新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2024年09月06日
【リーダー+リーダー】リーダーが短くなったときあなたはどうする?
ルアーを結び変えたり、根ズレなどによりざらざらになったり、釣りをしているとリーダーが徐々に短くなってく。
そんな時、みなさんはどうしていますか?
リーダーを結束し直すのは時間がもったいない。でも、最適なリーダーの長さよりも短いとライントラブルが起きるリスクもある。
そんな時に便利なのが、“リーダー+リーダー”というラインシステムです。
徐々に短くなっていく・・・
釣行前にしっかりリーダーを組んで準備しても、ルアーを結び直したり、魚の歯や根ズレなどでダメージを受けた部分をカットしたりしますよね。
そうすると、しかるべき長さを取って組んでいたリーダーも、徐々に短くなってしまう...。
そんな時、あまりに短くなっていたり、時間があるときにはさすがにリーダーを組み直すんですが・・・
絶妙に中途半端な長さが残っていたり、時合の最中などは組み直すかどうか迷いますよね。
リーダーが短くなるとライントラブルが起きる可能性も高くなるけど、でも組み直すのはなぁ。
そんな時に便利なのが、“リーダー+リーダー”という、リーダーにリーダーを付け足すという方法です。
リーダー+リーダー
すでに付いている短くなったリーダーの先に、新しいリーダーを結束する“リーダー+リーダー”。
組み直した方が良いのでは? 強度的な問題は? トラブルは大丈夫?
リーダー+リーダーにすることの不安もあると思うので、メリットを紹介します。
早く結束できる
リーダー+リーダーは、PEラインにリーダーを結束するよりも、簡単で早く結束することができます。
フィールドで細くて柔らかいPEラインにリーダーを結束するのは、そこそこ大変。
夜釣りで手元が見えにくかったり、風があるとラインが煽られたりして特に大変ですよね。
ましてや、ライトゲームなどで極細PEを使っている場合はなおさら。
リーダー+リーダーならば、急いで結びたい時や風が強い状況でも、比較的素早く結束することができます。
強度も安定
PEラインとリーダーを組むのとは異なり、結び方によって強度が左右されることが少ないのもポイントです。
また、多少雑に結束してしまっても、ノット抜けのトラブルなども少ないです。
スピーディーに結べて、安定した強度が得られるラインシステムと言えます。
1つ注意点を挙げるなら、リーダー同士の結束は結び目が大きくなるため、ガイドに巻き込まないように注意しましょう。
実用性◎
どんな状況でも、素早く丁寧に強度の高いノットを組めるのがベスト。
でも、そのためには複雑なノットを素早く結束できるのを前提として、あらゆる状況での多くの経験が必要でしょう。
しかし、リーダー+リーダーというシステムなら、誰でもスピーディに結束できて安定した強度を得られる、実用的なラインシステムといえます。
「フィールドでリーダーを結束するのは苦手だな・・・」という方は、是非1度試してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございます。
X(Twitter)・Instagramのフォローお願いします!
冬になると全滅する?!『死滅回遊魚』って何だ?
生まれた場所とは違う気候の海域にたどり着いてしまい、季節変化によって死んでしまう魚を『死滅回遊魚』(季節来遊魚)と呼びます。
今回は、そんな死滅回遊魚について紹介します。
死滅回遊魚(季節来遊魚)って?
出典・photoAC
死滅回遊魚とは、『生まれた地点とは違う気候の海域にたどり着いてしまい、季節変化によって死んでしまう魚』のことを指します。
例えば、海水温の高い季節に沖縄で生まれた熱帯魚の稚魚や卵が、海流に乗って本州まで流れてくるなんてことがありますよね。
自らの力では回遊はできないこと、“死滅”は印象が悪い言葉であることから、「季節来遊魚」と呼ばれたりもします。
海流にながされてくる
出典・photoAC
死滅回遊魚は、海流に流されて遠くまで流れ着きます。
普段は暖かい海に住んでいる魚が、回遊することができないにもかかわらず海流に流されてしまう。
流れ着いた場所では生きていくことができず、冬になり水温が下がることで、動きが鈍くなり死んでしまいます。
小さな魚や遊泳力の弱い魚は、海流に逆らって泳ぐことができないので、死滅回遊魚になってしまうというわけですね。
「メッキ」は釣り人にとって身近な死滅回遊魚
出典・photoAC
釣り人にとって一番身近な死滅回遊魚と言えば「メッキ」ではないでしょうか。
アジの仲間の死滅回遊魚を総称して「メッキ」と釣り人は呼びます。
メッキの種類としては、ギンガメアジ、ロウニンアジ(GT)、カスミアジ、オニヒラアジがいます。
秋から初冬にかけて15~30cm程度に育ったメッキをポッパーやミノー、ジグやワームなどのルアーで狙えて、釣り人を楽しませてくれますよね。
意外な死滅回遊魚
出典・photoAC
暖かい海に住む熱帯魚の代表格とも言えるクマノミも実は死滅回遊魚。
クマノミと同じく、水族館などで人気者なチョウチョウウオやツノダシの仲間も死滅回遊魚です。
意外なのがハリセンボン。
誰もが一度は名前を聞いたことがあるであろうハリセンボンも、本来は暖かい海に住む魚。
また、南方系のフエダイやハタの仲間も死滅回遊魚として知られています。
死滅回遊を繰り返す理由
出典・photoAC
海流に流されてしまい、着いた先で季節進行による水温の低下に対応出来ずに、死んでしまう死滅回遊魚。
一見すると、無駄死にしているようにも見えますが、視点を変えると未来への投資にも見えます。
周期的に上下していると言われる海水温の変動に、「いち早く適応し生息場所を変えたり広げたりするための戦略」と考えると、非常に面白い生態に感じますよね。
現存している生き物たちは、言ってみれば様々な環境の変化に対応して生き残った、エリート集団。
さまざまな生存戦略や進化の中で、死滅回遊魚が取っている戦略が今は意味の無いことでも、いつか有効になるかもしれないのです。
実際に、近年の海水温の上昇で、死滅回遊魚が越冬するということも起きているようです。
冬を越せない尊い命
死滅回遊魚は、本来生息している暖かい海よりも海流によって遠くまで流され、季節の進行による海水温の低下に耐えられず死んでしまう魚です。
とは言っても、釣り人やダイバー達を楽しませてくれる存在です。
越冬はできないかもしれないけど、流れ着いてきてくれたことに感謝を持って接したいですね。
最後までご覧いただきありがとうございます。
X(Twitter)・Instagramのフォローお願いします!