2020年08月12日
治験良好のノババックス・ワクチン 新冷戦(93)
治験良好のノババックス・ワクチン
新冷戦(93)
新冷戦(93)
以下の記事にはバイオテクノロジー企業ノ
ババックスのワクチンについて掲載されて
います。オーストラリアで131人に第1段
階の臨床試験が行われたということです。
安全確認の臨床試験だったのですが、全員
に抗体が産生され、開発中のワクチンは期
待できる結果だったということです。ノバ
バックスはアメリカのメリーランド州のゲ
イザースバーグという町に会社があります。
首都ワシントンから北へ30〜40qのとこ
ろです。
以下の記事に「アジュバンド」という言葉
が出てきます。ワクチンと一緒に投与して
効果を高めるための物質」とあるのですが、
約100年前に初めて使われたということで
す。1926年に最初に使われたワクチンの
アジュバンドは硫酸アルミニュウムカリュ
ウムだそうです。「アジュバンド」の言葉
の意味は助けるということだそうです。基
本的に抗原と抗体の結合が促進される目的
で、不活性化した抗原にアジュバンドが使
われると理解できるのですが、実際は複雑
なようです。ノババックスのワクチンには
物質名は記載されていませんが、アジュバ
ンドが入ったものも臨床試験されたようで
す。
アメリカ政府の為せば成るの「ワープ・ス
ピード作戦」から資金援助の合意がされて
いるということです。二つ目の記事は1ヵ
月以上遡って7月7日の報道なのですが、
16億ドル(1720億円)だそうです。ノババ
ックス社の動きとしては日本の企業との
関係を作っているようです。
世界で開発中のワクチンは150種類以上あ
るということです。その内ヒトへの臨床試
験へ進んでいるのは25種類以上あるよう
です。アストラゼネカの関係者は恒久的な
免疫ではなく、1〜2年の効果しかないだろ
うということです。世界の感染者は2000
万人を超えました。ワクチンが完成するま
で新型コロナウイルスから逃げ回りましょ
う。
竜巻・ミネソタ州2020年7月の8
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米ノババックスの新型コロナワクチン、初期治験で抗体産生を確認
MIT Technology Review 2020.08.07
米国のバイオテック企業であるノババックスが、開発中の新型コロナワクチン候補の初期治験を実施したところ、ワクチンを投与された131人の被験者全員に同ウイルスに対する高レベルの抗体産生が確認された。by Charlotte Jee2020.08.07
米メリーランド州のバイオテクノロジー企業ノババックス(Novavax)は、開発中の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチン候補の初期治験で有望な結果が示されたことを発表した。この治験ではオーストラリアの健康な志願者131人を対象に、プラセボまたは4種類のワクチンのうちの1つが投与された。
4種類のワクチンとは、2種類の投与量と、アジュバンド(ワクチンと一緒に投与して効果を高めるための物質)の有無の組み合わせである。
ワクチンを投与された被験者全員に新型コロナウイルスに対する高レベルの抗体産生が確認された。
ノババックスは先月、米国連邦政府の新型コロナワクチン開発プログラムである「ワープ・スピード作戦」から、16億ドルの資金提供を受けることで合意している。
ワクチン投与の副作用として、被験者の約80%が注射部位に疼痛と圧痛を訴え、60%以上が疲労や頭痛などを訴えた。ほとんどは軽度だったが、8人の患者に重度の副作用が出た。
ノババックスによると、ワクチン投与によって入院した被験者はおらず、副作用はすべて数日後には消えたという。
ただし、他社の第1相試験と同様、ノババックスの今回の試験の目的はワクチンの有効性ではなく安全性を検証することだ。試験データは査読前論文(プレプリント)として公開されており、まだ査読前の状態だ。
オックスフォード大学とアストラゼネカ(AstraZeneca)のチームが最近発表したワクチン研究の結果や、モデルナの臨床試験の結果と同様、ノババックスのワクチンが新型コロナウイルスに対して長期的な予防効果をもたらすか否かについて確固たる結論を導き出すのは時期尚早だと言える。
したがって、モデルナとアストラゼネカは次の段階の治験で数万人の志願者を採用し、開発中のワクチンの有効性をより明確に検証することになる。
アストラゼネカのバイオ医薬品部門を率いるメネ・パンガロスは、新型コロナワクチンは恒久的な免疫を与えるのではなく、1、2年しか効果が持続しない可能性があると警告している。
世界中で150種類を超えるワクチンが開発中で、すでに25種類以上のワクチンがヒトによる治験に進んでいる。新型コロナウイルスの感染者は世界で1850万人で70万人以上が死亡していることを考えると、実行可能な解決策を見い出すことへの圧力が高まっている。
ただし、政治的および国家主義的な圧力に直面しても臨床上の安全性を妥協するわけにはいかないと科学者たちは警告している。
米メリーランド州のバイオテクノロジー企業ノババックス(Novavax)は、開発中の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチン候補の初期治験で有望な結果が示されたことを発表した。この治験ではオーストラリアの健康な志願者131人を対象に、プラセボまたは4種類のワクチンのうちの1つが投与された。
4種類のワクチンとは、2種類の投与量と、アジュバンド(ワクチンと一緒に投与して効果を高めるための物質)の有無の組み合わせである。
ワクチンを投与された被験者全員に新型コロナウイルスに対する高レベルの抗体産生が確認された。
ノババックスは先月、米国連邦政府の新型コロナワクチン開発プログラムである「ワープ・スピード作戦」から、16億ドルの資金提供を受けることで合意している。
ワクチン投与の副作用として、被験者の約80%が注射部位に疼痛と圧痛を訴え、60%以上が疲労や頭痛などを訴えた。ほとんどは軽度だったが、8人の患者に重度の副作用が出た。
ノババックスによると、ワクチン投与によって入院した被験者はおらず、副作用はすべて数日後には消えたという。
ただし、他社の第1相試験と同様、ノババックスの今回の試験の目的はワクチンの有効性ではなく安全性を検証することだ。試験データは査読前論文(プレプリント)として公開されており、まだ査読前の状態だ。
オックスフォード大学とアストラゼネカ(AstraZeneca)のチームが最近発表したワクチン研究の結果や、モデルナの臨床試験の結果と同様、ノババックスのワクチンが新型コロナウイルスに対して長期的な予防効果をもたらすか否かについて確固たる結論を導き出すのは時期尚早だと言える。
したがって、モデルナとアストラゼネカは次の段階の治験で数万人の志願者を採用し、開発中のワクチンの有効性をより明確に検証することになる。
アストラゼネカのバイオ医薬品部門を率いるメネ・パンガロスは、新型コロナワクチンは恒久的な免疫を与えるのではなく、1、2年しか効果が持続しない可能性があると警告している。
世界中で150種類を超えるワクチンが開発中で、すでに25種類以上のワクチンがヒトによる治験に進んでいる。新型コロナウイルスの感染者は世界で1850万人で70万人以上が死亡していることを考えると、実行可能な解決策を見い出すことへの圧力が高まっている。
ただし、政治的および国家主義的な圧力に直面しても臨床上の安全性を妥協するわけにはいかないと科学者たちは警告している。
米ノババックスの新型コロナワクチン ... - MIT Tech Review
www.technologyreview.jp› novavax-has-announced-e...
★パリの恋人 ヘップバーン
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ノババックス、新型コロナワクチン開発で米政府から16億ドル確保
(ブルームバーグ): 米バイオテクノロジー企業ノババックスは、新型コロナウイルス向けワクチン開発を迅速化するためトランプ政権が打ち出した「ワープ・スピード作戦」を通じて16億ドル(約1720億円)を受け取る。同作戦の支援額としてはこれまでで最大。
ノババックスの発表資料によれば、同社はワクチン候補薬の後期試験を進めるとともに、今年後半にも1億回接種分を提供できる生産体制の確立が可能となる。
ワープ・スピード作戦ではジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)、メルク、 ファイザー、モデルナ、アストラゼネカなど多くの企業を支援し、可及的速やかなワクチン開発を後押ししている。
原題:Novavax Covid Vaccine Gets $1.6 Billion in U.S. Funding (3)(抜粋)
(c)2020 Bloomberg L.P.
Bloomberg 7/7(火)23:10 配信
(ブルームバーグ): 米バイオテクノロジー企業ノババックスは、新型コロナウイルス向けワクチン開発を迅速化するためトランプ政権が打ち出した「ワープ・スピード作戦」を通じて16億ドル(約1720億円)を受け取る。同作戦の支援額としてはこれまでで最大。
ノババックスの発表資料によれば、同社はワクチン候補薬の後期試験を進めるとともに、今年後半にも1億回接種分を提供できる生産体制の確立が可能となる。
ワープ・スピード作戦ではジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)、メルク、 ファイザー、モデルナ、アストラゼネカなど多くの企業を支援し、可及的速やかなワクチン開発を後押ししている。
原題:Novavax Covid Vaccine Gets $1.6 Billion in U.S. Funding (3)(抜粋)
(c)2020 Bloomberg L.P.
ノババックス、新型コロナワクチン開発で米政府から16億ドル確保
7月7日(火) 23時10分 経済総合(Bloomberg)
★フレームアート ヘップバーン
終りまでお読み頂き、ありがとうございました
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