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2021年02月13日

三つの十字のある山 完

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この先にはミタールタラビッチ氏の原文に「神」「神の知恵」「精霊」という言葉が使われています。分かり易くするために、私は五井昌久氏の著書から教わった事をなるべく変化させないでお伝えしようと努力しました。しましたが、力量不足はご容赦ください。では、原文以下です。黒字がミタールタラビッチ氏の原文です。

・・・・・多くの数字が書かれた本を読んだり書いたりするものが、自分たちがもっともよくものを知っていると考える。これらの教育のある人々は、自分の人生を計算に基づいて送ろうとし、数値の命ずるままに行動する。こうした人々の中にも悪人と善人が存在する。悪人は悪い行いする。彼らは空気と水、そして河川や土地を汚染し、このため人々はさまざまな病気で突然と死ぬようになる。
善人で賢いものたちは、彼らの努力にはなんの価値もなく、ただ世界を破壊するだけであることを悟り、数字に答えを見いだすのではなく、瞑想を通して真実を発見しようとする。

多くの数字が書かれた本を読んだり書いたりする
これは、コンピューターのプログラミングの書かれたものではないかとする説がある。私もそうではないかと思う。
数字に答えを見いだすのではなく、
コンピューターや計算や打算に答えを求めず、
瞑想を通して真実を発見しようとする。
人間とは何か?ということに答えを出そうとする。
人間とは如何に生くべきか?ということに答えをだそうとする。
人間に内在する自己と向き合うことでもあるでしょうね。


彼らが瞑想すると神の知恵に近付いて行く。だが、ときはすでに遅すぎた。悪意をもつものたちが全世界を荒らし回っており、巨大な数の人々がすでに死にはじめているからである。

彼らが瞑想すると神の知恵に近付いて行く。
神の知恵である神性(カムサガ)は絶対てあり・真理であり・宇宙に遍満する法則でもある。なので神性の発動は永遠の生命の発現であり、それは肉体的な有限的な存在でなく霊性的永遠の生命の発現になる。人間には神性が備わっていて、多くの人々が神性を発揮すれば人類を救うこともできるのではないか、ということも分かってくる。だがそれは簡単に明日から出来ますよ。というようなものではなくて、それなりの階梯を経なければ発揮できません。それで次に「だが、ときはすでに遅すぎた」とあります。

人々は都市から逃げ出し、田舎に避難する。人々は十字が三つ並んだ山を探す。その中では人々は息をすることができ、水も飲むことができる。この中に逃げ込んだものたちは、自分も家族もともに救うことができる。だが、それは長くは続かない。なぜなら、すごい飢饉が襲うからだ。町や村には十分に食べ物がある、だが、それらは汚染されている。飢えた人々はそれを食べるが、食べたとたんに死んでしまう。早く死んだものたちこそ逆に生き延びるのだ。なぜなら、聖霊に助けられ神に近付くことができるからだ。

人々は十字が三つ並んだ山を探す
一回目の十字が三つ並んだ山を探す。と出てきました。つづきに書いてあるようにその中は安全だという事が分かったのでしょうね。さらにつづきは「それは長くは続かない」とあり原因は「すごい飢餓」とあるので、食べることの方を最優先するのでしょうね。


早く死んだ者たちこそ逆に生き延びるのだ。
死ねば自己の肉体は無くなります。が、霊魂となって霊界で暮らします。ここが本来の居場所です。ここで暮らしながら神性に磨きをかけることが目的です。始めは肉体世界と同じような暮らしの世界だそうです。そこで暮らすことは、肉体の死のように消滅することのない永遠の生命の世界だから、逆に生き延びるのだ。ということになります。

なぜなら、聖霊に助けられ神に近付くことができるからだ。
西洋では精霊と表現します。日本では守護霊さん守護神さんと分けて表現する方が五井昌久氏です。西洋でいう天使は、守護神さんのことだそうです。この守護の神霊は、肉体世界に居るとき24時間365日守護しています。気づかない方は護りにくく、守護の神霊さんに向いている方は護り易いのは道理です。この人間に一番近い神様(この場合守護の神霊)は、肉体世界が終わっても暫くは、肉体世界と同様に守護してくれます。
各自の霊魂が神性を磨く生活が、神に近づくことができるからだ。と表現されています。

もっとも怒ったものたちが、もっとも強大で恐ろしいものたちを攻撃する。
このひどい戦争を空で戦うものたちには大変な災いとなる。陸上や海上で戦うものたちのほうがまだましだ。

この戦争を戦うものたちは、科学者に奇妙な大砲の弾を作らせる。それが爆発すると、人を殺すのではなく人間や動物に呪いをかける。この呪いで人々は戦うかわりに眠りに眠りこむ。

セルビアはこの戦争に参戦することはない。だが、わが国の上空で別の国の軍が戦う。ポゼガという町の近くで、空から焼け焦げた人々が落ちてくる。世界の果てにあり、大海原に囲まれ、ヨーロッパくらいの大きさの国だけがなんの問題もなく平和に生き残る。この国では大砲の弾はひとつも爆発することはない。

三つの十字のある山に逃げ込んだものたちだけが避難場所を見つけ、愛と幸福に満たされ、豊かに暮らすことができる。なぜならもう戦争は起こらないからである。以上原文。

三つの十字のある山
二回目の、三つの十字のある山が出てきました。これは、三重県だと説く方と、オーストラリア・ニュージーランドの事だという方、核シェルターの中だとか、世界中のあらゆる場所の指摘がありました。

ヨーロッパ位の大きさ・世界の果て・大海原に囲まれ・という表現から、オーストラリアかニュージーランドではないかと思います。国旗には十字が二つあり、南十字星のモチーフがある、三つの十字とするなら、オーストラリアとニュージーランドになる。
二つの国は、イギリスと縁が深くそれが国旗に表れている。宗教は人口の約半数がキリストになっている。

ここで残った人々は次の文明の種となる人々になるのでしょう。自給自足が何世代も続くのでしょうか。戦争に巻き込まれた他の国々は汚染されていて、食料は作っても食べれないとなると何千年か何万年か、またはそれ以上の地球時間が要るかもしれません。
人類の種となり、地上に残る人々がいるとすると、その方たちはそれが天命で生まれてきます。仮に今他の地域から三つの十字のある山に移住したとしても、人類の種となる天命が備わっていなければ残れません。
一人一人にカルマ(業ごう・とか・めぐりとか読みます)があります。国には国のカルマがあり、人類には人類のカルマがあります。これが実に厄介なもののようです。良くないカルマが溜まると、消滅させようと力が働くそうです。それが人間に作用すると戦争になり、自然界に作用すると天変地異になるそうです。
今までに、人類は何回か文明が消滅しています。それは世界に何か所かある遺跡が証明しています。文明の消滅原因を人類は探り当てていません。
私は、今のこの文明は消滅しても不思議ではないと思います。世界の政治が余りにも人間的でないからです。ということは、悪いカルマが溜まりすぎている。世界の災害を見渡すと、災害の度合いが酷いものになっている。

ミタール・タラビッチ氏が残した文に「東洋に賢者が現れる、人々は真実の教えをウソと決め込み」という節があります。その賢者とは「出口王仁三郎」氏や「五井昌久」氏等の霊的指導者ではないかと思います。そして一人に絞り込まなくてもいいと思う。その他にも居て私が知らないだけかもしれない。日本では主な教派神道だけでも、大本・天理・金光・黒住などの団体があり夫々の役割を果たしてきた。戦後の貧しい混乱期には奇跡も起こし多くの人を救ってきた。日本という国では不思議なことに、ここぞという時、神々が降臨している。そして世界の宗教が共存している。大海や大陸を渡った仏教やキリスト教は、人口の多い少ないでなく、日本で見事に根付いている。こんな国は他にない。せっかくここまできた、今の文明が消滅することは酷いことだと思う。だが真理とあればしかたがない。
私の私淑する五井昌久氏の文で「神」の別名が「霊」であり「生命」です。というのがあります。私は氏の残された文章でここのところが最も好みです。端的に本質を表しています。これは五井昌久氏でなければできません。人間は霊性であり霊が本来の姿であり、それ所以で神の子と説き、神と人間を出版しています。その推薦文を書いたのが、安岡正篤氏です。私は、お二人に面識がありません。私が知ったのはお二人とも亡くなった後で、残された著書からです。お二人とも申し子ではなかったかと思います。そして、もうお一人安岡先生の実兄で高野山の座主となる堀田真快氏もそうでした。
本日はこれにて。

この記事へのコメント
はじめまして。
三つの十字のある山とは『主(神)の元』のことです。

あくまでも伝説上ですが、イエス・キリストは『ゴルゴタの丘』で十字架に磔となり、処刑されたことになっています。
その時に十字架刑となったのがイエスを含めて三人とされていますので、三つの十字架です。
絵画などで三つの十字架のイメージはできると思います。

イエスは亡くなる直前に同じ磔刑になった人に「よく言っておくが、あなたは今日私と一緒に楽園にいる」という発言をされたことになっています。
楽園とはつまり『神の国(天国)』であり、主(神)の元こそ救いの道です。

そのためには信仰心が大切であり、「主から離れてはいけない」ということを伝えています。

ただし、肉体の死は必要ではありません。

「三つの十字のある山に逃げ込んだものたちだけが避難場所を見つける」わけですから、人間として生きていることが前提の話です。

人間には二つの道があります。

愛を『主体』にして生きるか、肉体からの欲望を『主体』にして生きるかのどちらかです。

愛を主体にして生きるならば、肉体からの欲望よりも『心』であり、『愛』に従い、肉体側は愛に追従することになります。
それが肉体の死であり、実際に死ぬ必要はありません。
また、愛に従い生きることは、肉体の死からの『復活』であり『生まれ変わり』です。

だからこそ「早く死んだ者たちこそ逆に生き延びるのだ」に繋がります。

そして「なぜ愛(神)を主体にすると救われるのか?」ですが、愛は繁栄であり、命の道だからです。

しかし肉体からの欲望を『主体』にした場合、命の道から離れるため、滅びの道となります。
「飢えた人々はそれを食べるが、食べたとたんに死んでしまう」というのは、飢えた欲望を満たすことに必死になった人たちは、「命(愛)の道から離れる」ことになるので、生きてはいながらも実は死んでいるような状態です。
なぜならば欲望を重視するかぎり、命の道に気づかないわけですから「お前はもう死んでいる」という状態なのだと思います。

さらに『引き寄せ』というものがあります。

簡単に説明しますと「類は友を呼ぶ」ということですが、愛の元には愛が集まります。
そして欲望の元には欲望が集まります。

これを『人間』として考えた場合、欲望重視の人間の周囲には欲望重視の人間が自然と集まるわけですから、必然的に争いが絶えない道となります。

ですから愛から離れ、救いの道に進まなかった人たちは地球上をどれだけ必死に逃げ回っても、引き寄せがあるかぎり「もはや地球上に逃げ場所は無い」ということです。

また、世界地図で三つの十字のある山の場所を探しても、絶対に見つかりません。
当然ですが『神の国(愛の国)』は地図上にはありませんし、愛の元に集まった人たちだけが、心の中でたどりつく場所だからです。
だからこそ、愛で調和されており「愛と幸福に満たされ、豊かに暮らすことができる」わけです。

ちなみに創世記ではアダムとイブが食べたのは『知恵の実』ですが、人間は知恵を得たことで、心や愛を大切にしなくなり、その結果「愛(永遠の命)を失った」のだと思います。

現代社会の人間は知識と計算ばかりです。
そもそも多くの数字が書かれた本や、数字を含めた知識はあくまでも『知識』でしか無く、愛を学ぶわけではありません。
むしろ人間は知識を重視するようになればなるほど、心や愛に『価値』を見いだせなくなり、心や愛から離れ、『情報』と『エビデンス』ばかりを求めるようになります。

人間の知識は命の道ではありません。
むしろ地球上の様々な自然を破壊しながら「人類は常に進歩しながら、発展と繁栄をしている」と信じているわけですから、ただの暴走でしかありません。
そして、さらに加速しようとしているわけですから遅かれ早かれ滅ぶと思います。

人間は地中深くに井戸を堀り、彼らに光とスピードと動力を与える金を掘り出す。そして、地球は悲しみの涙を流すのだ。なぜなら、地中ではなく地球の表面にこそ金と光が存在するからだ。地球は、自らに開けられたこの傷口のために苦しむだろう。人々は畑で働くのではなく、正しい場所や間違った場所などあらゆる場所を掘削する。
だが、本物のエネルギー源は自らの周囲にある。
長い年月がたってからやっと人間はこのエネルギー源の存在を思い出し、地中に多くの穴を開けたことがいかに馬鹿げていたのか後悔するようになる。このエネルギー源は人間の中にも存在しているが、それを発見し取り出すには長い歳月がかかる。だから人間は、自分自身の本来の姿を知ることなく、長い年月を生きるのだ。

エネルギー源は『愛』です。
愛こそフリーエネルギーであり、人間自身が『愛の存在』となることが世界を救うための唯一の方法になります。

良い世界をお迎えください
Posted by 噂の東洋の賢者 at 2021年12月30日 15:20
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