2015年09月10日

中国の軍事力と習近平主席の威厳を軍事パレードで誇示

アメリカのメディアCNNも中国の軍事パレードについ
て報道しています。初公開の兵器の公開や主要な出席
者を記載しています。

この記事では、「日本に矛先を向けるものではない」
という中国側の表明に、この軍事パレードの根底には
反日感情があるのは明らかだ、ということです。

あまり勝手な想像をしてもよくないのですが、中国は
相手が警戒していないところを探し出して、警戒心の
ないところを入り口にして、入り込んでいくという傾
向があります。

外国に入り込んだ後または中国に招待した後、その数
年後、ネチネチとイチャモンのような、自分が主役で
あるようなことを続けて自分の物にするわけですね。
優越性、劣等性を基本にしていると思われます。自分
が主役ならないといけないというところがあります。
チベット民族のダライ・ラマの存在などは許せないの
ですね。

また、「矛先」をはっきりすると、中国内では軍事的
な対象としては日本を筆頭に挙げているので、あまり
にも露骨になり、潘基文（パンギムン）国連事務総長
なんかパレードに顔を出せなくなると思います。

軍事パレードで公開された最新の兵器は、アメリカ、
日本、台湾、フィリピンなどの国は十分けん制されて
いると思います。今はまだ覇権は唱えない、というこ
となのですが、将来のことは分からないと解釈すべき
でしょう。

「友好」とか「平和」とか優しい言葉の意味は20年
後、30年後に、中身が分かればいいといった感じで
しょうか。今回の軍事パレードの名称の中に「反
ファシズム」という言葉がありました。ちょっと怪
しい感じでした。警戒、警戒。

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中国、戦勝７０年の軍事パレード　軍事力と習主席の威厳誇示

CNN.co.jp 9月3日(木)14時59分配信

北京（ＣＮＮ）　中国・北京で３日午前、終戦７０年の記念式典が開幕した。１万２０００人あまりの兵士が行進を開始し、上空には戦闘機が飛行。

軍事パレードは中国の強大な軍事力と、２０１２年に就任した習近平（シーチンピン）国家主席の威厳を誇示する場となる。

第２次世界大戦当時の連合国だった米国や英国の首脳は出席を見送る一方、ロシアのプーチン大統領、韓国の朴槿恵（パククネ）大統領、国連の潘基文（パンギムン）事務総長らは天安門広場の会場で式典を見守った。

この日に備えて大気汚染を解消する狙いで、工場は軒並み操業を停止。空の安全を確保するため、北京の空港では軍事パレード開催中の便の離発着を見合わせ、野鳥を追い払うためにサルやタカや犬が配備された。

戦闘機２００機あまりの飛行や、初公開の兵器も含めた軍事品５００点あまりの展示も行われる。

兵士１万２０００人の行進には、ロシアやパキスタンほか１５カ国からの代表も加わった。

安倍晋三首相も式典への出席を見送った。安倍首相は８月に発表した戦後７０年談話のなかで１９３０年代から４０年代にかけての中国への侵略について改めて謝罪することを避けたが、中国側はこれを非難。

国営新華社通信が天皇による謝罪を要求したことから、日本国内での反発も強まった。

中国側は戦勝記念パレードについて、日本に矛先を向ける意図はないと説明しているが、根底に反日感情があるのは明らかだ。

新華社によると、習主席は２日、元兵士に勲章を授与する式典で、「日本軍の侵略者は極端に血なまぐさく残忍で、前例のない残酷さで中国人を扱い、大量虐殺と死をもって中国人を降伏させようとした」と強調した。

CNN.co.jp 3日(木)14時59分