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2024年02月15日

ジョン・バーディーン
2/15改訂【トランジスタの発明とBCS理論で二度のノーベル賞受賞】

こんにちはコウジです!
「バーディーン」の原稿を改定します。
今回の主たる改定はAI情報の再考です。また、
バーディーンが生まれた頃、ベートーベンはもう居ません。
(彼の人生は1770年12月16日頃 - 1827年3月26日)


初見の人が検索結果を見て記事内容が分かり易いように再推敲します。


SNSは戦略的に使っていきます。そして記述に誤解を生む表現がないかを
チェックし続けてます。ご意見・関連投稿は歓迎します。


金属絶縁体転移
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【1908年5月23日 ~ 1991年1月30日】



超電導現象の理論的基礎を与えたバーディン


本稿は何度も追記したいです。


それは私にとって、関心のある


低温電子物性の話だからです


今回は極低温での現象理解を進めたバーディンについて
ご紹介致します。
バーディンは
二回のノーベル賞を受けています。


一回目はベル研での仲間とのトランジスタの発明、
二回目はイリノイ大学の仲間たちと確立したBCS理論です。


前述したカメリー・オネスの超電導現象の発見以後、その現象を説明する為に色々な理論が試みられでしょうが、イリノイ大学のバーディンを中心とした3人がBCS理論を確立します。バーディン、レオン・クーパーロバート・シュリーファー  3人の名前の頭文字を並べてBCS理論と呼ばれます。


このコンビの始まりはバーディンがクーパーを招聘する事から始まります。そこにバーディン研究室の大学院生、シュリーファー が加わり研究が進みます。


後に話す中嶋氏とのエピソードやベル研での仲間たちとのトランジスタの発明を考えてみて下さい。物理で理論を切り開いていく楽しさが感じられるのではないでしょうか。(他の専門分野の方でも感じられるでしょう。)
自分自身で思索にふける時間を経て、
議論をすることで理論が発展していくのです。
特にバーディンは議論の上手い人だったといえます。


バーディンは議論をして「興奮する時間」
を大事に使えたのです。


また別ブログで少しバーディンについてつぶやいてみました。



BCS理論とは 


BCS理論の内容はフォノン(音子)を介した電子が対になった結果(クーパ対の考え方)、そのコンビがスピンを打ち消し合って結合するという理論でした。相転移温度をその理論で説明し、今日、超伝導を考えるうえで理論の基礎となっています。


このBCS理論の妙はフェルミオンである電子が凝縮状態をとるところにあります。本来、同じ状態(位相等を考えた時のパラメター)をとる事が出来ない電子が対になってボゾン化することで巨視的な現象にとして観察される超伝導現象が実現するのです。


そもそも、金属中を移動する電子を単純な質点のモデルで考えると
「正荷電をもった原子核の間を負電荷が自由自在に無抵抗で動き回る事」は到底出来ません。何らかの相互作用が起きて金属内での抵抗が生じます。ところが、電子の波動関数を考え、波動的側面が顕著に現れる状態を考えていくのが超伝導現象だと言えます。


そして現象発現の条件として大事な尺度の一つが
温度だったのです。2023年時点での関心は
遷移を起こす温度のメカニズムを解明する事です。


現在での転移温度は「高温超電導」
と言ってもマイナス百℃以下ですので
転移温度に至るまでは液体ヘリウムや
液体窒素を使って冷却しなければいけません。



超電導現象の応用 


実用化しているリニアモーターカーや量子コンピューター等の応用技術も冷却した上で超電導現象を実現しているので、コストと安定性が課題となっています。転移温度が変わっていって、より常温に近い温度で現象を起こすことが出来ればメリットは非常に大きいです。


温度に関わるメカニズムとして中嶋貞雄がバーディンに与えたヒントが繰り込み理論の応用でした。そのヒントは手法だったともいえますが、電気伝導に関わる要素(素粒子)が「どういった条件で」、「どういった役割を果たすか」が重要です。その手掛かりの一つが「ゆらぎ」に関するメカニズムではないかと考えている人が居ます。今後の大きな課題です。



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以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
時間がかかるかもしれませんが
必ず返信・改定をします。


nowkouji226@gmail.com


2020/09/15_初稿投稿
2024/02/15_改定投稿


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AIでの考察(参考)


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(2021年11月時点での対応英訳)



Theoretical basis of superconducting phenomenon


I would like to add this article many times. That's because it's about the low-temperature electronic characteristics that I'm interested in. This time, I would like to introduce Birdin, who has advanced the understanding of the phenomenon at extremely low temperatures.


Birdin has received two Nobel Prizes. The first is the invention of the transistor with his colleagues at Bell Labs, and the second is the BCS theory described below. Since the discovery of the superconducting phenomenon of Camery Ones mentioned above, various theories may have been tried to explain the phenomenon, but three people led by Birdin of the University of Illinois establish the BCS theory. Bardeen, Leon Cooper, and Robert Schrieffer are called BCS theory by arranging the initials of the three names.


The beginning of this duo begins with Birdin inviting Cooper. Schrieffer, a graduate student from the Badin laboratory, will join the group to advance the research.



What is BCS theory?


The content of BCS theory was the theory that as a result of pairing electrons via phonons (sounds) (the idea of ​​Cooper pairs), the combinations cancel each other out and combine. The phase transition temperature is explained by the theory, and today it is the basis of the theory when considering superconductivity.
The mystery of this BCS theory is that the fermion electrons take a condensed state. Originally, electrons that cannot take the same state are paired and bosonized, and the superconducting phenomenon observed as a macroscopic phenomenon is realized.


In the first place, considering the electrons moving in a metal as a simple mass model, it is impossible for a negative charge to move around freely and without resistance between nuclei with a positive charge. Some interaction occurs and leads to resistance. However, it can be said that the superconducting phenomenon is to create a state in which the wave function appears prominently by considering the wave function of electrons.


One of the important measures for that condition was temperature. At this time, the interest is to elucidate the temperature mechanism that causes the transition. At present, the transition temperature is less than minus 100 ° C even if it is called high-temperature superconductivity, so it is necessary to cool it with liquid helium or liquid nitrogen until the transition temperature is reached.



Application of superconducting phenomenon


Since the superconducting phenomenon is realized after cooling the applied technologies such as linear motor cars and quantum computers that have been put into practical use, cost and stability are issues. If the transition temperature changes and the phenomenon can occur at a temperature closer to room temperature, the merit is very great.


The hint given to Bardeen by Sadao Nakajima as a mechanism related to temperature was an application of renormalization theory. It can be said that the hint was a method, but "under what conditions" and "what role" the elements (elementary particles) involved in electrical conduction play are important. Some people think that one of the clues is the mechanism related to "fluctuation". This is a big issue for the future.

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