2018年10月02日
センター現代文の攻略 基礎編第1回 〜現代文の三角関係を知ろう〜
今日から数回に分けて、基礎編として
センター現代文を解く上で必ず知っておいてほしいことを書いていきます。
闇雲に練習しても現代文は伸びないので、
しっかりした解き方を知ってから練習するようにしましょう。
これから紹介する方法は、今まで受験生に指導してきて
効果があったと自信をもって言えるものです。
なお、基礎編と応用編は東進の模試過去問を教材に説明を行います。
記事を見て、一緒に勉強したいと思った方はぜひ購入をお願いします。
実践編では上の2019年版に続いて2018年版も教材に使います。
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__________________________________________________
それでは、今回扱うポイントです。
__________________________________________________
いきなりですが質問です。
入試科目において、現代文が数学や理科と比べて異なることとは何でしょうか?
この質問にすぐに正しい答えを言える人は
現代文が「分かっている側」の人間です。
答えを言いましょう。
それは、「受験生ー出題者ー筆者」の三角関係が存在していることです。
どういうことかというと、数学や理科というのはいわば
「受験生ー出題者」の二者関係で成り立っています。
問題を出す人がいて(大学入試の場合、教授たちです)、
受験生は、出題者が作った問題を解くわけです。
当たり前といえば当たり前ですが、受験とは「出題者」に答えるものですよね。
でも、現代文を解くときに、”「出題者」に答えるという意識”が欠けている人が多いです。
どういうことかというと、多くの受験生は「筆者」への意識が強すぎるんです。
・文章をひたすら読んで、なんとなく傍線部の前後の言葉をつなぎ合わせる。
・筆者はどういうことを言いたいのか理解することに努める。
・とりあえず本文全体の要約をしてみる
こんな解き方をしていて、「出題者」の要求にこたえることができますか?
「出題者」の要求に応えようとしていないのに、入試で高得点をとれますか?
いずれも答えはノーですよね。
入試なんだから出題者の要求をくみ取って、それに応えるのは当然です。
だから、「筆者」の存在がある現代文でもすべきことは同じです。
「出題者」は受験生に何を要求しているのか。
それを理解して、それにこたえる姿勢を持ちましょう。
ということでポイント一つ目です。
ポイントその1
現代文を解くときに、出題者の存在を忘れるな!
__________________________________________________
では、具体的にどうすれば出題者の要求を知ることができるでしょうか?
難しいですか?
聞き方を変えましょう。
出題者は筆者が書いた文章にどのような手を施していますか?
答えは簡単ですよね。
そう、「傍線部を引く」ということだけなんです。
じゃあ初めの質問の答えは何かというと、
「傍線部そのものを分析すること」です。
現代文という科目において出題者ができることはごくわずかです。
本文中に3〜4個の傍線部を引くことだけです。
だから、傍線部そのものを注目することは不可欠なんです。
でも、学校や塾の先生にこう言われたことはないですか?
「まず傍線部の前を見なさい」
「傍線部の後ろに答えが書いてあることが多い」
こんな指導をする先生は現代文がわかっていない側の人間です。
だって、傍線部を見ずに出題者の意図をどう把握すればよいのでしょう?
出題者の意図を知らずしてどうやって入試で高得点を取るのでしょう?
もういいですよね。
大事なのは傍線部の前でも後ろでもありません。
傍線部そのものです。
まずは傍線部に注目をして傍線部を手掛かりにして考えていきましょう。
ポイントその2
一番重要なのは傍線部そのもの!
__________________________________________________
では、次です。
傍線部の分析といわれても…
という人が多いと思います。
どのように分析していくのか説明します。
ではまた質問です。
あなたが出題者だとします。
あなたは文章を読んで大事な内容が4つあると考えました。
傍線部を何本引きますか?
あるいは、何問出題したいですか?
当然「傍線部を4本引いて、4問出題する」ですよね。
漢字問題や語句問題は別にしてですよ。
そうなんです、傍線部は一つの大きな内容につき1本引かれます。
だから、傍線部の数だけ文章は大きなまとまりに分けることができます。
これを利用して次のような作業をしてみましょう
作業@
本文を傍線部の数だけパート分けをする
例えば、図のような全9段落の文章があったとします。
2段落の最後、3段落の最初、6段落の最後、8段落の真ん中
の4か所に傍線が引かれているとします。
どのようにパート分けできるでしょうか?
先ほども言ったように、一つの大きなまとまりに傍線部は一つです。
同じ内容で2問出題しても意味がないですからね。
答えは例えばこんな感じです。
このように、傍線部の場所をヒントにしながら、(段落頭もヒントになります)
パート分けをすると、うまくできるかと思います。
まずは「パート分け」をすることが高得点を取るためのスタートです。
ページ末に練習問題をつけるので、次の記事を見るまでに答えを考えておきましょう。
ポイントその3
傍線部を手掛かりにしてパート分けをしよう!
__________________________________________________
お疲れさまでした。
今日は3つのポイントについてみていきました。
はっきり言って、この3つのポイント知っているだけで
相当他の生徒と差をつけられているといえます。
引き続き具体的な解き方の説明を行っていくので、
次の記事以降も見てくださいね!
では今日の内容を確認するために何問か練習しましょう
問 以下の各文章を適切にパート分けせよ。
第1問
第2問
解答は次記事にアップロードします!
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それでは、今回扱うポイントです。
〜第1回目で扱うポイント〜
point 1 現代文を解くときに出題者の存在を忘れるな!
point 2 一番重要なのは傍線部そのもの!
point 3 傍線部を手掛かりにしてパート分けをしよう!
__________________________________________________
いきなりですが質問です。
入試科目において、現代文が数学や理科と比べて異なることとは何でしょうか?
この質問にすぐに正しい答えを言える人は
現代文が「分かっている側」の人間です。
答えを言いましょう。
それは、「受験生ー出題者ー筆者」の三角関係が存在していることです。
どういうことかというと、数学や理科というのはいわば
「受験生ー出題者」の二者関係で成り立っています。
問題を出す人がいて(大学入試の場合、教授たちです)、
受験生は、出題者が作った問題を解くわけです。
当たり前といえば当たり前ですが、受験とは「出題者」に答えるものですよね。
でも、現代文を解くときに、”「出題者」に答えるという意識”が欠けている人が多いです。
どういうことかというと、多くの受験生は「筆者」への意識が強すぎるんです。
・文章をひたすら読んで、なんとなく傍線部の前後の言葉をつなぎ合わせる。
・筆者はどういうことを言いたいのか理解することに努める。
・とりあえず本文全体の要約をしてみる
こんな解き方をしていて、「出題者」の要求にこたえることができますか?
「出題者」の要求に応えようとしていないのに、入試で高得点をとれますか?
いずれも答えはノーですよね。
入試なんだから出題者の要求をくみ取って、それに応えるのは当然です。
だから、「筆者」の存在がある現代文でもすべきことは同じです。
「出題者」は受験生に何を要求しているのか。
それを理解して、それにこたえる姿勢を持ちましょう。
ということでポイント一つ目です。
ポイントその1
現代文を解くときに、出題者の存在を忘れるな!
__________________________________________________
では、具体的にどうすれば出題者の要求を知ることができるでしょうか?
難しいですか?
聞き方を変えましょう。
出題者は筆者が書いた文章にどのような手を施していますか?
答えは簡単ですよね。
そう、「傍線部を引く」ということだけなんです。
じゃあ初めの質問の答えは何かというと、
「傍線部そのものを分析すること」です。
現代文という科目において出題者ができることはごくわずかです。
本文中に3〜4個の傍線部を引くことだけです。
だから、傍線部そのものを注目することは不可欠なんです。
でも、学校や塾の先生にこう言われたことはないですか?
「まず傍線部の前を見なさい」
「傍線部の後ろに答えが書いてあることが多い」
こんな指導をする先生は現代文がわかっていない側の人間です。
だって、傍線部を見ずに出題者の意図をどう把握すればよいのでしょう?
出題者の意図を知らずしてどうやって入試で高得点を取るのでしょう?
もういいですよね。
大事なのは傍線部の前でも後ろでもありません。
傍線部そのものです。
まずは傍線部に注目をして傍線部を手掛かりにして考えていきましょう。
ポイントその2
一番重要なのは傍線部そのもの!
__________________________________________________
では、次です。
傍線部の分析といわれても…
という人が多いと思います。
どのように分析していくのか説明します。
ではまた質問です。
あなたが出題者だとします。
あなたは文章を読んで大事な内容が4つあると考えました。
傍線部を何本引きますか?
あるいは、何問出題したいですか?
当然「傍線部を4本引いて、4問出題する」ですよね。
漢字問題や語句問題は別にしてですよ。
そうなんです、傍線部は一つの大きな内容につき1本引かれます。
だから、傍線部の数だけ文章は大きなまとまりに分けることができます。
これを利用して次のような作業をしてみましょう
作業@
本文を傍線部の数だけパート分けをする
例えば、図のような全9段落の文章があったとします。
2段落の最後、3段落の最初、6段落の最後、8段落の真ん中
の4か所に傍線が引かれているとします。
どのようにパート分けできるでしょうか?
先ほども言ったように、一つの大きなまとまりに傍線部は一つです。
同じ内容で2問出題しても意味がないですからね。
答えは例えばこんな感じです。
このように、傍線部の場所をヒントにしながら、(段落頭もヒントになります)
パート分けをすると、うまくできるかと思います。
まずは「パート分け」をすることが高得点を取るためのスタートです。
ページ末に練習問題をつけるので、次の記事を見るまでに答えを考えておきましょう。
ポイントその3
傍線部を手掛かりにしてパート分けをしよう!
__________________________________________________
お疲れさまでした。
今日は3つのポイントについてみていきました。
はっきり言って、この3つのポイント知っているだけで
相当他の生徒と差をつけられているといえます。
引き続き具体的な解き方の説明を行っていくので、
次の記事以降も見てくださいね!
では今日の内容を確認するために何問か練習しましょう
問 以下の各文章を適切にパート分けせよ。
第1問
第2問
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