この記者会見に落ち着かないのが、総裁選に出馬予定とされる高市早苗経済安全保障相(63)だろう。
岸田首相が新総裁に選ばれた2021年の総裁選で、高市氏は安倍晋三元首相の応援を得て推薦人を確保し出馬。4人の候補中3位だったが、国会議員票では河野太郎デジタル相を上回る2位だった。その後も高市氏は、勉強会「『日本のチカラ』研究会」を昨年から開催するなど、総裁選に向けて「応援団」の確保を図ってきた。今回の総裁選でも、亡くなった安倍氏の路線を継承するとして、保守系議員の支援を得て立候補する意欲を示している。
高市氏は8月に入り、全国で精力的に講演会を開催している。どの会場も満員で人気の高さがうかがえる。しかし小林氏の出馬会見直前の講演会では、
「あの人が、この人がと思っていた人が(他陣営に)行ってしまっている」
と焦りを見せた。
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