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2014年11月21日
★保護者参観日――「そこの方、もう少し窓側に寄っていただいて」と誘導したらジロッとにらまれた
★先週の日曜日は、保護者参観日だった。
参観日のねらいは、粗く、次の2点だ。
(1)参観日は、自分の子どもが毎日、サムライ中で受けている授業の質を保護者自身の目で確認する日だ。
知的で楽しい授業なのか?
学習内容がしっかり身につく授業なのか?
これ以上の機会はない。
絶好のチャンスだ。
(2)学年あるいは学級保護者集会等は――
【1】子どもに関する情報獲得の場。
【2】子育てに関する学習機会の場。
【3】親同士の交流・学びあいの場。
くわえて、【4】わたしたち大人が生涯にわたり自己の啓発・向上をめざすとともに、心のふれあいを深め、豊かで住みよいサムライ学区を創りだしていくための、ネットワークの核になる場〈註1〉」。
まず、(1)について。
「保護者が、自分の子どもが受けている授業が、知的で楽しい授業なのか? 学習内容がしっかり身につく授業なのか?……」をチェックする機会……ということは、すなわち、僕らにとっても【授業修業】の絶好のチャンスということである。
本校の修業計画は――
【1】教科部会内の研究授業
【2】○○Tの授業を観る会
【3】保護者参観日の授業
【4】模擬授業
これらを合計して150回以上(1人あたり7回程度)ということになっている。
僕の粗い認識を示すなら、【1】【2】【4】は、どんな失敗をしてもかまわない。
いや、むしろ思いきった挑戦をして大失敗をするくらいのほうがいい。
けれども、参観日の授業だけは絶対に失敗できない。
ひどい授業をして、あちこちで「指示もまともにできない」「プロ教師のクセにあんな下手クソな説明をして」等といわれるのは、自動車会社が【あそこの自動車は火を噴く】といわれるようなもんだ。
打撃が大き過ぎる。
ということで、当日は――
「ああ、さすがにプロ教師の指示だ、発問だ、語りだ、ほめ方だ」
「ああ、うちの子をこの学校に入学させてよかった」
「ああ、ひさしぶりに自分も授業を受けた。いい授業だった。元気が出た!」……と感じていただけるように気合いを入れて授業に臨んだつもりだ。
今回も「保護者による授業評価」を実施した。
現在、研修部で分析中だ。
ただ、パラパラッとみたところ、保護者の評価は結構、厳しそうだ(ノ△・。)。
まとまりしだい、このページでもお知らせしたい。
(2)について。
紙幅がないので短く述べる。
子育てに困っている保護者(特に「お母さん」)をイメージして保護者集会を設計した。
僕は若い頃、苦い経験がある。
保護者集会がはじまるなり、「うちの子はよく手伝いをするようになった」「勉強もいちいち言わなくとも自分からやっている」「なにも問題はない」という発言が出て、以後、「なにも問題はない」「なにも問題はない」という発言がつづき、そのまま集会が終わってしまった。
大失敗だった。
そんなはずはないだろう!?
保護者はみんな困っている!
きょうはその子育ての勉強に来たのだ!
なのに、こんないいかげんな集会運営を僕はやってしまった。
ホンマに申しわけない。
「保護者はひとり残らず全員、子育てに困っている……」という前提で保護者集会を設計・運営するというのが、今のサムライ中の方針だ。
★当日の日程――
(1)授業参観 08:50〜09:40
(2)短学活参観 09:45〜10:00
(3)学年保護者集会 10:10〜11:00
(4)学級懇談 11:10〜11:50
参加率が――
1学年=73%
2学年=70%
3学年=77%
全学年=73%
経営の重点2〈学校・家庭・地域のバランスがとれたトータルシステムの開発 〜保・幼・小・中の体制(時間軸)に依拠した学社連携・融合(空間軸)の推進〜〉の達成状況は、実は、保護者集会・参観日等の【保護者の参加率】で測定している。
学社連携推進の評価軸の設定は、なかなかむずかしい。
ずっと模索しつづけているものの、これといった評価軸にはたどりつけていない。
この「参観日などの保護者の参加率」で評価する方法も、ベストだとは思っていない。
ただ、教育現場で、他の参加率がどんなによくても、参観日の保護者の参加率が低くてはなにもならないから、これだけははずせないという意味で、設定している。
これを読んでくださっている方で、「学社連携推進」に関する「評価軸」のいい例をご存じの方は、ぜひ、教えていただきたい。
僕のホームページの最上部のバーにある「メール」というところから送信してください。
よろしく頼みます。
5段階評価で
参加率40%=評価1
参加率50%=評価2
参加率60%=評価3
参加率70%=評価4
参加率80%=評価5
今回は73%だったから、評価4ということになる。
今回の参観日への構えとして、80%はムリかもしれないが、70%台には乗るはずだ……もう一歩で80%だぁ〜というところ、すなわち、76〜78%にはいきたかったので、やや残念な結果だ。
でも、もう一息だ。
★余談だが、授業参観のとき、本校では、各学年に2名ずつ「授業参観コーディネート係」を設けている。
せっかく来ていただいたのに廊下にあふれ出た格好になってしまった保護者を教室に入れる係だ。
あいているスペースにお1人お1人を案内することもあれば、教室内の保護者全体を移動してスペースをつくることもある。
結構、力業だ。
今回、僕は今回、コーディネート係をやった。
ある教室で「全体にもう少し奥に入っていただき、窓側の方はL字型に入っていただきます」と手で誘導しながら、「そこの方、もうしわけありません。もう少し窓側に寄ってください」と言ったら、ジロッとにらまれてしまった。
きっと「せっかく早くからやってきて、いい場所――子どもからは見えない、しかし、自分からは子どもがよく見えるポイントを――を確保したのに」ということだろう。
ほんとうに申しわけない。
にらまれたとき、花火大会の会場整理・来場者誘導のアルバイトをやっている気分になった。
〈註1〉=サムライ校区(人口14000人)では、小学校・中学校と家庭と地域が協働して、教育コミュニティづくり・サムライネット事業を展開しているが、その中核エネルギーとして獅子奮迅の活躍をしているのが、小・中合同のPTAだ。
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★僕の、ナマの、すべては、僕の公式ホームページにぜひどうぞ!!