2019年01月15日
眠れる獅子が起きたのかもしれない
伊与田覚氏謹書
昨日の夜、何気なくNHK BSを見ていた。すると、中国の小学校で、
古典しか教えない・古典を丸暗記させる小学校が紹介されていた。
他には、少林寺拳法の小学校も紹介されていた。理由は下記。
中国では、点数至上主義が若者の「社会性の欠如」や「道徳心の欠如」を生み出したと批判され、古典を丸暗記させる学校や少林寺拳法で心身を鍛える学校が人気を呼んでいる。
詳細受験戦争が激しさを増す一方の中国。点数至上主義の「応試教育」が、親から自立できない、コミュニケーションが取れないなどの「社会性の欠如」や、暴力を振るう、いじめに加担するなどの「道徳心の欠如」が目立つ未熟な若者を生みだしていると批判されている。
そうしたなか、古典を徹底的に暗記させる学校や少林寺拳法を通して心身を鍛える学校が人気を呼び、政府も対策に乗り出した。混乱する中国の小学校教育の現場に密着する。
(NHKのホームページ・番組表より)
紹介していた小学校での古典とは、四書(論語・中庸・大学・孟子)のことです。
日本の江戸時代に、幕府や各藩校や寺子屋で教えていた「儒学」です。
これをすると、超大物が出る可能性があります。これは、歴史が証明しています。
私が好みなのが「大学(孔子)」です。格物致知の大学です。
中国古典の「礼記」の中にあったものを、あまりにも優れているので、後に大学だけ、独立させたものです。この古典の重要性を説いた方に、明治の生まれで昭和後半まで活躍した安岡正篤先生がおりました。
この方。国士であり、大変な碩学としても御高名でした。先生の謂いに「中国は侮れません、計り知れない・・・・・」と述べているのを思い起こしました。
いよいよ、眠れる獅子が躍動するのかもしれません。
タグ:中国の小学校
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