2016年02月15日
カリフォルニアでASEAN首脳会議
カリフォルニアでASEAN首脳会議
(ASEAN)加盟10カ国の会議が開かれるという
ことです。アメリカが実施している航行の自由作戦へ
の支持を取り付け、南シナ海でそれぞれが埋め立てて
いる拠点も自制して軍事衝突となる原因を防ぐ、など
も議論されるようです。
しかし、主権があると主張して多数の人工島を作って
いる中国にとっては納得できない内容でしょう。自分
の領土ということから他を排除し、軍事拠点にも、資
源があれば開発するという考えは政権にとっては魅力
的かもしれませんが、武器と武器が衝突すると、その
国の本土にも衝突が広がる危険性もあります。
この危険性を無くするように考えると、
・海の上で武器を使用しない、
・自己の権利を主張しない、
・地下資源の開発もしない、
となって、普通は誰も納得できないでしょう。
アメリカ政府は今回の会議でこれに挑戦するのでしょ
うか。
では、ASEAN諸国を納得させることに成功するとしま
しょう。ASEAN諸国が一団となって中国政府に上記の
要求したとしたらどうでしょう。現在の中国政府では
100%無視すると思います。
ほとんど期待できないのですが、中国方式を借りて、
ASEAN10カ国が一段となって、例えば、マラッカ海峡
の航行を禁止すると威嚇したら、ひょっとすると話し
合いの場には出てくるかもしれません。中国方式を借
りるのも悪くはないですね。まあこのブログを信用し
ないで下さい。
環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)についても議
論されるようです。17日には何かの結論が出るでしょ
う。
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オバマ大統領、ASEAN諸国トップを招いて首脳会議 中国にらみ、南シナ海問題で連携確認へ
産経新聞 2月12日(金)18時25分配信
【シンガポール=吉村英輝】米国と東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟10カ国は15〜16日、米カリフォルニア州パームスプリングズ近郊の保養施設サニーランズで首脳会議を開催する。米国がASEAN側を自国に招いて開く首脳会議は初めて。
オバマ大統領は、南シナ海で滑走路建設などを進める中国をにらんでASEANと連携を強化し、米国が進める艦船派遣などの「航行の自由」作戦に対する支持を取り付ける狙いだ。
ロイター通信によるとホワイトハウス高官は9日、オバマ氏が首脳会議で中国を念頭に、南シナ海の領有権問題が大国による小国への「弱い者いじめ」ではなく、平和的に解決されるべきだとの姿勢を明確にする方針だと明らかにした。
米国家安全保障会議(NSC)のクリテンブリンク・アジア上級部長によればオバマ氏は、南シナ海で領有権を主張する全関係国に埋め立てや建設行為の自制を促し、軍事的摩擦の回避を呼びかけるという。
オバマ氏はまた、中国が人工島に大型滑走路を建設し、今年から民間機による試験運用に着手したことなどに言及する見通し。米国は、同滑走路は将来の軍事転用を見据えた施設とみて警戒を強めている。
一方、ASEAN内には、オバマ氏が「中国との直接衝突を恐れて積極的な行動には踏み込まないのでは」との疑念が根強い。
首脳会議を前に米海軍は1月末、「航行の自由」作戦の一環として、南シナ海のパラセル(中国名・西沙)諸島で中国が実効支配するトリトン(中建)島から12カイリ(約22キロ)内に艦船を事前通告なしに航行させた。
同島の領有権はベトナムなども主張している。昨年10月にスプラトリー(南沙)諸島で中国が造成した人工島近くへの艦船派遣からさらに踏み込んだ行動を関係国に示した格好だ。
ただ、今年はASEANの共同宣言などをとりまとめる議長国は「中国寄り」とされるラオスだ。ケリー米国務長官は1月、ラオスに加え、同じく親中派とされるカンボジアも訪問し、南シナ海問題での連携を求めたとみられる。
首脳会議では、東南アジアでも勢力を広げつつあるイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)対策や、インドネシアなどが参加に意欲を見せる環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)なども議題にのぼる見通しだ。★
オバマ大統領、ASEAN諸国トップを招いて首脳会議 中国にらみ、南シナ海問題で連携確認へ
産経新聞 18時25分
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Global News Asia 13日(土)17時0分
毎日新聞 12日(金)21時33分
中国クオリティへの不安から、高速鉄道計画は白紙に戻る可能性もーインドネシア
Global News Asia 12日(金)10時30分
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