ハインリヒ・R・ヘルツのRは
ルドルフ(Rudolf )のRです。
元来、ヘルツは気象学に関心を持っていました。
1878年 ミュンヘン工科大学では指導教官が気象学者の
ベゾルトでしたが、そこではさしたる業績を残していない
ようです。後の師ヘルムホルツのもとで
液体の蒸発に関する論文や新型の温度計に関する
論文をまとめた程度だと言われてす。
所で、19世紀終わり頃迄は電磁波の
伝達物質としてエーテルという物質
が想定されていました。確かに
波を伝える伝達物質、別の言葉を使うと
媒質といった物があり波は伝わります。
水という媒質があり表面で波紋が伝わり、
空気という媒質があって音が伝わる訳です。
1881年にマイケルソンが実験でエーテル
を否定したタイミングでヘルツは
マクスウェルの方程式を再度考え直します。
電磁波の存在を煎じ詰めて
実用的なアンテナを考案しました。
現代の整理された考え方によると、
電磁波は真空中であっても伝わります。
例えば太陽光は大気圏に届く前に
真空中を伝わってくるのです。
そこにはエーテルは存在しません。
エーテルの仮定は観測にかからないばかりか、
地球の自転運動・公転運動に対して
説明がつかないのです。
別途、ヘルツは電磁波発信の
装置を開発して電磁波の送受信
の実験を繰り返しました。
送受信間にガラスを置くと
電磁波が通じ難くなると確認しました。
そして、実験で人々にガウス・マクスウェル
の理論を現実の世界とより近づけました。
ヘルツは周波数の単位に名を残しています。
〆
以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
最近全て返事が出来ていませんが
全て読んでいます。
適時、改定をします。
nowkouji226@gmail.com
2020/10/07_初稿投稿
2021/01/15_改定投稿
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