2016年04月16日
護衛艦2隻がベトナムのカムラン湾に寄港
護衛艦2隻がベトナムのカムラン湾に寄港
「せとぎり」が練習航海としてべトナムのカムラン
湾に寄航しました。海上自衛隊の船が入港したのは
初めてということです。
今までは軍港として知られていたのですが、ベトナ
ム側はカムラン湾を国際港にしたいようです。
民間の船舶も利用できるようになったのかもしれま
せん。そうだとすると、何かと中継で入港する外国
船も出てくると思われます。
ベトナムの中央部にあり、南シナ海ではパラセル諸
島、スプラトリー諸島の両方に近く、中国船籍の寄
航も多いようです。海上自衛隊の船が寄港するのは
中国の人工島建設をけん制するのが目的なので、中
国側は不快でしょう。
ベトナム側は多くは語らないのですが、まずは海軍
力を蓄えるという段階が必要です。南シナ海を独自
の力で警備巡回するとしたら、年月が必要です。海
上自衛隊とゆっくり付き合うのが無難な順かもしれ
ません。ベトナム側も中国へものを言う方向には進
んでいます。何かあると、できるだけ発表するのが
いいですね。
中国はベトナムを押さえ込む自信を持っているよう
なのですが、ベトナムでは嫌中国感情が広がってき
ています。南シナ海については、まずフィリピンと
提携を結ぶことになりそうですが、そのためには日
本の自衛隊と付き合いを深めることのように思われ
ます。カムラン湾を訪問した海上自衛隊の護衛艦は
たった2隻ですが、人気を高めたようです。
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海自艦、ベトナム要衝寄港 カムラン湾 南シナ海、対中連携
産経新聞 4月13日(水)7時55分配信
【シンガポール=吉村英輝】練習航海中の海上自衛隊の護衛艦「ありあけ」と「せとぎり」が12日、南シナ海に面するベトナムの軍事要衝カムラン湾の国際港に寄港した。
在ベトナム日本大使館によると、海自艦船が同湾に入港したのは初めて。
カムラン湾は、中越などが領有権を争うパラセル(中国名・西沙)、スプラトリー(南沙)両諸島に比較的近い。
寄港は、日本とベトナムが連携し、人工島建造などで南シナ海の軍事拠点化を進める中国を牽制(けんせい)する狙いがある。寄港中、共同操艦訓練などを行う。
カムラン湾は冷戦期には旧ソ連が東洋最大の海外拠点を構え、2002年のロシア軍撤退以降はベトナム海軍が基地を置くが、外国船の入港は厳しく規制されていた。
昨年11月、中谷元・防衛相とベトナムのフン・クアン・タイン国防相(当時)が、カムラン湾への海自艦船寄港で合意。
同湾に今年3月、外国の大型艦船や民間船舶が利用できる国際港が開港し、今回の寄港が実現した。
中谷氏は12日の記者会見で、「わが国にとって南シナの航行の自由やシーレーン(海上交通路)の安全確保は重要な関心事項だ」と指摘。
「今後も米国や豪州とも連携しつつ、南シナ海周辺国との関係強化に向けた努力を積み重ねたい」とも強調した。
一方、中国外務省の陸慷報道官は12日の定例記者会見で、中国を念頭に置いた行動であれば「反対せざるを得ない」と牽制した。★
NNA 13日(水)8時30分
時事通信 12日(火)19時34分
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