2022年02月11日
オミクロン変異株を封じ込める薬剤 新冷戦(180)
オミクロン変異株を封じ込める薬剤
新冷戦(180)
新冷戦(180)
新型コロナウイルスを抑え込む薬について
お知らせします。以下の記事は東京大学の
研究グループがオミクロン株に効果がある
ものを確認したということです。東京大学
医科学研究所のページを見ると、国立感染
症研究所、国立国際医療研究センター、米
国ウィスコンシン大学などと共同で研究し
たということです。研究者が総力を上げて
オミクロン変異株に取り組んでいるように
思われます。この研究では「レムデシビル」
と「モルヌピラビル」がオミクロン株を抑
制する効果があったということです。
「レムデシビル」は薬の成分名ですが、商
品名は「ベクルリー」です。アメリカ・カ
リフォルニア州に本社があるギリアド・サ
イエンシズ社が開発製造している薬です。
レムデシビルはアフリカの赤道地域に流行
するエボラ出血熱という感染症の原因にな
っているエボラウイルスを抑え込むために
開発されたものです。エボラウイルスが増
殖しようとするとき、RNAができるのを阻
害するということです。新型コロナウイル
スでも同様の効果があったのでしょう。
アメリカの食品医薬品局(FDA)で2020年
5月に緊急使用許可を受け、10月には新型
コロナ治療薬の正式承認に格上げされまし
た。日本では2020年5月に特例の承認を受
けています。薬のタイプは点滴で投与しま
す。新型コロナの症状では中等症から重症
の前半あたりに投与すると効果が大きいと
いうことです。治療1回を5日間としてレム
デシビルの価格は約38万円だそうです。現
在は一般の薬と同様に保険が効くというこ
とです。覚えておきましょう。
もう一つのウイルス抑制の効果があった成
分名「モルヌピラビル」は、商品名が「ラ
ゲブリオ」です。アメリカ・ニュージャー
ジー州のメルク社が開発し製造している薬
です。メルク社はアメリカ以外ではMSD株
式会社で事業展開しています。複雑になり
ますが、ドイツに本社があるメルクという
会社もあります。第一次世界大戦でアメリ
カ政府がアメリカの会社を摂取して、それ
で2つのメルク社が存在するようになった
ということです。
モルヌピラビルは12月24日アメリカで特
例承認され、日本では12月27に承認され
ました。薬のタイプは経口の抗ウイルス薬
です。つまり飲み薬です。軽症から中等症
で服用して重症化を防ぐ薬だそうです。
1日2回服用して5日間続けるということで
す。その価格は約8万円ということです。
間違えているかもしれませんので薬の価格
は信用しないでください。
◇◇◇◇◇◇
2つ目の記事も薬についてです。新型コロ
ナが発生した当時から、横浜の港にいた豪
華客客船の頃から噂されていたのですが、
イベルメクチンという薬があります。アメ
リカのメルク社が1981年に開発した薬剤
なのですが、ノーベル生理学・医学賞を
2015年に受賞した北里大学の大村智特別
教授の研究が基本になっているということ
です。雑草の根が伸びる土の中にあった成
分を発見し、それを研究して薬の成分を開
発したということです。
初めは家畜の回虫や寄生虫の治療薬として
発売されました。飼い犬用の薬もあったよ
うです。アフリカ、南米の川の近くで発生
するオンコセルカ症(河川盲目症)の予防
薬としてヒトに使用されるようになりまし
た。オンコセルカ病は水辺のブヨがフィラ
リア線虫の幼虫をヒトへ媒介し、発症する
と失明するということです。大体30万人
ほどが失明しているそうです。イベルメク
チンはこの寄生虫を駆除します。メルク社
は熱帯地域の村に無料でイベルメクチンを
配布し、村人は全員集まって皆で服用して
いるという話です。年1回服用するだけで
オンコセルカ病を予防できるということな
ので非常に優秀な薬と言えるでしょう。
アメリカ政府の食品医薬品局FDAは2021年
に「あなたは牛や馬ではあrません。家畜用
のイベルメクチンを服用しないでください」
と発表しました。何も家畜用の薬を服用し
なくてもといいのに思うのですが、アメリ
カ人も新型コロナを恐れている人がたくさ
んいるということでしょう。以上のように
イベルメクチンは話題に事欠かない薬です。
日本では腸管糞線虫症、疥癬の薬となって
います。イベルメクチンは約40年前に開発
発売されているのでジュネリック薬も複数
あるようです。
以下の報道記事では興和と北里大学が共同
でイベルメクチンの実験をしたようです。
その結果、デルタ株と同様にオミクロン株
にも抑制の効果が確認できたということで
す。よかったですね。この結果に基づいて
第3相臨床試験を実施しているのでしょう。
期待しますね。イベルメクチンにはジュネ
リック薬があるので抗原検査キットでウイ
ルス陽性か陰性を調べるより、ジュネリッ
ク薬を買う方が安いかもしれません。ウイ
ルスから逃げ回っている人もイベルメクチ
ンのジュネリック薬を服用してから逃げ回
った方が気持ちが楽かもしれません。、
竜巻・モンタナ州
ナが発生した当時から、横浜の港にいた豪
華客客船の頃から噂されていたのですが、
イベルメクチンという薬があります。アメ
リカのメルク社が1981年に開発した薬剤
なのですが、ノーベル生理学・医学賞を
2015年に受賞した北里大学の大村智特別
教授の研究が基本になっているということ
です。雑草の根が伸びる土の中にあった成
分を発見し、それを研究して薬の成分を開
発したということです。
初めは家畜の回虫や寄生虫の治療薬として
発売されました。飼い犬用の薬もあったよ
うです。アフリカ、南米の川の近くで発生
するオンコセルカ症(河川盲目症)の予防
薬としてヒトに使用されるようになりまし
た。オンコセルカ病は水辺のブヨがフィラ
リア線虫の幼虫をヒトへ媒介し、発症する
と失明するということです。大体30万人
ほどが失明しているそうです。イベルメク
チンはこの寄生虫を駆除します。メルク社
は熱帯地域の村に無料でイベルメクチンを
配布し、村人は全員集まって皆で服用して
いるという話です。年1回服用するだけで
オンコセルカ病を予防できるということな
ので非常に優秀な薬と言えるでしょう。
アメリカ政府の食品医薬品局FDAは2021年
に「あなたは牛や馬ではあrません。家畜用
のイベルメクチンを服用しないでください」
と発表しました。何も家畜用の薬を服用し
なくてもといいのに思うのですが、アメリ
カ人も新型コロナを恐れている人がたくさ
んいるということでしょう。以上のように
イベルメクチンは話題に事欠かない薬です。
日本では腸管糞線虫症、疥癬の薬となって
います。イベルメクチンは約40年前に開発
発売されているのでジュネリック薬も複数
あるようです。
以下の報道記事では興和と北里大学が共同
でイベルメクチンの実験をしたようです。
その結果、デルタ株と同様にオミクロン株
にも抑制の効果が確認できたということで
す。よかったですね。この結果に基づいて
第3相臨床試験を実施しているのでしょう。
期待しますね。イベルメクチンにはジュネ
リック薬があるので抗原検査キットでウイ
ルス陽性か陰性を調べるより、ジュネリッ
ク薬を買う方が安いかもしれません。ウイ
ルスから逃げ回っている人もイベルメクチ
ンのジュネリック薬を服用してから逃げ回
った方が気持ちが楽かもしれません。、
竜巻・モンタナ州
2018年6月の11
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「レムデシビル」「モルヌピラビル」オミクロン株にも効果 東大研究グループ“世界初”発表
配信
東京大学は、現在使われている抗ウイルス薬がデルタ株だけだなくオミクロン株にも効果がみられるとの研究結果を世界で初めて発表した。
東京大学の研究グループは、新型コロナの抗ウイルス薬として国内でも承認されている「レムデシビル」と「モルヌピラビル」がデルタ株と同レベルでオミクロン株の増殖を抑制する効果があると発表した。
これは培養細胞を使った実験の結果分かったもので、米医学雑誌「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」にけさ掲載された。
抗体薬「ソトロビマブ」などについてもオミクロン株の感染を阻害する効果が得られたという。
研究グループの河岡義裕特任教授は「臨床現場で治療薬を用いるときに有用な情報となる」 と話している。
東京大学の研究グループは、新型コロナの抗ウイルス薬として国内でも承認されている「レムデシビル」と「モルヌピラビル」がデルタ株と同レベルでオミクロン株の増殖を抑制する効果があると発表した。
これは培養細胞を使った実験の結果分かったもので、米医学雑誌「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」にけさ掲載された。
抗体薬「ソトロビマブ」などについてもオミクロン株の感染を阻害する効果が得られたという。
研究グループの河岡義裕特任教授は「臨床現場で治療薬を用いるときに有用な情報となる」 と話している。
「レムデシビル」「モルヌピラビル」オミクロン株にも効果 東大研究グループ“世界初”発表
配信
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興和、「イベルメクチン」のオミクロン株への抗ウイルス効果を確認
配信
[東京 31日 ロイター] - 興和(名古屋市)は31日、新型コロナウイルス感染症の治療薬として第3相臨床試験を行っている「イベルメクチン」について、北里大学との共同研究(非臨床試験)から、オミクロン株に対しても、デルタ株などの既存の変異株と同等の抗ウイルス効果があることを確認したと発表した。
「イベルメクチン」は、2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した北里大学の大村智特別栄誉教授の研究を基に開発された飲み薬。寄生虫感染症治療薬として、アフリカ諸国を中心に使われている。現在、新型コロナ治療薬として臨床試験を行っている。
「イベルメクチン」は、2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した北里大学の大村智特別栄誉教授の研究を基に開発された飲み薬。寄生虫感染症治療薬として、アフリカ諸国を中心に使われている。現在、新型コロナ治療薬として臨床試験を行っている。
タグ:ニュース
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