2017年12月29日
ここの男女の比は人類進化の尺度になるかも
あるようです。メディアでしょう。歴代の受賞
者は896人、そのうちの女性は48人、5%とい
うことです。1896年12月10日にノーベルは死
亡し、遺言によってノーベル賞が創設されて
1901年に最初のノーベル賞が授与されました。
ノーベル賞の授賞式が毎年12月10日になって
いるのは命日に因んでいます。
最初のノーベル賞から100年以上が過ぎている
のですが、女性受賞者が5%とは確かに少ない
でしょう。95%が男性となると「男の世界」と
いう言葉が出そうになります。
でも我々は実際はそういうことは考えもしない
ですね。最先端の研究を進めている人がいても
内容や意味は理解できない場合がほとんどです。
科学的に雲の上の人が男であろうが女であろう
が雲の中ですね。翌日まで記憶していることは
まずありません。でもここはメディアの視点と
して楽しく読みましょう。
一般的に女性はあれとこれは苦手といった通常
の傾向を持ってきても、ノーベル賞には当たら
ないでしょう。でもノーベル物理学賞の女性受
端と言えないこともないですね。
ノーベル文学賞の女性受賞者は14人であり、
文学賞の範囲では12.3%になるということで
す。平和賞は女性の受賞者は16人、15.4%に
なるということです。
女性受賞者について、10年前の2007年から
数えると女性受賞者は36%になるということ
です。100年以上のデーターがあり、選考の
過程から人類の進歩とか人類の進化の尺度に
していいかどうかですが、ノーベル賞の選考
委員会には他にはないデーターが蓄積されて
いると思われます。注目していいでしょう。
ノーベル賞の対象になる人達は研究の最先端
と思われ、そこに女性の研究者が層厚く居る
状態は簡単には形成されないでしょう。社会
全体の熟成度も関係するかもしれません。研
究開発への理解、社会の経済的また環境的支
援も必要でしょう。
女性受賞者の比率が上がるということは、教
育や研究分野の社会基盤がたくさんの点でよ
くなることを含んでいる感じがします。女性
研究者の量の増加、質の向上などに取り組む
国が現れるかもしれません。
ノーベル賞は「男の世界」、歴代受賞者のうち女性はわずか5%
AFP=時事 12/9(土) 9:08配信
【AFP=時事】ノーベル賞(Nobel Prize)の歴代受賞者の統計データは、女性が見てうれしいものではない──女性の受賞者の割合は20人に1人だからだ。女性の受賞はゆるやかながら増加する傾向にあるが、今月10日に授賞式を控えた今年のノーベル賞受賞者は昨年に引き続き、全員が男性だ。
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ノーベル医学生理学賞(Nobel Prize in Physiology or Medicine)、物理学賞(Nobel Prize in Physics)、化学賞(Nobel Prize in Chemistry)、文学賞(Nobel Prize in Literature)、経済学賞(Nobel Prize in Economics)の授賞式が行われるスウェーデン、平和賞(Nobel Peace Prize)の授賞式が開かれるノルウェーは、共に女性の権利保護の分野では草分け的な国で、ジェンダー平等を推進する政治を誇りにしている。
近年は女性の受賞者が増加傾向にあり、第1回開催の1901年〜1920年には4人だけだったのが、2001年〜2017年には19人の女性が栄誉を手にした。だが、団体受賞を除いたノーベル賞の歴代受賞者896人のうち女性は48人で、全体のわずか5%に過ぎない。
女性受賞者の割合は、分野によって異なり、最も少ないのは1968年にスウェーデン中央銀行の創立300年を記念して設立された経済学賞だ。とはいえ、女性受賞者が比較的多い文学賞や平和賞でも、受賞者の大半を男性が占めている。
ダイナマイトを発明したスウェーデン人科学者アルフレド・ノーベル(Alfred Nobel)の遺志で創設された5分野のノーベル賞のうち、最も「女性嫌い」なのは物理学賞と化学賞で、女性受賞者は物理学賞が2人、化学賞は4人にとどまっている。
ただ奇異なことに、史上唯一、女性でノーベル賞に2度輝いた「キュリー夫人」ことマリー・キュリー(Marie Curie)氏が受賞したのは、物理学賞(1903年)と化学賞(1911年)だ。
■「社会における女性の境遇」を反映
「より広い観点から見ても、女性受賞者の数が多くないのは残念だ」。物理学賞、化学賞、経済学賞の選考を行うスウェーデン王立科学アカデミー(Royal Swedish Academy of Sciences)のヨラン・ハンソン(Goran Hansson)事務局長はこう述べた上で、医学生理学賞、化学賞、平和賞、文学賞の選考委員会では現在、女性が委員長を務めていると指摘。「委員会には男性優越主義的な偏見は一切ない」と強調した。
科学の分野で女性の受賞が非常に少ないのは、研究室の門戸が長く女性に閉ざされていたためだというのがハンソン氏の見解だ。
経済学賞についても、2017年の受賞が決まった米経済学者のリチャード・セイラー(Richard Thaler)氏は7日、スウェーデンの首都ストックホルムで「確かに、われわれは全員、白人男性だ。年配の白人男性だ。だが、受賞したプロジェクトは全て30年かそれ以上続いてきたものだ」と述べた。
文学賞はこれまでに14人の女性が受賞し、全文学賞受賞者の12.3%を占めている。しかも、女性の受賞例は目覚ましい勢いで増えており、2007年以後に限ると受賞者の36%が女性だ。スウェーデン・アカデミー(Swedish Academy)のサラ・ダニウス(Sara Danius)事務局長は、自身のブログに「物事は正しい方向に向かっている」と書いている。
平和賞は歴代受賞者の15.4%に相当する16人の女性が受賞し、最も女性に好意的な賞といえるが、それでも平等にはほど遠い。とはいえ、他の賞と同様、徐々に女性の受賞が増えていて、過去15年間では6人が受賞している。
ノルウェー・ノーベル賞委員会(Norwegian Nobel Committee)の事務局に当たるノーベル研究所(Nobel Institute)のオラブ・ニュルスタッド(Olav Njolstad)所長は、女性の受賞者数は「20世紀の社会における女性の境遇」を反映していると指摘。「長い目で見れば、男性が多数を占める委員会を(男女)半々程度にすることがもちろん重要だ」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News ★
AFP=時事 12/9(土) 9:08
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