2022年09月17日
新型コロナの感染と発症の体験記2 新冷戦(202)
新型コロナの感染と発症の体験記2
新冷戦(202)
新冷戦(202)
1からの続きです
新規感染者の1日の人数が10万人を切る日
がちょこちょこあるようになりました。そ
して9月13日は5万人台になりました。1日
の感染者数が25万人の時からすると5万人
は約20%なので、どこかが大きく努力した
ようにも思え、このまま減少するようにと
祈ったのですが、9月15日は10万人台にな
りました。やはり今のウイルスは感染力が
強そうです。9月下旬の連休はちょっと怖
ろしいです。読者はウイルスからうまく逃
げ回りましょう。
新型コロナに感染する前に準備しておくこ
ととして、大塚医師はまずワクチン接種を
あげています。ワクチンを3回または4回し
ておくと感染しても重症化することはない
ということです。次に市販の解熱剤も用意
した方がいいだろうということです。薬の
名前は以下の記事をご覧ください。食料品
はノドが痛くなったなった時のために流動
食も買い置きしておくのがいいだろうとい
うことです。
大塚医師は、発症日から数えて11日目に隔
離解除となったが、体調はだるさが抜けず
倦怠感の後遺症が続いたということです。
さらに右の胸に「帯状疱疹」が出現したと
いことです。そういうことから漢方薬を飲
み始めたそうです。以下にこの薬の画像が
あります。薬の名前は「補中益気湯」のよ
うです。気力、体力を取り戻す効果がある
ようです。ウイルスから逃げ回って疲れた
ときによさそうです。
帯状疱疹(たいじょうほうしん)という言葉
がでてきました。これは困りました。この
ブログは医療分野の経験ありません。そこ
で言葉だけ調べてみました。帯状疱疹とい
うのは50歳を超えた頃から心身が疲労し弱
ってくると出てくる水疱瘡ということです。
原因は子供の頃に罹った水疱瘡のウイルス
が何十年も体の中の神経節に潜伏し、疲労
して免疫力が弱ると体の中でウイルスが再
活性するのだそうです。再活性の内容はウ
イルスが神経を通して広がり皮膚に水泡が
帯状に出来るということです。これが非常
に痛いのだそうです。日本人の90%が水疱
瘡のウイルスを持っているということです。
治療には抗ウイルス薬があり、予防するに
はワクチンがあるということです。
大塚医師は新型コロナの後遺症はつらい、
少しずつ回復してはいるが、感染後の倦怠
感は精神的にもダメージが大きい、という
ことです。後遺症の倦怠感によって仕事は
進まず、1日の終わりの疲労感は感染する
前の何倍も大きかったと思われます。感染
前の体調や動作を思い出して回復したいと
考えると毎日が苦しい戦いの連続でしょう。
大塚医師は結論として「罹らないのが一番」
ということです。ウイルスから逃げ回るの
もまんざら間違いでもなさそうです。
竜巻・コロラド州
少しずつ回復してはいるが、感染後の倦怠
感は精神的にもダメージが大きい、という
ことです。後遺症の倦怠感によって仕事は
進まず、1日の終わりの疲労感は感染する
前の何倍も大きかったと思われます。感染
前の体調や動作を思い出して回復したいと
考えると毎日が苦しい戦いの連続でしょう。
大塚医師は結論として「罹らないのが一番」
ということです。ウイルスから逃げ回るの
もまんざら間違いでもなさそうです。
竜巻・コロラド州
2020年6月の15
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
オミクロンは風邪じゃない 新型コロナに感染した医師の僕が経験したこと
コロナ感染前に準備しておくべきこと
発症日から数えて11日目に隔離解除となったのだが、体調は決して万全とは言えない状態であった。合わせて、右の胸に帯状疱疹が出現した。
コロナ感染後、帯状疱疹出現の頻度が上がることは論文にて報告がある(参考文献2)。
いまは2種類のワクチンが登場しており、50歳以上の人は接種可能だ。コロナ感染は軽症で済んでも、帯状疱疹後の神経痛が後遺症として残る場合もあるので、帯状疱疹ワクチンも可能であれば接種しておいた方が良いだろう。
コロナに感染する前に準備できることは多々ある。まずはコロナワクチンだ。3回、もしくは4回の接種を済ませておけば感染しても重症化しない可能性が上がる。
ぼくはファイザー製のコロナワクチンを3回接種していたため、肺炎を起こさずに軽症で済んだと思っている。
mRNAワクチンが心配な方には従来型のワクチン「ノババックス」も登場した。子供も含め、ワクチン接種をしておくことが重要だろう。
次に解熱剤だが、これは必要最低限に留めておかないといま必要な人に届かない可能性がある。
つい先日、アセトアミノフェンを含有する代表的な解熱剤カロナールに出荷調整がかかった。
事前にアセトアミノフェンを含む市販の解熱剤(例えばタイレノール。これであればアセトアミノフェンを300mg含有)を準備し、自宅待機の期間を乗り切る必要もあるだろう。
前述の通り、食料は喉の痛みが出た時を想定して準備するのがいいだろう。
ゼリーやヨーグルト、栄養価の高い飲むタイプのゼリーなど、ぼくの場合は重宝した。また、激しい喉の痛みには市販ののど飴とトローチで対応した。
コロナ感染前に準備しておくべきこと
発症日から数えて11日目に隔離解除となったのだが、体調は決して万全とは言えない状態であった。合わせて、右の胸に帯状疱疹が出現した。
コロナ感染後、帯状疱疹出現の頻度が上がることは論文にて報告がある(参考文献2)。
いまは2種類のワクチンが登場しており、50歳以上の人は接種可能だ。コロナ感染は軽症で済んでも、帯状疱疹後の神経痛が後遺症として残る場合もあるので、帯状疱疹ワクチンも可能であれば接種しておいた方が良いだろう。
コロナに感染する前に準備できることは多々ある。まずはコロナワクチンだ。3回、もしくは4回の接種を済ませておけば感染しても重症化しない可能性が上がる。
ぼくはファイザー製のコロナワクチンを3回接種していたため、肺炎を起こさずに軽症で済んだと思っている。
mRNAワクチンが心配な方には従来型のワクチン「ノババックス」も登場した。子供も含め、ワクチン接種をしておくことが重要だろう。
次に解熱剤だが、これは必要最低限に留めておかないといま必要な人に届かない可能性がある。
つい先日、アセトアミノフェンを含有する代表的な解熱剤カロナールに出荷調整がかかった。
事前にアセトアミノフェンを含む市販の解熱剤(例えばタイレノール。これであればアセトアミノフェンを300mg含有)を準備し、自宅待機の期間を乗り切る必要もあるだろう。
前述の通り、食料は喉の痛みが出た時を想定して準備するのがいいだろう。
ゼリーやヨーグルト、栄養価の高い飲むタイプのゼリーなど、ぼくの場合は重宝した。また、激しい喉の痛みには市販ののど飴とトローチで対応した。
後遺症もつらい かからないのが一番
だるさが抜けないため、飲み始めた漢方。後遺症もかなりきつい
急激に感染者が増えたせいで医療機関の対応も追いついていない。
軽症であっても10日間仕事を休む場合、病院でも感染証明が必要となる会社は多い。
軽症で済むケースも多いため、必要な患者さんへの医療が優先される制度への修正が待たれる。
そして、自分で体験して思うのだが、やはりコロナ後遺症はつらい。少しずつ回復している状況ではあるが、働き盛りの人間にとって感染後の倦怠感は精神的にもダメージが大きい。
以前のように働けないもどかしさや、将来の不安も残る。正直、ぼくもまだ仕事はせず、しっかり休んでいたほうが良いと思う。
ずっと言われていることだが、3密を避け、マスクを外しての会話は控え、手洗いうがいをしっかり行うことが重要であると改めて感じている。
体にムチを打って書いたこの記事が少しでも多くの方の役に立てば幸いである。
【参考文献・資料】
仕事に復帰しても、後遺症に苦しんでいる
1.https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/corona_portal/shien/zitakuryouyouhandbook.files/zitakuryouyouhandbook02.pdf
2.Open Forum Infect Dis. 2022 Mar 9;9(5):ofac118.
【大塚篤司(おおつか・あつし)】近畿大学医学部皮膚科学教室主任教授 千葉県出身、1976年生まれ。2003年、信州大学医学部卒業。皮膚科専門医、がん治療認定医。チューリッヒ大学病院皮膚科客員研究員、京都大学医学部特定准教授を経て、2021年4月、近畿大学医学部皮膚科学主任教授。
診療・研究・教育に取り組んでいる。専門はアトピー性皮膚炎などのアレルギー皮膚疾患と皮膚悪性腫瘍(主にがん免疫療法)。
コラムニストとしてネットニュースやSNSでの医療情報発信につとめている。Twitterアカウントは、@otsukaman 著書に『世界最高のエビデンスでやさしく伝える 最新医学で一番正しい アトピーの治し方』(ダイヤモンド社)などがある。
1.https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/corona_portal/shien/zitakuryouyouhandbook.files/zitakuryouyouhandbook02.pdf
2.Open Forum Infect Dis. 2022 Mar 9;9(5):ofac118.
【大塚篤司(おおつか・あつし)】近畿大学医学部皮膚科学教室主任教授 千葉県出身、1976年生まれ。2003年、信州大学医学部卒業。皮膚科専門医、がん治療認定医。チューリッヒ大学病院皮膚科客員研究員、京都大学医学部特定准教授を経て、2021年4月、近畿大学医学部皮膚科学主任教授。
診療・研究・教育に取り組んでいる。専門はアトピー性皮膚炎などのアレルギー皮膚疾患と皮膚悪性腫瘍(主にがん免疫療法)。
コラムニストとしてネットニュースやSNSでの医療情報発信につとめている。Twitterアカウントは、@otsukaman 著書に『世界最高のエビデンスでやさしく伝える 最新医学で一番正しい アトピーの治し方』(ダイヤモンド社)などがある。
タグ:ニュース
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/11592902
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック