【1804年2月12日生まれ ~ 1865年2月10日没】
ハインリヒ・レンツはドイツ系ロシア人物理学者で
ロシアで生まれてます。若き日にオットー・フォン・コツェブー
が中心となった第3回の世界一周調査隊のメンバー
として海洋環境の物理的側面を調査しています。
レンツは色々な国の港に立ち寄り海水成分を調べたり
したのでしょう。私ならそこで釣りをして生物学の
研究をしている仲間に協力したいと思います。
先ずは水深を調べて、色々な生餌を使います。
さて、レンツの業績として有名なのは
レンツの法則ですね。その内容は変動磁場
との関連で、誘導起電力が発生しますが
その方向が初めの磁場発生を妨げる
方向に発生する。というものです。
実例としてコイルに磁石を近づけると
コイルに電流が発生して、それ故に
コイルが磁石化して磁石とコイルが
反発します。感覚的に分かり辛いのは
磁石から出る磁力線が空間を
伝わる様子です。現代の理解では
真空中でも伝わる電磁波ですが
レンツがもたらした様な知見があって
初めて分かると思います。それだから
実験を繰り返し、定式化した事は
とても素晴らしいと思います。
このレンツの法則は現代では電磁
ブレーキに応用されたりしています。
レンツの時代はマクスウェルと近く、
この時代は電磁気学が完成していく
時代だと捉える事が出来るでしょう。
現代人が使いこなす言葉、電磁波・
原子・電子・光電圧・・・
そういった知見のない中で磁力と電力
を関連させてエレクトロニクスへと
繋がっていく理論大系を作っていった
のです。まさにパラダイムシフトの
連続でした。目に見えない法則を使い
今やリニアモーターカーが動き回るのです。
またレンツは、ジュールの法則を独立して
導いていました。この業績も特筆すべきです。
電気と熱の世界をつなげたのです。
〆
以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
最近全て返事が出来ていませんが
全て読んでいます。
適時、改定をします。
nowkouji226@gmail.com
2020/09/27_初稿投稿
2021/07/27_改定投稿
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