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2025年01月12日

【書評】「アインシュタイン回顧録」|アルバート・アインシュタイン著渡辺正訳_1/12改訂

こんにちはコウジです。
「アインシュタイン回顧録」の原稿を改訂します。


今回の改定点はリンク切れ情報の改定です。
細かい文章も再考しています。しっかり正確に。
そして沢山情報が伝わるように努めます。
(以下原稿)


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1946年、67歳になったアインシュタインが
自分の人生・研究を振り返り纏め直している内容です。


和訳の刊行が「ちくま学芸文庫」から2022年なので
デジタルでの復元画などを取り入れていて印象も新しく
非常に読み応えのある一冊となっています。


科学哲学・科学史を踏まえてアインシュタインなりの
一貫した思考形式を披露してくれています。



具体的なアインシュタインの考え方 


たとえば、1711年生まれの英国人D・ヒュームが
因果律を経験による論理の切り離しを説いている
のに対してドイツのカントはあらゆる思考に対して
前提概念群があるとしていますが、それに対して
アインシュタインは全ての概念を「約束事」である
と考えて、どういった理論も、どれほど多くの
適用現象を含めることが出来るか
に過ぎないとしています。



アインシュタインの史観 


とくにアインシュタインは19世紀を跨ぐ時点での
物理学の概観を示し、ガリレオとニュートンのコンビと
ファラデーとマクスウェルのコンビを比較しています。
言語化・数式化されないレベルで実験計画を進める
実行力(推進力)がガリレオやファラデーにはあるのです。
そして、
@力の起源が明確ではない点とA慣性質量と重力質量が
理論の中で明確な役割を果たしていない点に対して
疑問を投げかけ力学体系を電磁場での「場の理論」
で考えていく必要性を考え抜くのです。


アインシュタインは何とかして、
近接作用と質点の力学をつなごうとします。


 特に、エルンストマッハやローレンツの
果たした大きな役割にまで言及して20世紀初頭の
科学史上での大きな発展への道筋を立てています。
繋がりの中で理論を組み立てたのです。




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以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
問題点に対しては
適時、返信・改定をします。


nowkouji226@gmail.com


2023/05/14‗初稿投稿
2025/01/12‗原稿改訂


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