【以下が投稿原稿です】
ゲルマンは米ニューヨーク生まれの理論家です。素粒子論の世界でノーベル賞を受けています。ゲルマンの名を本来はゲル-マンと書きますが、【Gell-Mannと書きますが、】本稿ではゲルマンとします。
ゲルマンはイェール大で学士号を受け、MITで博士号を受けました。その後、プリンストン高等研究所、コロンビア大、シカゴ大、カリフォルニア工科大で研究を続けます。サンタフェ研究所の設立者の一人でもあります。
ゲルマンの研究実績としてはクォークの提唱が大きかったですね。加速器の開発後には様々な粒子が未整理のまま次々と発見され、それらの関係と性質は未解決のまま問題が蓄積されていきます。それらを整理・理解する手段がクォークだと言えるでしょうか。ゲルマンの理解体系では対象性が使われていて、ストレンジネスやカラーといった概念で素粒子が理解されていきます。秩序ある奥深い理論だと思います。
さて、ゲルマンの業績として素粒子の分類に関する側面を取り上げてきましたが、ゲルマンの研究での真骨頂は粒子の反応に関しての研究ではないでしょうか。関連してR・P・ファインマンという論敵がいました。あくまで伝えられている内容なのですが、ゲルマンとファイン・マンの論争はまるで子供の喧嘩みたいにも思えます。激怒したファイン・マンが、「貴様の名前綴りからハイフォン消すぞ!」【Gell-Mann改めGellmannとするぞ!の意】と怒鳴りつけたら、「ゲルマンがお前の名前をハイフォン付きで書いてやる!」【Feynman改めFeyn-Manとしてやる!の意】と言い返す有り様だったようです。アメリカ人の感覚なのでしょうか。西部劇の勢いなのでしょうか。ただ少し理解出来るかも、と思ったのは互いの家を侮辱していたのてすよね。瞬間的に家祖を汚す発想は、頭の切れる天才同士の喧嘩だったのでしょう。。。。いや、やはり激怒して子供じみた喧嘩してたのかも。;)
そんなゲルマンとファイン・マンはそれぞれに素晴らしい業績を残しました。
〆
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適時、改定をします。
nowkouji226@gmail.com
2020/11/05_初稿投稿
2021/04/24_改定投稿
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