2018年07月03日
南シナ海は「一寸たりとも・・」と譲歩なし
習近平国家主席と会談しました。習国家主席
は「祖先からの領土は一寸たりとも失うこと
はできない。他人のものは少しもいらない」
と捏造性あふれる理屈を述べたようです。習
国家主席にとっては13億7千万人へ新皇帝と
しての功績を示したいので、この意味からも
南シナ海を譲ることはできないのです。
南シナ海の中に九段線という線を勝手に引い
て、周辺の国をあの手この手で丸め込み、既
成事実を持って「中国の領土」と国際的に説
得しようとしているのですが、アメリカの政
権もヨーロッパの国ぐにも中国の本音に気づ
いています。アメリカの場合は貿易の不均衡
を問題にしてしまいました。「貿易戦争」と
呼ばれ始めています。トランプ政権はアメリ
カの製品や技術へのサイバースパイも問題化
してきています。米中経済問題の様相になっ
ていますが、習国家主席は譲歩する気は全く
ないようです。
トランプ政権はロシアと中国を軍事的脅威の
国としてあげています。アメリカ本土を攻撃
する能力を保有している、領土拡張の意思が
あるとみなしています。ロシアのプーチン政
権も中国の習近平政権もアメリカに対抗する
ことを唱えています。その上、新型兵器の開
発に力をいれ、現在の兵器の能力を見ると警
戒するのは当然といえます。逆にアメリカは
兵器の研究開発が鈍っていました。
前ページのように無人機や無人艇などの兵器
の開発はアメリカだけでなくロシアも中国も
盛んなようです。無人の兵器はこらから発達
する分野と思われ、軍事大国としても少しで
も油断するとほかの国に遅れることになるで
しょう。よくは分からないのですが、例えば
ミサイルにドローン型ミサイルがあるような
のです。自信がないのですが、対艦の海面ス
レスレに飛んで行くドローンと呼ばれるミサ
イルが開発されているようなのです。
また水中ドローンと呼ばれるものも作られて
いるようです。無人潜水艦です。水中の見張
りをするだけなら費用は安くてできそうです。
南シナ海、東シナ海は中国の無人兵器の実験
場になりそうですね。「祖先から受け継いだ
土地」でもなさそうなのですが、あらゆる新
兵器が登場しそうです。
中国が引いた九段線・一寸たりとも・・
産経新聞 6/28(木) 0:58配信
【北京=西見由章】訪中しているマティス米国防長官は27日、中国の習近平国家主席と北京の人民大会堂で会談した。双方は両国間の緊張を高めている南シナ海問題や台湾問題を念頭に、リスクを管理・コントロールする必要があるとの認識で一致した。中国国防省が発表した。
習氏は「広大な太平洋は中・米両国とその他の国を受け入れることができる」と述べ、両国は立場の相違よりも共通利益のほうが大きいと主張した。米国が軍事・通商分野などで強めている中国への圧力をかわしたい思いがにじむ。
一方で習氏は「祖先が残した領土は一寸たりとも失うことはできない。他人のものは少しもいらない」と強調。中国による南シナ海の軍事拠点化に警戒感を示す米国に対して「拡張主義や植民地主義はとらない」と釈明しつつ、主権問題においては一切譲歩しない姿勢も鮮明にした。
マティス氏は、両国関係において軍同士の関係は極めて重要だと言及し、米中は「衝突や対抗」を避けるべきだとの認識を示した。ロイター通信によると、同氏はこの日に先だって行われた魏鳳和国務委員兼国防相との会談について「非常に、非常にいい議論ができた」と評価した。
また中国国防省によると、魏氏はマティス氏に対し「朝鮮半島の核問題」について中国の立場を説明した。
米国防長官の訪中は2014年のヘーゲル氏以来、約4年ぶり。
習主席「領土は一寸たりとも失わない」 米国防長官と会談、リスク管理で一致も譲歩せぬ姿勢鮮明
6月28日(木) 0時58分-中国・台湾(産経新聞)
中国の領土は「一寸たりとも」失えない 習主席、米国防長官との会談で
BBC News 6/28(木) 18:38配信
中国の習近平国家主席は27日、ジェイムズ・マティス米国防長官との会談で、中国には平和への強い決意があるが、領土について「一寸たりとも」失うことはできない、と語った。
中国の国営メディアによると習主席はマティス長官に対し、「祖先から受け継いだ領土は一寸たりとも失うことはできない」とした上で、「ほかの人々のものは我々は全く望んでいない」と述べた。
米中間の貿易をめぐる対立や、中国が南シナ海での領土主張を強めていることから、両国関係に緊張が高まっている。
米国の国防長官が中国を訪れるのは2014年以来。アジア歴訪中のマティス長官は、28〜29日に韓国と日本も訪問する予定だ。
マティス長官は27日の習氏や中国高官らとの会談について「非常に、とても」良かったと語った上で、中国との「軍事的な関係は重要性が高い」と米国は考えていると付け加えた。
米国はこれまで、中国の南シナ海での活動について、人工島に施設を建設する行為は、隣国への威嚇であり海域の軍事化だと、繰り返し批判してきた。
複数の国が南シナ海内の領有権をめぐって対立しているが、最も大きな領域の主権を主張しているのが中国で、主張には歴史的な根拠があるとしている。
南シナ海には主要な航路が位置しているほか、豊かな漁場でもある。さらに、石油や天然ガスの埋蔵量が豊富だとみられている。
今月12日には、ドナルド・トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長がシンガポールで歴史的な会談を実現させている。
マティス長官は訪中後に韓国と日本に向かい、アジア地域への安全保障に対する米国の強い決意をあらためて伝達すると予想されている。
(英語記事 China won't give up 'one inch' of territory says President Xi to Mattis)
中国の領土は「一寸たりとも」失えない 習主席、米国防長官との会談で
6月28日(木) 18時38分-国際総合(BBC News)
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