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2015年06月30日

ベターハーフ better half

ベターハーフという言葉を初めて知りました。

ホント…
勉強不足…でしょうね。

世の中、知らないことがたくさんです。

この言葉は『饗宴』に由来する観念なんだそうです。

さて、『饗宴』とは?って、私と同じように思う方もいらっしゃるかも…

プラトンの作品の中でも最も知られているものだ。テーマが「エロス」つまり愛とか恋とかいわれるものであり、ギリシャ風の宴会スタイルにのっとって、出場者たちが次々と珍説を展開していくという筋運びが、わかりやすくまた艶めいてもいるからだろう。

という文章だけを読んでみた。

この本に書かれている恋は…少年愛とか?
ん…読んでみないと本当のところはわからないから…
また今度読んでみよう〜くらいで

まぁ…読んでない私が興味を持った理由は、この「ベターハーフ」という言葉に関心を持ったからだけ。

プラトンによると、大昔の神話世界では、人間は、三種類に分けられており、今のように男と女ではなく、男男と男女と女女によって成立していたんだって。つまり、現在のわれわれの二人分の素材で、一人の人間が出来ていたんだそうです。ところが、あるとき、神様の怒りに触れて、二つに切り離されてしまったんだって。

その結果、世の中は男と女だけになり、人間は失われた片割れを求めるようになったんだそうです。

プラトンが言うには、このとき失われてしまった片割れを求める行為を恋愛というんだそうです。

そして、その片方の自分を「相手のほうが、自分よりもよい半分である」という意味合いで「ベターハーフ」って呼ぶのだそうです。

人は「ベターハーフ」と出会うことによって、全体性を回復し、癒されることが出来るんだって。

そっか…って、男男も女女もいたのなら…男性が男性に惹かれるのも一つ、女性が女性に惹かれるのも一つとOKな発想なのかもなぁ…なんて理解もありですね。


さて、このベターハーフって言葉を私が知るきっかけになった本には、理想のパートナーについて次のように書いてあります。


理想のパートナーとは
自分と似ていて共感できる人であると同時に、
自分とは、まったく違う側面を持っている人


すごい表現ですよね…
似ていてまったく違う面を持つ人って


だけど、わかるなぁ…って思うのです。


そして、もう一つ、理想のパートナーの条件があるんだそうです。
それは、相手が自分にとっての癒しになってくれるかどうかだそうです。
癒しとは?
癒しとは、偏っている脳の全体性を回復することで、自分に足りない要素が補われることでもあるんだって。

他人のほとんどが、私が私であるという認識を感じさせる存在。だけど、家族や恋人といるときだけはそれを感じなくてすむ。その人と一緒にいることで、それまで常にとらわれてきた自意識から自分を解放することが出来る…。つまり、恋人とは、自分という意識から解放させてくれる、没我の状態にしてくれる…そんな究極の癒しの存在なんだそうです。

あ〜表現難しい。

ただ、プラトンって、哲学者で…とっつきにくい感じのイメージでしたが、ちょっと読んでみようかなぁ〜なんて思えるようにはなれましたね。


今、このベターハーフって言葉がわかるなぁ…って思うのです。


似ていて共感する面もあるけど、まったく違う側面を持つ人


本当は全ての人かも知れないけど、
その人といることで、自分という意識を解放…

お互いが、自分より優れた片割れさんって思いでいられるっていいですね。

「愚妻」なんて言葉など、パートナーを謙遜でもよくないように表現するより、相手を素敵に表現しあう方がもっともっとお互いよくなっていきそう〜って思いますわ。
posted by nova at 04:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 表現
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