2008年05月28日
イヌサフランにご注意を
土や水が無くても机の上に置いておくだけで秋頃には白やピンクの花を咲かせる『コルチカム(別名イヌサルラン)』。欧州・北アフリカから輸入されたこの花は、手軽に育てられて美しい花を咲かせることで人気があります。
園芸が好きな人の中では常識ですが、実はこの花には猛毒があるこでも有名です。
球根や葉に含まれる「コルヒチン」という物質が、呼吸困難や下痢・嘔吐などをおこす原因なんだそうで、球根はジャガイモやタマネギに、葉はギョウジャニンニクに似ているところが曲者なんです。
特に、ペットを飼っている家や小さな子供のいる家などは注意が必要です。先日、国民消費者センターから「日本種苗協会」に対し、有害性のわかる表示を徹底させる旨の要望が出されたばかりです。
でも、あくまでも要望。実際に犠牲者が出ているわけですから、軽く考えていては危険ですよ。
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