2017年07月05日
都議選後 自民党も たいへんだけど こちらも いろいろ出てくるのです
小池知事の“片腕”といわれる元秘書の荒木千陽氏
(c)日刊ゲンダイ
日刊ゲンダイDIGITAL 2017/7/4
醜聞抱える小池チルドレンも 都民ファに早くも内紛の懸念
都議選で自民党が自滅したこともあって、50人の公認候補のうち49人が当選した都民ファースト。党内はお祭り騒ぎだ。
しかし、しょせんは“当選目当て”の有象無象が小池知事人気にぶら下がっただけのシロウト集団。とてもじゃないが、まともに機能しそうにない。
かつてブームを起こした「日本新党」の都議もすぐに消えてしまった。名古屋市の河村たかし市長が率いる「減税日本」も、2011年の市議選では新顔27人が初当選したが、4年後に再選したのは6人だけだった。都民ファーストも、あっという間に行き詰まってもおかしくない。
政治評論家の山口朝雄氏が言う。
「都民ファーストは、圧倒的な第1党になったが、スムーズな議会運営をできるのか疑問です。何しろ、右も左も分からない初当選組が大多数です。3回生すらいない。当選した議員のレベルも、とても高いとはいえない。メディアから政策を問われて、ほとんどの議員が『本部に聞いて下さい』と答えている。経歴だけは東大、弁護士、医師、外資系、アナウンサー……と皆、ピカピカですが、リーダーとなる骨のありそうな人物が見当たらない。結局、議会運営は公明党にお任せになるのではないか」
早くも懸念されているのが、内紛とスキャンダルだ。
「昨年夏の知事選の時、いち早く小池支持に回った“みんなの党”出身の音喜多駿氏と、都民ファーストの野田数幹事長が、すでにギクシャクしています。ヤバイのは、当選した49人の中にスキャンダルを抱えている“小池チルドレン”が何人もいることです。次々に報じられたら、都民の支持を失い、ただでさえ烏合の衆である都民ファーストは内部崩壊する恐れがあります」(都民ファースト関係者)
タグ:都議選 後
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