2024年05月24日
柔らかいロッドのメリット・デメリット
ロッドのスペックには、必ず硬さ(パワー)を示す表記があります。
一つのモデルでも複数の硬さ(パワー)がラインナップされていますよね。
ロッドパワーによってメリット・デメリットが変わってきます
今回は、柔らかいロッドのメリット・デメリットを紹介します。
硬さ(パワー)とは?
ロッドの硬さは、ロッドパワーとも呼ばれます。
同じモデルの機種でも、異なる硬さ(パワー)がラインナップされています。
ロッドパワーは以下のような表記が一般的です。
UL(ウルトラライト)
↓
L(ライト)
↓
ML(ミディアムライト)
↓
M(ミディアム)
↓
MH(ミディアムヘビー)
↓
H(ヘビー)
↓
XH(エクストラヘビー)
ライト=軽量級ルアー用、ミディアム=中量級ルアー用、ヘビー=重量級ルアー用となります。
ヘビーに行けば行くほど硬く、パワーが強くなります。
柔らかいロッドのメリット
出典・photoAC
それでは、柔らかいロッドのメリットを見ていきましょう。
【軽いルアーを投げられる】
ロッドが柔らかいと言うことは、小さい力で良く曲がると言うことです。
なので、ルアーが軽くても良く曲がり、ロッドの反発力を使ってキャストできます。
軽量ルアーでも飛距離を出しやすくなります。
【バイトを弾きにくい】
柔らかいロッドには、魚のバイトを弾きにくいという利点もあります。
魚がバイトしその重さがティップ(竿先・穂先)に伝わっても、ティップがしなやかにしなることで、魚に違和感を与えずに食わせを行うことが可能です。
【バレにくい・ファイトを楽しめる】
柔らかいロッドは良く曲がるので、魚が急に突っ込んでも、ロッドが追従してくれます。
つまり、バレにくいというメリットがあります。
また、竿のしなりを楽しんだり、魚とのやり取りを楽しむこともできます。
【軽い傾向にある】
製品・モデルにもよりますが、柔らかいロッドは硬いロッドよりも直径が細いです。
なので、その分自重も軽くなっています。
グラスなど、素材によっては重くなる場合もあります。
柔らかいロッドのデメリット
出典・photoAC
メリットを見たところで、次はデメリットを見ていきましょう。
【重たいルアーが投げられない】
柔らかいロッドは軽いルアーを扱うには適していますが、重量のあるルアーを扱うことができません。
柔らかいが故にしなりすぎてしまい、キャストのしやすさや飛距離にマイナスに働いてしまうのです。
【フッキングが決まらない】
柔らかいロッドだと、フッキングの際に上手く力が伝わらず、フッキングが甘くなってしまう可能性が高くなります。
遠投した先でバイトがあった場合などは、よりフッキングが難しいです。
柔らかいロッドを使うエリアトラウトなどでは、小さい力でフッキングができるように、鋭利な細軸のフックを使ったりします。
【パワーファイトができない】
柔らかいロッドは魚の走りに追従してしまう特徴があります。
魚とのファイトをじっくり楽しめる反面、大物が掛かった際には、ロッドのパワーで魚をとどめておくことができません。
結果、魚にいいように走られ、根ズレしてしまいラインブレイクを引き起こしてしまうことも。
【ボトムが取りにくい】
固めのロッドならば、コツコツといったボトムに当たっているのを感じ取ることが可能です。
しかし、柔らかいロッドではボトムの地形変化や障害物に当たっても、ロッドがしなって衝撃を和らげてしまいます。
なので、ボトムの様子を感じ取りにくくなります。
ロッドの硬さはお好みで
今回は、柔らかいロッドのメリット・デメリットを紹介しました。
ロッドには、柔らかいものや硬いもの、その中間に位置するものなど、様々な硬さのものがラインナップされています。
もちろん、それぞれにメリット・デメリットがあり、対象魚や釣り場、使うルアーなどによって向き不向きが分かれます。
はじめはその釣りのジャンルの基準になる中間的なルアーを扱える「ミディアムやミディアムライト」で、中間的な硬さを体感することが大切です。
そして、釣りをしていく中で「もっと軽いルアーを投げたいな」「もっとパワーが欲しい」といったシーンに出会うので、必要に応じて別の硬さ(パワー)のロッドを買い足していくのがオススメです。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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