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2024年09月17日
オフショアゲームの定番!ハーフヒッチが重要な『TNノット』を解説
どんな釣りでも必要になるのが“糸を結ぶ”こと。
今回は、オフショアゲームの定番で、金属パーツとリーダーの結束に使う『TNノット』を紹介します。
ハーフヒッチが高い結束力を発揮するカギになり、歯のある魚にも強いのが特徴のノットです。
『TNノット』
TNノットは、ハーフヒッチで強化することで、金属パーツとの結束に最強とも言われるノットです。
太めのリーダーが必要な中型・大型青物を狙うジギングやキャスティングで、リング類とリーダーの結束に使用し、オフショアゲームでは定番のノットです。
単体で使うのではなく、ハーフヒッチと組み合わせて使います。
ハーフヒッチの回数を増やせば、強度も高くなるノットです。
『TNノット』の結び方
手順@
溶接リングなどの金具にリーダーを2回通し、2つのループを作ります。
リーダーは20cmほど余分に出しておきましょう。
手順A
2つのループを1度締めて整った状態にします。
整った状態を保ちながら、2つのループを少し緩めます。
手順B
リーダー先端を本線の下をくぐらせた後、2つのループに通します。
ループを崩さないように、締め込みます。
リングに対して3つのループで締め込んだ状態になれば、TNノットは完成です。
ここからはハーフヒッチを編み込んで強化をしていきます。
手順C
リーダー先端を本線の下から上にくぐらせループを作り、その中を通します。
手順D
次は上から下にくぐらせます。
リーダーのテンションをしっかり張った状態でするとやりやすいです。
手順E
上下交互にハーフヒッチで6〜8回ほど編み込みます。
一回一回締め込みましょう。
手順F
付け根部分をプライヤーなどで潰すと、ハーフヒッチの緩み防止になります。
潰した部分を残して、余分なラインをカットしたら完成です。
結び方のコツ
●リングにループを作るときに1度綺麗に整えます。
●締め込むときは、ループを崩さないように本線とラインの端を交互にゆっくり締め込みます。
●ハーフヒッチを入れるときは、リーダーを張った状態で真っ直ぐになるように編み込む。
ジギング定番ノット
金属パーツ・溶接リングとリーダーの結束において、オフショアジギングやキャスティングでは定番の『TNノット』。
ハーフヒッチを増やすことで結束強度を高めることも可能で、歯が鋭い魚に対しての対策にもなります。
是非マスターしてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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偏光グラスをするメリットと選び方!
まぶしさを抑えつつ心地よいクリアな視界を確保してくれる「偏光グラス」。
水面のギラつきを抑えてくれるので、釣りにおいては必需品ともいえるアイウェアです。
今回は、偏光グラスをするメリット、そして偏光グラスの選び方を解説します。
偏光グラスとは?
出典・photoAC
偏光グラスとは、偏光レンズを採用しているサングラスのこと。
まぶしさを抑えつつ、クリアな視界を確保してくれます。
強烈な光の乱反射に悩まされる野外活動(車の運転・スポーツ・アウトドア)において、必需品とも言えるアイウェアです。
普通のサングラスとの違い
普通のサングラスと偏光グラスの違いは、“反射光をカット”してくれること。
偏光グラスに使われる偏光レンズとは、レンズ本体に挟まれた偏光膜といった“フィルム”により、眩しさの原因と言われる反射光をカットする色付きのレンズです。
一方で普通のサングラスは、“眩しさを軽減”することしかできず、反射光をカットすることはできません。
反射光をカットするか・しないかが偏光グラスと普通のサングラスとの違いです。
偏光フィルムには肉眼では確認できない細かなスリットが入っています。
水の照り返しなどの反射光は、“横方向”の偏った光が大半を占めています。
そして偏光グラスには“横方向の光を通さない”という性質があるので、照り返しや乱反射だけをカットしてくれるというわけです。
釣りでのメリット
出典・photoAC
釣り場では、太陽の光が水面に反射し、水中の様子がわからないことが度々あります。
その対策として偏光グラスをかけることで、乱反射によって遮られていた、水面下の状況を確認することが可能に。
どこに魚が潜んでいるのか?魚が潜んでいそうな障害物の位置は?ルアーに魚が追いかけてきていないか?などなど......。
釣りにおいて視界から得られる情報というのはとても重要です。
偏光グラスの有無が釣果を大きく左右するといっても、過言ではありません。
例えばサイトフィッシング。
魚をいち早く目視で発見し、魚の反応を見ながら、手を替え品を替え、魚を釣りあげる。
なので、サイトフィッシングでは水中の様子がよく見えていることが絶対条件。
それをサポートしてくれる偏光グラスは重要な釣り具の一つといえます。
また、釣りは水面を見ている時間が長く、かなりのストレスが目にかかります。
強烈な乱反射や紫外線から目を保護し、疲れを軽減してくれるのも、偏光グラスのメリットです。
偏光グラスの選び方
出典・photoAC
レンズもフレームの形状も様々な偏光グラス。
いざ選ぶとなったら迷ってしまいますよね。
色々ある偏光グラスの中から最適な一本を選ぶためのポイントを見ていきましょう。
●偏光度
偏光度とは、反射光をどれだけカットするのか、といった性能を数値化したもの。
偏光度は%で表記され、偏光グラスのスペックに記載されています。
通常90%以上のものを偏光レンズと呼びます。
●可視光線透過率
可視光線透過率とは、取り込む光の量を0〜100%で数値化したもの。
偏光度とは反比例の関係にあり、偏光度は高ければ高いほど反射光をカットしてくれますが、それに反して、可視光線透過率は低く(取り込む光の量が少なく、視界が暗く)なります。
色の濃いレンズは快晴時には丁度良いですが、光量の少ない朝夕・曇天時などは暗すぎますよね。
なので、使うシチュエーションに応じて、可視光線透過率を選ぶ必要があります。
偏光サングラスの可視光線透過率は概ね10〜40%の範囲。
シチュエーションに応じた目安は以下の通りです。
・快晴〜晴れ:10〜20%クラス
・晴れ〜曇天:20〜30%クラス
・曇天〜雨天:30〜40%クラス
●レンズカラー
偏光グラスはレンズのカラーも様々です。
グレー、ブラウン、イエローなどなど。
それぞれに特徴があるので、可視光線透過率と同様にシチュエーションで選ぶといいでしょう。
・グレー系:明るい時の眩しさを抑えたい場合
・イエロー系:朝夕や曇天で光量が少ない場合
・ブラウンやコパー系:釣り向き。特にサイトフィッシングで水中の障害物をコントラストを強調して見たい場合
●コーティング
コーティングにも種類があり、レンズを傷つきにくくする「ハードコーティング」、目の映り込みを防いだり可視光線透過率を高める「マルチコーティング」。
強い反射を押さえたりできる「ミラーコーティング」なんてものあります。
真夏にボートフィッシングなどで、強い反射を押さえたいならミラーコーティング選ぶなど、状況に合わせて選びましょう。
●フレームの形状
偏光グラスで一番重視したいのが、フレームの形状です。
人それぞれで顔の形が違うので、まずは掛けていてずれないフレームを選びましょう。
その次に、隙間から光が入ってこないような遮光性の高いフレームがいいのか、おしゃれなデザインがいいのかといった順で選ぶと失敗が少ないです。
偏光グラスは長時間かけていたり、釣りシーンでは磯を歩いたりキャストなどの激しい動きもあるので、掛け心地や軽量性が重要です。
●度付きかオーバーグラスか
以前は高価だった度付きの偏光グラスも、今はメガネ同様に非常に安く作れるお店が増えています。
メガネユーザーであれば、オーバーグラスやクリップオンタイプといった選択肢もあります。
薄暗いときはメガネで、明るくなってきたらメガネを仕舞い、度付きの偏光グラスをかける。
地味で面倒な作業ですよね。
オーバーグラスやクリップオンタイプは、使っているメガネの上から掛けるだけ。
度付きの偏光グラスを作るよりも、費用を抑えることが可能です。
中には、マグネット式で偏光グラスプレートを取り付けられる商品もあります。
普段はメガネとして使い、釣りやレジャーシーンでは偏光グラスとして活躍します。
偏光グラスは重要な釣り具の一つ!
偏光グラスは、一概に「この色がいい」「このレンズがいい」と言えるものではありません。
シチュエーションに合わせて選ぶことが大切です。
また、掛けていてストレスがないように、自分の顔の形に合ったものを選ぶことが重要です。
偏光グラスの有無で釣りがガラッと変わります。
安価なものでもいいので、ぜひ偏光グラスを持って釣りに行きましょう。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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2024年09月14日
釣果を左右する!?『サラシ』の善し悪し
岸からの海釣りでたびたび耳にする『サラシ』というワード。
ヒラスズキやロックフィッシュ、ヒラマサなどを狙う際には重要な要素の一つです。
今回は、釣果を左右するサラシの善し悪しを判断する方法を紹介します。
『サラシ』が釣れる理由
出典・photoAC
磯のルアーフィッシングで重要な要素の一つ『サラシ』。
ヒラスズキ・ロックフィッシュ・ヒラマサなどの攻略に欠かせない要素の一つですよね。
一般的にサラシは“魚を集めやすい”といわれますが、その理由を見ていきましょう。
@酸素が豊富
出典・photoAC
サラシは岸や根で波が砕けて空気と混ざったものです。
なので、酸素を豊富に含み多くの魚を集める要因になります。
また、酸素が豊富なことで魚の活性も高くなりやすく、ルアーへの反応が良くなることもサラシの特徴です。
Aプランクトンが集まりやすい
サラシがあるところは流れが収束しているところが多いです。
なので、プランクトンが集まりやすい傾向があります。
また、気泡の影響で植物プランクトン同士がくっつき、それを捕食する動物プランクトンが集まり、さらに小魚が寄り、中・大型の魚が寄ってくると行った食物連鎖も起きます。
Bベイト(エサ)が集まりやすい
出典・photoAC
サラシは酸素が豊富で、プランクトンが集まりやすいことから、それを捕食する小魚(ベイト)も集まりやすいです。
集まってきた遊泳力の弱いベイトは、複雑な流れにより泳ぎが制限されるので、フィッシュイーター達にとって捕食しやすい絶好のエサになります。
C魚から見えにくくなる
サラシは気泡により白く濁ることで、影を落とさず人の気配を消すことができます。
また、サラシ自体が太陽光を遮り水中に影を作ることで、魚の警戒心も薄くなりやすいです。
さらには、波の音が人の足音などをかき消してくれる効果も期待できます。
『サラシ』の善し悪し
出典・photoAC
サラシは釣れると言っても、全てのサラシが好条件になるとは限りません。
サラシにも善し悪しがあります。
見た目で判断できる“良いサラシの条件”をチェックしていきましょう。
サラシの規模が大きい
出典・photoAC
サラシは規模が大きい方が魚を釣りやすいです。
規模が大きければそれだけプランクトンやベイトが集まりやすく、フィッシュイーターのストックも多くなります。
さらには、サラシが大きいことでルアーをアピールできる距離も長くなり、ルアーを見切られにくくなります。
濁りが少ない
サラシを狙って釣るときには、濁り具合も重要なポイント。
特に、砂が混じっているような濁りは避けたいですね。
砂が混じっていると、泡を消したり、気泡が出来にくくなる要因になります。
濁りがあるかどうかは、水際から離れた高い場所から見るとわかりやすいです。
サラシを狙うときは、底が岩になっている場所を狙うことを意識しておきましょう。
「泡のような」サラシは避ける
出典・photoAC
良いサラシの条件として“水中にサラシが厚く出来ていること”も挙げられます。
水面に留まっている泡のようなサラシは、あまり良くありません。
泡のようなサラシが水面の留まっている場合は、潮の流れが起きていないので、魚が居着いていません。
また、切れた海藻などが混じっているサラシもあまり良いものとは言えず、ルアーアクションの妨げになることが多いです。
サラシ+α
サラシは「+αの条件」があれば釣れる可能性がグッと高くなります。
流れ(カレント)、流れのヨレ、ブレイク、スリット(溝)、根などの条件が絡んでいると、魚がいる可能性が高いです。
変化が少ない場所では、フィッシュイーターがベイトを追い詰めやすい壁際も良いポイントの一つ。
壁際を狙う場合は、足元からできるだけ水深がある場所を狙うのがポイントです。
良いサラシを狙えれば釣果UPの可能性大!
良いサラシの条件を知って、それを釣り場で見つけられれば、釣果UPに繋がるかもしれません。
釣れる可能性の高いサラシを見極めて、丁寧なアプローチでサラシを攻略しちゃいましょう。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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