2018年10月05日
センター現代文の攻略 基礎編第4回 〜選択肢を正しく選べるようになろう〜
前の記事を読んでいない方はぜひ先にご覧ください。
手順を順番に説明しているので。
バックナンバーはこちら
センター現代文基礎編第0回「現代文という科目の誤解」
センター現代文基礎編第1回「現代文の三角関係を理解しよう」
センター現代文基礎編第2回「大きな視点で読めるようになろう」
センター現代文基礎編第3回「読むべき場所を限定しよう」
そろそろ基礎編も終わりに差し掛かってきました。
基礎編の後は実践編で練習を重ねていきます。
テキストの方まだの方はこちらからお買い求めください。
__________________________________________________
今回はセンター現代文基礎編第4回です。
目標は正しい選択肢を選べるようになることです。
前回までのポイントを押さえれば、文章自体の理解はできるようになるし、
出題者の意図に感覚的には答えることもできます。
しかし、センター試験においてはもう一段階の壁があります。
それは、正しい選択肢を選びきることです。
正しい方法で文章を理解しても、正解の選択肢を選びきれなければ、0点になります。
これは部分点を狙っていく二次試験とは異なって非常に厄介です。
事実、これまで見てきた生徒でも、文章は読めて自分なりの言葉で正しい答えを想定できているのになぜか誤りの選択肢に目がいってしまうということが多いです。
そこで、過去問を20年分分析すると、
不正解の選択肢はあるパターンで作られていることが分かってきました。
この記事ではそのパターンを具体例を使いつつ説明していきます。
理想としては、自分の考えた答えが書いてある選択肢をすんなり選びたいのですが、
慣れるまではそうはいかないでしょうし、迷ってしまうこともあると思います。
今回扱う不正解の選択肢パターンの内容は、あくまでも補助的なものだと思ってください。
確かに、紹介する方法を使えば、極端な話、文章を全く読まなくても
選択肢は絞ることができます。
でも、それは本来の現代文の攻略ではありません。
あくまでも、正しい読み方ができて、正しい答えを想定できる。
そして、自信をもってその答えと同じ選択肢を選ぶ。
その理想の状態になるまでの間の補助ツールとして使ってくださいね。
__________________________________________________
では先にパターンを紹介します。
パターンA 対比の逆
まあこれは読んで字のごとくです。
パターンB 本文不記述
これもそのままです。
パターンC 不適切な因果関係
例えば、本文に「A⇒B」とあるのに「B⇒A」とか「A+B(添加)」
にして誤りの選択肢を作ります。
パターンD 不適切な言いかえ
例えば、本文には「満足感」とあるのに「充足感」など
不正確な言いかえをして誤りの選択肢を作ります。
※満足とは基準があってその基準を超えた場合に使う。
充足とは基準関係なしに満たされていると感じた時に使う
パターンE 根拠のない比較
これはめちゃめちゃ引っかかります。
なぜ引っかかるかというと、その比較は常識的な比較だからです。
選択肢だけ読んでいると「そらそうやろ」と思って疑わないわけです。
ただし、本文にその比較がなければ答えにはなりません。
あくまでも、本文に書いてあることを選ばないといけません。
だから、選択肢に比較表現があれば疑いましょう
パターンF 過度な主張
評論文は中立的な立場から主張をする文章です。
ゆえに、「必ず」「〜なければならない」といった選択肢は外しましょう。
本文にそんな強い口調で主張がされていることはありません。
ということで以上の6パターンです。
実際に、センター試験の過去問で確認しましょうか
2004年本試験「聴衆のポストモダン」を題材にしましょう。
この問題はセンター試験のなかでもかなり綺麗な問題です。
教材として扱う価値の高い問題です。
センターの過去問は25年分はやりたいところです。
持っていない方はこちらから購入できます。
一応、自分で解いてみてから以下の解説を見てもらったらいいと思います。
なお、各選択肢の不正解パターンは白字で書いているので、
自分で答えを想定できたら反転させて確かめてください。
問2 正解は@
@正解の選択肢
A後半の内容が本部不記述
B前半後半ともに対比の逆
C後半の内容が対比の逆
D後半の内容が本文不記述
問3 正解はD
@論理の貫通を無視していて本文不記述
A論理の貫通を無視していて本文不記述
B論理の貫通を無視していて本文不記述
C論理の貫通を無視していて本文不記述
D論理の貫通に適していてこれが正解。
※5〜7段落は具体例。4段落と8段落及び9段落との間で論理が貫通している。
4段落に傍線部があるので、読むべき場所は8〜9段落のみ。
具体例を読んでしまうと不正解の選択肢に流れてしまいやすい。
問4 正解はB
@後半の内容が本文不記述
A「真面目に」が不適切な言いかえ(真面目にと純粋には異なる)
B正解
C前半の内容が本文不記述
D後半の内容が本文不記述
問5 正解はA
@後半の内容が根拠のない比較
A正解の選択肢
B後半の内容が過度な主張(圧倒的なは強すぎる)
C後半の内容が根拠のない比較
D前半の内容が本文不記述
問6 正解はCとD
@「不真面目になる必要」は本文不記述
A「歓迎している」は本文不記述
B「より高く」は根拠のない比較
C正解
D正解
E「それ以上に」は根拠のない比較
このような感じです。
今回は基礎編なので簡単にまとめてしまいましたが、
実践ではもっと丁寧に見ていこうと思います。
最後に、繰り返しになりますが、
理想形はこんなテクニックなど使わずに、自分の考えた答えと
最も近い選択肢を自信をもって選べることです。
それまでの補助的ツールとして使ってみてください。
次回は小説独特の注意点について扱います。
小説は実は本来読むべき分量は20行もあれば十分です。
全部読んでいませんか?時間に悩んでいませんか?
そんな人には(そうでない人もですけど)ぜひ読んでもらいたいと思います。
それではお疲れさまでした。
次回の記事でお会いしましょう!
手順を順番に説明しているので。
バックナンバーはこちら
センター現代文基礎編第0回「現代文という科目の誤解」
センター現代文基礎編第1回「現代文の三角関係を理解しよう」
センター現代文基礎編第2回「大きな視点で読めるようになろう」
センター現代文基礎編第3回「読むべき場所を限定しよう」
そろそろ基礎編も終わりに差し掛かってきました。
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今回はセンター現代文基礎編第4回です。
目標は正しい選択肢を選べるようになることです。
前回までのポイントを押さえれば、文章自体の理解はできるようになるし、
出題者の意図に感覚的には答えることもできます。
しかし、センター試験においてはもう一段階の壁があります。
それは、正しい選択肢を選びきることです。
正しい方法で文章を理解しても、正解の選択肢を選びきれなければ、0点になります。
これは部分点を狙っていく二次試験とは異なって非常に厄介です。
事実、これまで見てきた生徒でも、文章は読めて自分なりの言葉で正しい答えを想定できているのになぜか誤りの選択肢に目がいってしまうということが多いです。
そこで、過去問を20年分分析すると、
不正解の選択肢はあるパターンで作られていることが分かってきました。
この記事ではそのパターンを具体例を使いつつ説明していきます。
理想としては、自分の考えた答えが書いてある選択肢をすんなり選びたいのですが、
慣れるまではそうはいかないでしょうし、迷ってしまうこともあると思います。
今回扱う不正解の選択肢パターンの内容は、あくまでも補助的なものだと思ってください。
確かに、紹介する方法を使えば、極端な話、文章を全く読まなくても
選択肢は絞ることができます。
でも、それは本来の現代文の攻略ではありません。
あくまでも、正しい読み方ができて、正しい答えを想定できる。
そして、自信をもってその答えと同じ選択肢を選ぶ。
その理想の状態になるまでの間の補助ツールとして使ってくださいね。
__________________________________________________
では先にパターンを紹介します。
パターンA 対比の逆
まあこれは読んで字のごとくです。
パターンB 本文不記述
これもそのままです。
パターンC 不適切な因果関係
例えば、本文に「A⇒B」とあるのに「B⇒A」とか「A+B(添加)」
にして誤りの選択肢を作ります。
パターンD 不適切な言いかえ
例えば、本文には「満足感」とあるのに「充足感」など
不正確な言いかえをして誤りの選択肢を作ります。
※満足とは基準があってその基準を超えた場合に使う。
充足とは基準関係なしに満たされていると感じた時に使う
パターンE 根拠のない比較
これはめちゃめちゃ引っかかります。
なぜ引っかかるかというと、その比較は常識的な比較だからです。
選択肢だけ読んでいると「そらそうやろ」と思って疑わないわけです。
ただし、本文にその比較がなければ答えにはなりません。
あくまでも、本文に書いてあることを選ばないといけません。
だから、選択肢に比較表現があれば疑いましょう
パターンF 過度な主張
評論文は中立的な立場から主張をする文章です。
ゆえに、「必ず」「〜なければならない」といった選択肢は外しましょう。
本文にそんな強い口調で主張がされていることはありません。
ということで以上の6パターンです。
実際に、センター試験の過去問で確認しましょうか
2004年本試験「聴衆のポストモダン」を題材にしましょう。
この問題はセンター試験のなかでもかなり綺麗な問題です。
教材として扱う価値の高い問題です。
センターの過去問は25年分はやりたいところです。
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一応、自分で解いてみてから以下の解説を見てもらったらいいと思います。
なお、各選択肢の不正解パターンは白字で書いているので、
自分で答えを想定できたら反転させて確かめてください。
問2 正解は@
@正解の選択肢
A後半の内容が本部不記述
B前半後半ともに対比の逆
C後半の内容が対比の逆
D後半の内容が本文不記述
問3 正解はD
@論理の貫通を無視していて本文不記述
A論理の貫通を無視していて本文不記述
B論理の貫通を無視していて本文不記述
C論理の貫通を無視していて本文不記述
D論理の貫通に適していてこれが正解。
※5〜7段落は具体例。4段落と8段落及び9段落との間で論理が貫通している。
4段落に傍線部があるので、読むべき場所は8〜9段落のみ。
具体例を読んでしまうと不正解の選択肢に流れてしまいやすい。
問4 正解はB
@後半の内容が本文不記述
A「真面目に」が不適切な言いかえ(真面目にと純粋には異なる)
B正解
C前半の内容が本文不記述
D後半の内容が本文不記述
問5 正解はA
@後半の内容が根拠のない比較
A正解の選択肢
B後半の内容が過度な主張(圧倒的なは強すぎる)
C後半の内容が根拠のない比較
D前半の内容が本文不記述
問6 正解はCとD
@「不真面目になる必要」は本文不記述
A「歓迎している」は本文不記述
B「より高く」は根拠のない比較
C正解
D正解
E「それ以上に」は根拠のない比較
このような感じです。
今回は基礎編なので簡単にまとめてしまいましたが、
実践ではもっと丁寧に見ていこうと思います。
最後に、繰り返しになりますが、
理想形はこんなテクニックなど使わずに、自分の考えた答えと
最も近い選択肢を自信をもって選べることです。
それまでの補助的ツールとして使ってみてください。
次回は小説独特の注意点について扱います。
小説は実は本来読むべき分量は20行もあれば十分です。
全部読んでいませんか?時間に悩んでいませんか?
そんな人には(そうでない人もですけど)ぜひ読んでもらいたいと思います。
それではお疲れさまでした。
次回の記事でお会いしましょう!
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