2015年09月08日
アメリカメディアの見解も兵員削減は近代兵器の拡充
ル・ストリート・ジャーナも台湾メディアと同じく、
兵員削減は浮いた支出を武器や兵の訓練に回すとみて
います。軍事パレードについて要点が整理されていま
すので、掲載します。
パレードで行進したミサイルは弾道ミサイルであり、
アメリカの空母を狙う性能があるということです。
中国の軍事力が強大になってきていることを認めてい
ます。また、アメリカをけん制していると見ているよ
うに思われます。
中国国内へは、パレードで習近平主席の統率力を国民
に顕示できただろうということです。
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中国軍事パレード、注目すべき5つの要点
ウォール・ストリート・ジャーナル 9月5日(土)10時17分配信
中国は3日、抗日戦争勝利70周年を記念する大々的な軍事パレードを開催した。
このパレードの主な観客は国民だったが、国力の誇示は中国軍について多くのことを物語っているだけでなく、中国の指導者たちがそれをどう利用しようと考えているかも明らかにした。中国の軍事パレードで浮き彫りになった注目すべき5つの要点を挙げてみたい。
1.軍隊のスリム化
中国が通常祝ってこなかった記念日に軍事パレードを行うことについて、近隣諸国は中国による一連の挑発だと受け止めた。ところが、習近平国家主席は演説で、中国人民解放軍の兵力を30万人削減すると発表した。
外国の軍事専門家らは、中国の現役軍人は230万人と推計している。ただ専門家は、兵力削減により、中国は浮いた支出を武器や海軍の訓練に回すことができるとみている。
2.最新鋭ミサイルの披露
3日の軍事パレードで、中国はますます強力な弾道ミサイルの保有を誇示することができた。軍事力では米国がなお優位にあるが、それに対抗する力を中国がさらに強化していることがうかがえる。パレードでは「東風」ミサイルが披露された。
また、米空母戦闘に脅威になるとされる対艦弾道ミサイル(ASBM)DF-21Dのほか、通常弾頭で初めて中国本土からグアムまで届く飛距離を持つD26弾道ミサイルが今回初めて披露された。
3.外国部隊が参加した軍事行進
中国のこの大々的な勇ましいパレードに参加するため、約17カ国が軍隊を派遣した。しかし、中国と条約を結ぶ唯一の同盟国、北朝鮮の金正恩第1書記は、この機会に花を添える必要があるとは考えなかったようだ(崔竜海労働党書記が北朝鮮を代表して出席)。
パレードの意外な出席者には、民族衣装のスル(巻きスカート)をはいたフィジーの7人の代表団や、外国勢の軍事行進を率いたアフガニスタンの3人の兵士、南太平洋の島国バヌアツの7人の分隊などが含まれていた。
4.習主席の統率力誇示
今回の壮大な軍事パレードで、習国家主席は中国軍に対する統制力を明確に示すことができた。習主席を乗せたリムジンが長安街のアスファルトの上を滑らかに進むと、1万2000人ほどの兵士が主席を心からの声援で迎えた。
歴代の主席も同じような閲兵式を主催してきたが、抗日戦争勝利70周年を記念する軍事パレードを開催したのは習主席が初めてだ。
5.上級武官が陣頭指揮
当局者らによると、指導力を発揮しモラルを高めるために、50人を超える軍司令官が編隊や戦闘機部隊を率いた。国営新華社によると、上級クラスの武官が自分たちが指揮する部隊とともにパレードに参加したのは1949年以降初めて。
一方、中国中央テレビ(CCTV)は、前回こうした例が見られたのは1955年の建国記念日のパレードだったと報じた。
ウォール・ストリート・ジャーナル 5日(土)10時17分
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