2018年09月15日
ウラジオストクの経済フォーラムであの方が
日本海の対岸になるウラジオストクで開催さ
れました。フォーラムにはプーチン大統領、
中国の習近平国家主席、安倍首相が出席。北
朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働
党委員長はプーチン露大統領から招待されて
いたが、出席しなかった。また、韓国の文在
寅(ムン・ジェイン)大統領も参加しなかっ
たということです。
プーチン大統領は「領土問題などを抜きにし
て日露平和条約の締結」と発言しました。こ
れは突然の発言だったようで、日本側、安倍
首相は真意が分らなかったようです。日本側
は北方4島を返還してしてもらって平和条約
の締結という基本的な姿勢が決まっており、
プーチン大統領の発言には対応できない状況
です。
ロシア側の事情としては、クリミア半島を占
領して、欧米の経済制裁を受けているので非
常に苦しい経済状態です。そんな中でシベリ
ア地域に投資したい話などがあったら大歓迎
ではないでしょうか。年末までに新しい提案
があるかもしれません。
2番目の記事も同じニュースです。プーチン
大統領の発言を細かく分析しています。
「前提条件なし」で「平和条約を結びましょ
う」、この発言が波紋を呼んでいるというこ
とです。
日本政府の基本方針は、北方4島の領有権を
確定させることを前提条件として、平和条約
を締結するものとしています。その一方で、
前向きにとらえる関係者は、プーチン氏が、
平和条約締結後に、歯舞・色丹の2島を引き
渡すとした、1956年の日ソ共同宣言に言及
していることに注目しているということで
す。とりあえずはロシアの言動に注意してお
ウラジオスト口の夕焼け・画像
前提なし平和条約 安倍首相「北方四島の帰属を解決して平和条約締結」 プーチン発言と一線
産経新聞 9/13(木) 22:18配信
安倍晋三首相は13日、ロシアのプーチン大統領が12日に領土問題など前提条件を抜きにした年内の日露平和条約締結を提案したことに関し「日本政府としては北方四島の帰属を解決して平和条約を締結する基本に変わりはない」と述べた。領土問題を棚上げし、早期の条約締結を目指すプーチン氏の主張と一線を画した形だ。
13日午後にロシア極東ウラジオストクから帰国した首相が、公明党の山口那津男代表と官邸で会談した際に発言した。首相はプーチン氏の提案について「大統領の平和条約締結に対する意欲の表れだと捉えている」とも語った。山口氏が記者団に明らかにした。
これに先立つ同日午前、首相はウラジオストクで日本企業や大学の関係者らと懇談し、北方領土問題の解決や平和条約締結について「両国の国民の理解が進み、環境が整備されていくことが大切だ」と述べた。
また、「日露が協力すれば大きな成果を生み、人々の生活が豊かになっていくという認識をお互いが持ち合うことによって、平和条約問題も大きく前進させていきたい」と強調した。
北方領土での共同経済活動などで着実な成果を生み出し、両国が信頼関係を深める中で、条約締結につなげていく考えを示したものといえる。
一方、菅(すが)義偉(よしひで)官房長官は13日の記者会見で、プーチン氏の提案を受けて日露間で協議の場を設けることについて「必要はない」と述べた。
前提なし平和条約 安倍首相「北方四島の帰属を解決して平和条約締結」 プーチン発言と一線
9月13日(木) 22時18分-政治(産経新聞)
“プーチン発言”で波紋広がる 真意はどこに?
9/13(木) 17:50配信
ロシアのプーチン大統領が安倍首相に投げかけた、「条件をつけずに、来年までに平和条約を締結しましょう」という言葉。
この「条件をつけずに」の部分をめぐって、波紋が広がっている。
プーチン大統領は、「平和条約を結びましょう」、「年末までに」、「前提条件なしで」と述べた。
12日、ロシアで開かれた国際会議の場で、日本とロシアの平和条約を、無条件で年内に締結しようと、突然提案したプーチン大統領。
きっかけとなったのは、安倍首相の「残念ながら、今まで領土問題が解決せず、平和条約を締結できなかった。今までのアプローチを変えるべきだと」という発言。
プーチン大統領は「安倍首相は、アプローチを変えようと提案した」、「やりましょう。たった今、思いついた。平和条約を結びましょう。今すぐではなく、年末までに。あらゆる前提条件なしで」と述べた。
冗談で言ったのではないと強調したプーチン氏。
発言の狙いは、どこにあるのか。
日本政府の基本方針は、北方4島の帰属の解決。
つまり、領有権を確定させることを前提条件として、平和条約を締結するもの。
しかし、今回のプーチン氏の発言は、まず平和条約を結び、領土交渉は、そのあとに行うという意味にもとれる。
その場合、北方領土問題が棚上げになる懸念もあり、日本政府は、プーチン氏のむちゃぶり提案には応じない方針。
一方で、この提案を前向きにとらえる関係者は、プーチン氏が、平和条約締結後に、歯舞・色丹の2島を引き渡すとした、1956年の日ソ共同宣言に言及していることに注目。
2島の引き渡しは無条件の前提であり、そのうえで、まず平和条約を結ぼうという、前向きな提案だと評価している。
“プーチン発言”で波紋広がる 真意はどこに?
9月13日(木) 17時50分 国際総合(フジテレビ系(FNN))
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