2020年03月24日
検察庁に再びペンキが投げられる日 今日も辛辣 日刊ゲンダイ
昨日は、参議院予算委員会の中継を見ていた。
亡くなった、赤木さんの「手記」が発表された。そこには、実名入りで当時の様子が分かり易く綴られていた。
なのに、調査をする気は無いと言い切った。
これは、完全に人間性を失った、言葉だ。
とても、マトモな人間の言葉ではない。しかも、総理夫妻を庇った官僚6人は、出世しているというのだから、政治ではない。同族企業にたまに見られる、エコヒイキだ。
これを、一喝する政治家も居ない。
日刊ゲンダイは、今日も怒ってる。以下です。
調査やり直しが筋だ(佐川急便事件で最終処分を決める検察首脳会議が開かれる検察合同庁舎に向かい、ペンキの入った瓶を次々に投げ付ける男=1992年9月)/(C)共同通信社
財務局員遺書黙殺とは 検察庁に再びペンキが投げられる日
公開日:2020/03/23 17:00 日刊ゲンダイデジタル版
上からの指示で、意に反する公文書改ざんを強いられた財務省近畿財務局職員の赤木俊夫さん(享年54)が自ら命を絶ったのは2年前の2018年3月7日。その遺書と手記が今般、「週刊文春」で公表された。その中身は衝撃的だ。
手記には、本省からの指示で行われた改ざんの経緯が事細かに記されていた。本省の圧力に屈し、「ぼくの契約相手は国民」が口癖だった真面目な公務員が改ざんに手を染めざるを得なくなった苦悩や、最後はトカゲの尻尾のように「下部が切られる」と、責任を押し付けられる不安もつづられている。
改ざんの一部始終を知る赤木さんは、国会で財務省幹部が平然と嘘の答弁を繰り返すことにも苦しんでいた。
「抵抗したとはいえ関わった者としての責任をどう取るか、ずっと考えてきました」
「謝っても、気が狂うほどの怖さと、辛さこんな人生って何?」――。
思いつめた赤木さんは死を選び、その一方で佐川宣寿元国税庁長官はじめ、改ざんを指示した側はその後、ことごとく栄転していった。あまりの不条理に多くの国民が胸を痛め、怒り、やるせない気持ちを抱いている。
手記には「すべて、佐川理財局長の指示です」と書かれていた。記された経緯も、財務省が改ざんを認めて18年6月に公表した内部調査報告書とは、かなり違う。詳細な手記という新たな資料が出てきた以上、調査をやり直すのが筋だろう。
ところが驚くことに、国会で野党議員から再調査の必要性を指摘された麻生財務相は「再調査は考えていない」とケンもホロロだった。「手記に基づいて新たな事実が判明したとは、まだ読んでいないからわからないが、大きな乖離があろうとは考えていない」というのだ。せめて、読んだ上での判断だと言ったらどうなのか。
安倍首相も「財務省で事実を徹底的に調査して明らかにした。検察当局による捜査も行われた」と、再調査に否定的。財務省幹部は頑なに再調査を拒む。多くの与党議員も「もう終わったことだ、何を今さら」とばかりに、命を賭して不正を告発した公務員の訴えを黙殺の構えだから、本当にロクなもんじゃない。
この切実な手記を読んでも、何の痛痒も感じないのか。こんなヤツらに「国民の命と安全を守る」なんて、二度と口にして欲しくないのだ。
まだまだ続いています。日刊ゲンダイデジタル版
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/270793
タグ:森友問題
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