メタルジグのフックセッティングは、ショアジギング・オフショアジギングどちらにとっても重要な要素の1つ。
メタルジグとフックのバランスはもちろん、狙う対象魚やシチュエーションによってもセッティングの仕方はさまざま。
主流なのは、青物などを狙う場合はフロントにアシストフック2本、根魚などを狙う場合はフロントにアシストフック1本+リアにトレブルフック。
これらのフックセッティング違いは、魚種によってエサのため方が違うのが理由です。
また、ボトムが岩礁帯なのか砂地なのかなどによっても、フックセッティングが変わってきます。
魚によって喰いつく場所が違う
ブリやヒラマサなどの大型青物は、高速で泳ぎベイトフィッシュの頭に回り込んで、頭から吸い込んで捕食する習性があります。
なので、青物を狙うときはフロントフックが重要です。
一方でカサゴやハタ類などの根魚は、遊泳速度が遅いのでテールへのバイトが多くなります。
なので、リアフックが大事になります。
対象魚で考えるフックセッティング
●フロントアシストフックのみ
ベイトフィッシュの頭から食いつく青物に対しては、フロントにアシストフックを付けるのが主流になっています。
頭か襲いかかるので、トレブルフックがなくても、フロントフックだけで対応可能というわけです。
●アシスト+トレブルフック
遊泳速度が速くなく、何とか追いかけてバイトしてくるロックフィッシュなどには、リアにトレブルフック+フロントにアシストフックの組み合わせ。
ロックフィッシュはバイト位置が不規則なので、フロント・リアフック両方あった方がキャッチできる可能性が高くなります。
フィールド・シチュエーションで考えるフックセッティング
出典・photoAC
根掛かりの可能性が少ないサーフでは、リアにトレブルフックを付けてフッキング重視にできる。
逆に、磯場や岩礁帯、根が激しいエリアでは、根掛かりが多発するのでフックセッティングに工夫が必要になることもあります。
地形変化が激しくて根掛かりが怖いからフロントフックだけにするなど。
ただ、根魚は遊泳速度も遅くルアーに対してのバイト位置も不規則なので、リアもフロントも付けておきたい。
必ずしもリアにはトレブルフックを付けなきゃ行けないという決まりはないので、シングルフックで少しでも岩に針が掛かりにくくしたり。
根魚も狙うことができる、岩礁帯・磯場でのショアジギングにおけるフックセッティングは難しいですね。
フックセッティングの工夫が釣果につながることもある!
メタルジグを投げて巻くだけと、比較的簡単にできることで人気の高いショアジギング。
ターゲットやフィールドに合わせて、フックセッティングを工夫することで釣果につながることもあります。
自分なりのフックセッティングで、ショアジギングを楽しみましょう。
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2024年09月10日
【シガテラ毒の恐怖】魚を食べるときにも注意が必要?!症状と対策についても解説
“シガテラ”という恐ろしい毒をご存じですか?
最初はすごく小さなプランクトンから始まり、食物連鎖を経て人間がシガテラ毒を蓄えている魚を食べると、吐き気や下痢、めまい、頭痛などさまざまな症状を引き起こします。
今回は、シガテラ毒の特徴をはじめ、対処法や予防について紹介します。
シガテラ毒とは?
出典・illustAC
シガテラ(Ciguatera)とは、亜熱帯の海に生息する、毒素に汚染された魚を摂取したことによって引き起こされる食中毒のことです。
日本では沖縄での発生がほとんどでしたが、近年では海水温の上昇により本州でも発生が確認されています。
原因は食物連鎖
出典・illustAC
シガテラによる食中毒の原因は、食物連鎖にあります。
シガテラは特定の魚がはじめから保有している毒ではありません。
シガテラ毒を作り出す渦鞭毛藻(うずべんもうそう)という植物プランクトンが付着した海藻を小魚が食べ、その小魚を大型魚が食べ、さらに人間が食べる。
そうした流れで、シガテラ毒による食中毒が発症します。
渦鞭毛藻(うずべんもうそう)とは?
渦鞭毛藻(うずべんもうそう)とは、シガテラの原因となる植物プランクトンの一種。
渦鞭毛藻自体は海水・淡水どちらにもみられる。
シガテラを作り出す種は、主にサンゴ礁海域の海藻に付着し増えていきます。
極小のプランクトンから始まる食物連鎖の毒は、人間の身体にまで侵入してきます。
シガテラ毒の中毒症状
出典・illustAC
人間がシガテラを摂取した場合、さまざまな症状を引き起こします。
中毒症状は通常1時間〜8時間程度で発症することが多いようですが、2日以上経ってから発症した例もあるようです。
症状は大きく分けると2種類。
●消化器系
嘔吐、下痢、腹痛が数日〜数週間続く
●神経系
頭痛や筋肉に対する痛み、不整脈、血圧低下、徐脈、めまい、など。重症の場合、数か月続くこともある。
ドライアイスセンセーションが現れたら要注意!
ドライアイスセンセーションとは、感覚異常の一つ。
いつもより水が極端に冷たく感じたり、本来暖かい物が冷たく感じたりする症状です。
魚を食べたあとにこのように感じることがあればシガテラ中毒の可能性があるので、早めに医療機関を受診しましょう。
現在シガテラ毒の治療法はない?!
死亡率こそ低い物の、重症の場合は回復するまでに数ヶ月〜1年上以上掛かることもあるシガテラ毒。
しかし、現在シガテラ毒に対する根本的な治療方法はありません。
ただ、医療機関では薬剤投与などにより、症状を軽くすることはできます。
疑わしい症状が出た場合は、早めに医療機関を受診した方が良いでしょう。
シガテラ毒を回避するには?
出典・photoAC
フグだったら見れば毒を持っているのがわかります。
シガテラ毒の場合は、毒を持っているかどうかは見た目では判断できません。
そして厄介なのが、シガテラ毒は加熱調理しても毒素がなくならないことです。
食べた魚に毒素があるかどうかは、食べてから体調に異常が出てはじめてわかります。
回避するには、シガテラ毒を保有する可能性がある魚を知ることが大事です。
シガテラ毒を保有する可能性がある魚
シガテラ毒を保有しているかどうかは見た目では判断できません。
なので、回避するためには毒化した魚を食べないことしか対策が出来ません。
シガテラ毒を保有する魚は、400〜500種と言われています。
シガテラ毒を“保有してる可能性”がある代表的な魚を紹介します。
あくまで可能性なので、紹介した全ての魚がシガテラ毒を保有するとは限りません。
・ヒラマサ
・ブリ
・イシガキダイ
・ウツボ
・バラハタ
・ギンガメアジ
など。
これらの魚意外にも、シガテラ毒を持つ可能性がある種類が確認されています。
詳しくは厚生労働省のホームページを確認してください。
厚生労働省HPシガテラ毒詳細ページはコチラ
症状が出たらすぐ病院へ!
釣りの醍醐味の一つは、釣った魚を食べること。
しかし知識の無い場所で釣った魚には十分注意してください。
シガテラ毒と思わしき症状が出た場合にはすぐに病院へ行きましょう。
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早い・強い・簡単!『ファイヤーノット』の結び方
沢山あるメインラインとリーダーの結束方法。
今回は、比較的簡単かつ早く結べて、結束強度も申し分ない『ファイヤーノット』を紹介します。
摩擦系ノットよりも簡単に結束でき、電車結びよりも強いのでビギナーの方にもオススメのノットです。
『ファイヤーノット』って?
ファイヤーノット。
元をたどると、バークレイ社から発売されている「ファイヤーライン」用に開発されたノットみたいです。
誰でも簡単に素早く結束することが可能なノットです。
強度としては編み込む摩擦系ノットと比べると劣るものの、実用性的にも十分な強度があります。
素早く結束できるので、緊急時などここぞの時に使うノットとしても優秀と言えますね。
『ファイヤーノット』の結び方
ファイヤーノットの結び方を紹介します。
手順@
リーダーで輪っかを作ります。
手順A
できた輪っかに、メインラインを下から通します。
※青がリーダー、赤がメインライン
手順B
リーダー端線側に向かって、メインラインを10回巻き付けていきます。
※わかりやすいように紐でやっているので、巻き付け回数を減らしています。
手順C
メインラインにかぶせるように、折り返して10回(手順Bと同数)巻き付けていく。
手順D
巻き付けたら、メインライン端線を輪っかの上から通します。
手順E
結び目を湿らせゆっくり引っ張り締め込みます。
しっかり締め込まないとすっぽ抜けの原因になってしまうので注意しましょう。
最後に余分なラインをカットして完成です。
急な対応にオススメ!
摩擦系ノットと比べると劣りますが、早くて簡単に結束できるファイヤーノット。
スピーディーに組み上げられて、強度的にも申し分ありません。
フィールドで必ず役に立つノットなので、是非マスターしてみてください。
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