阪神が14日、18年ぶり6度目となる悲願のリーグ優勝を達成した。優勝まで紆余曲折合った今年の阪神。岡田監督語録で「事件簿」を振り返ってみた。
―3月31日・開幕戦のDeNA戦で。終盤は追い上げられながらも、逃げ切り勝ち。
「3点差あって。（8回の小幡の適時打）あの1点で楽にしたと思ったんだけど。まあ
こんなもんでしょう、開幕ね。（湯浅は）内容は抜きにして0点で抑えたのはよかったんじゃないかな」
―4月11日巨人戦。なかなか佐藤輝に快打の兆しが見えないことに。
「そら見えへん。見てのとおりやんか。そんなん、お前。そういう質問は分かっていることやから、あんまり…。結果論を言うてもしゃあないやん」
―同12日の巨人戦で、先発・村上頌樹が7回パーフェクトの好投ながらも交代。試合は延長戦で勝利し、今の心境を問われると。
「いやいや、心境はまあ、勝ったからね、よかったようなものの、ねえ。頭の中でずうっとね、完全試合いけたんかなあっていうね。それは残ってますね。ちょっとね、片隅にね」
―5月19日の広島戦で青柳が5回7失点。
「うん、いやあ、ずっとやんか。そらボール自体もあかんのやろ。5点もとられるんやから。再調整って、そらもうこっちが決めることやからな。まあ、普通に考えたらそうやんか。（自分で立ち直ってもらわないといけない）いや、もうええわ青柳の話はもう、ほんまに（笑）分かるやんか、そんなもん、お前。毎回毎回、同じことを」
―6月6日の楽天戦で、ボール球を振るノイジーに。
「もう俺も辛抱できひんからな。はっきりいうてな。立っといたら全部フォアボールやんか。そんなんお前、何十回目よ。おん」
―6月15日のオリックス戦で逆転となる2本塁打を浴びた湯浅に。
「うーん、まあ…、そらなあ。一発食らったらあかん場面やからな。これはもう投げさせられへんよ、うーん。そら6回、7回に行けとは、そういうポジションでいけ、いうピッチャーじゃないわけやんか。」
―7月8日のヤクルト戦で、走塁ミスした大山に。
「いやいや、もう前の試合から走塁ミスばっかりやろ。なあ。考えられへんけどなあ。なんで止めへんのやろ。三塁コーチャーも。何回目か、知ってる。今年。プロ野球で。えーっ。ほんま。野球をもっと見て、もっと勉強せなあかんわな。おんなじこと。おんなじミスばっかりするやろ」
―同15日の中日戦で、9回に同点に追いつかれ、延長10回に勝ち越しを許す逆転負け。試合後の会見は拒否で。
「なしやって言うてんねん！」
―同22日のヤクルト戦で大山が判断ミス。
「3点差で一、二塁でタッチアップ初めて見たわ。びっくりしたわ、俺。ベンチからいちいちそんなん言われへんやろ。3点差でタッチアップする？え？1点差やったらタッチアップやん。3点差でタッチアップしてどないすんの。
―8月13日のヤクルト戦で梅野が死球。骨折が判明。
「ああ、骨折みたいですよ。今年は無理でしょう。いやあ、もうそれは無理やと思いますよ。あそこでデッドボールになるような厳しい攻めをする場面でもないし、カウントとかを考えるとね非常に困りますね。そういう、骨折までいくとねえ、近本もそうだったけど」
―同16日の広島戦に勝ち、優勝マジックが初点灯。
「まだまだそらあれよ、全然関係ないよ。（今後も厳しい優勝争いの戦いが）え、どこと優勝争いしてるの？分からんけど、俺らは一つずつ勝っていくだけやんか。別に優勝争いとかしてないで」
―同18日のDeNA戦で、二盗を巡る判定について不服を申し立て、試合後は会見なし。
「もうしゃべることないわ」（翌日、球場入りする際には「（意見書は？）もう出したやろ」、「（判定についての見解を聞かれるが）知らんがな」。
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