その名は正確には、マックス・カール・エルンスト・
ルートヴィヒ・プランク(Max Karl Ernst Ludwig Planck)
【現在の国で言えば】ドイツ生まれのプランクは
前期量子論の主要メンバーの一人です。
学問的方法論の違いとして、エルンスト・マッハの
実証主義に対しプランクは実在論を展開しました。
微視的な物理公式を特徴づける定数:プランク定数
を提唱して微視的な知見において不連続な物理量を
導入しなければいけないと結論付け体系化しています。
プランクの一連の考え方はとても大事な概念で、
量子力学の根幹をなしています。現代の我々が
後付けで考えてみると、取り得る状態が不連続故に
行列力学で時間発展が量子力学体系の中で記述出来、
微視的状態の遷移が定量的に表せるのです。
パラダイムシフトという言い方が出来ますが、
思想体系において大きな変換が起きました。
まず、ここでのハードルをクリア出来た事は
物理学にとって大きな一歩であったと言えます。
そしてプランクは戦争の時代を生きたので
幾多の悲劇を味わいました。人道的見地から、
アインシュタイン等へのユダヤ人迫害に対して
ヒットラーに直接意見を述べたりしています。
長男は第一次世界大戦で戦死しています。
二男はヒットラーを暗殺に加担したので
処刑されてしまいました。プランク自身も
国賊の親として批難を受けています。
更には他に二人の娘が居ましたが、
共に孫娘を産んだ後に亡くなっています。
こうして色々とあったプランクの人生ですが、
プランクの残した業績は決して消えていません。
彼の残した研究所は21世紀になっても
最先端の研究を続けているのです。
以上、間違いやご意見があれば以下アドレスまでお願いします。
時間がかかるかもしれませんが、必ずお答えします。
nowkouji226@gmail.com
【舞台別のご紹介】
2020/09/08_初回投稿
2021/01/02_改訂版投稿
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image