2022年08月11日
コロナ感染者数の捉え方の違い。日本と世界の主な国々。
コロナ禍初期に配られたマスク
下記から世界の国々の統計(新規感染者・死亡者数)を見ることができます。
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統計情報
新規感染者数と死亡者数
提供元: Our World in Data ・ 最終更新: 23 時間前
ジャンプします。
下記は、今朝の日経WEB版の報じた、世界の様子です。
捉え方が、日本と明らかに違います。
日本経済新聞WEB版
2022年8月10日 20:00 (2022年8月11日 5:11
欧米コロナ感染統計、実態示さず 陽性でも未申告が増加
新型コロナ
【ロンドン=佐竹実、ニューヨーク=山内菜穂子】新型コロナウイルスの世界の感染者数統計が、流行の実態を表さなくなっている。欧米などで患者が風邪と同様に扱うようになり、セルフ式の検査で陽性反応が出ても保健当局に申告しない人が増えているためだ。日本は全てのケースについて保健所への報告を求める「全数報告」の体制をとっており、欧米との対応の差は数字にも鮮明にあらわれている。
「重症化しない限りは自宅待機でいいし、報告しなくていいと思った」。7月中旬に新型コロナ陽性となったロンドン在住の40代の女性はこう話す。英国は2月にコロナを通常の風邪と同様に扱うようになった。簡易キットの検査で陽性と分かった場合でも自宅で静養し、政府に報告しないケースが少なくない。
英キングス・カレッジ・ロンドンの遺伝疫学者ティム・スペクター教授が立ち上げた感染状況の分析アプリ「ゾエCOVIDシンプトム・スタディー」によると、英国では7月下旬に1日当たり約17万6千人の新規感染者がいたと推測される。同研究はアプリで症状などを入力してもらうことで感染状況を把握している。
一方、政府の公式統計では、人口の85%を占めるイングランドの陽性判明者が同時期に1日1万人前後にとどまっており、データの差は明らかだ。英国全体の陽性者の公式統計は5月から更新されていない。
米国も同様だ。ニューヨーク市立大学のデニス・ナッシュ特別教授が5月に同市に住む1030人を対象に調査したところ、22%がコロナに感染していた。これを市の人口に当てはめると150万人に相当し、当時の公式統計の31倍の感染者がいたことになる。食品医薬品局(FDA)元長官のスコット・ゴットリーブ氏は7月中旬の米テレビ番組で「新規感染者数が10万人以上なら、実際は100万人以上だろう」と述べた。
変異型「オミクロン型」が主流になってから重症化率が下がり、欧米はコロナ共生にカジを切った。英国の死者や重症者は21年までの変異型のように増えておらず、一般市民の間でもコロナが話題に上ることは減った。フランスやドイツでも市街の検査場は人が少なく、コロナ関連の報道も少なくなった。
イタリアは現在も公共交通機関などでのマスク着用を義務付けているが、基本的には英国などと同じ状況だ。夏休みシーズンの観光地は外国からの観光客でにぎわっており、入国の際の規制もほぼない。ドイツは6月から入国時のワクチン接種証明や陰性証明の提示義務を撤廃し、コロナ前と同じ状態に戻した。
一方で、新型コロナを感染症法上の分類で2番目の「2類相当」に位置づける日本は全数報告の対象だ。統計上の新規感染は日本が主要7カ国(G7)で最多だが、報告状況などの前提が異なるデータを比べても実態を十分に把握することはできない。以上日経WEB。
タグ:世界のコロナ感染者の様子
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