マイナンバーカードを巡るトラブルが止まらない。健康保険証とカードを一体化した「マイナ保険証」については、別人の医療情報が誤登録された事例が7000件以上発覚。来年秋に従来の保険証が廃止されることに多くの国民が不安を感じている。ところが、河野デジタル担当相は、何が何でも現行の保険証を廃止するつもりだ。
河野大臣は16日の会見で、公明党の山口代表がラジオ番組で「(現行の)保険証も併存させるアイデアもある」と、保険証の廃止“撤回”を提案したことについて、「国民の不安解消が極めて重要という趣旨だと思う」と発言。来秋の保険証の廃止方針を変えない姿勢を鮮明にした。せっかくの“助言”を突っぱねた格好だ。
「マイナ保険証を巡っては、続々と問題が発覚し、内閣支持率も下落している。山口代表の発言は、ある意味、政府が方針転換するための“助け舟”でした。『山口代表のご意見も踏まえて……』などと発言すれば、軌道修正できたかもしれない。なのに、全否定してしまった。これで軌道修正は難しくなった。完全に“自爆”ですよ」(永田町関係者)
2023年06月18日
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