2017年06月22日
日経 日刊ゲンダイ 豊洲 読み比べ
豊洲 双方載せます。両方から見えてくるもの・・・・・
2017/6/21日経電子版小池百合子 東京都知事
小池知事、豊洲移転「18年5月目指す」 大型連休中軸に
2017/6/21 19:00日本経済新聞 電子版
東京都の小池百合子知事は21日、日本経済新聞のインタビューに応じ、築地市場の豊洲市場への移転時期について、2018年5月を目指すとの考えを示した。豊洲市場の土壌汚染対策工事の進捗や、20年東京五輪・パラリンピック時に駐車場として活用することなどを踏まえ、約1年後の移転で卸売や仲卸業者など市場関係者とも調整していく。
小池氏は20日、築地市場を豊洲市場に移転した上で、築地跡地を5年後に再開発する方針を発表した。
インタビューで小池氏は五輪の駐車場の建設スケジュールなどを念頭に、豊洲市場の移転時期について「18年中は必須」と明言。「(市場)業界の協力と理解とともに移転する」と述べ、市場関係者の合意を取り付けるのが前提とした。
その上で、市場の繁忙期を避け、大型連休中の5月を軸に移転時期を調整する考えを示した。
小池氏は築地の跡地を通り、東京五輪の選手村と都心部を結ぶ「環状2号」の整備方法にも言及。「地下は無理だと思う。地上でつないでいくことは可能だ」と述べ、当初予定した地下本線のトンネル整備は、大会前の完成を断念した。
一方、築地の再開発の手法や財源については「民間の知恵を使う」として、今後、具体策を都庁内で検討する。
以上日経
小池都知事(C)日刊ゲンダイ
具体策なし 小池知事「築地は守る&豊洲は生かす」は裏目
2017年6月21日日刊ゲンダイDIGITAL
「知事が逃げた」――。20日行われた小池百合子都知事の会見で、記者の間からこんな失笑が漏れた。
小池知事が満を持して発表した「築地市場移転」の最終案。表明したプランは築地を豊洲に移転させる一方、さらに将来的に築地にも市場機能を持たせるというもの。「5年後をめどに築地を食のテーマパーク機能を持つ一大拠点に再開発する」というのだ。豊洲と築地の両市場が併存することを視野に入れているという。なんとも壮大な構想だ。
ところが会見時間はわずか30分。しかも質疑応答は2人に限定し、時間もたったの4分だった。記者から「大事な問題だから、もうちょっとやりませんか?」との声が上がったが、小池知事は無視して会場を出て行った。
「まさに“言語明瞭・意味不明”の会見でした。豊洲にいつ移転するのか、5年後に築地に市場機能を戻した場合、豊洲はどうなるのか、豊洲に業者の一部が残り、市場が2つになっても弊害はないのかなど疑問は山ほどある。築地をどうつくり変えるのかも知りたいのに、十分答えないまま打ち切りになった。普段、オープンとか情報公開などと主張しているのに、この日の小池知事は異常でした」(全国紙記者)
今回の会見でハッキリわかったことは、小池知事サイドには具体的なプランがまったくないことだ。どうやら小池知事は、具体的な中身がなくても、とりあえず築地と豊洲の両方を活用と表明さえすれば、豊洲移転推進派と反対派、両方を丸め込めると計算したらしい。頭にあるのは23日に告示される都議選をどう乗り切るかだけだ。
政治評論家の山口朝雄氏が言う。
「自民党から“決められない知事”と批判されてきたため、都民ファーストの代表として危機感を抱いたのでしょう。告示前に会見を開いて“決められる知事”をアピールした。しかも推進派と反対派の両方が喜ぶような方針。本人は選挙戦に突入してしまえば、細かいことは争点にならないと思っているのでしょう」
しかし、具体的なプランがないことが分かった自民党は、豊洲移転問題を最大の争点にするつもりだ。
「小池知事の曖昧な説明に市場関係者も困惑しています。自民党はニンマリでしょう。結局、小池さんが決めたことは、豊洲への移転だけです。そこに築地という厚化粧を施した。厚化粧はすぐに見破られる。選挙戦になれば、自民党は正面から批判してくるはず。今回の会見はヤブヘビになりかねません」(都政関係者)
「策士策に溺れる」となりそうだ。 以上日刊ゲンダイ
2017/6/21日経電子版小池百合子 東京都知事
小池知事、豊洲移転「18年5月目指す」 大型連休中軸に
2017/6/21 19:00日本経済新聞 電子版
東京都の小池百合子知事は21日、日本経済新聞のインタビューに応じ、築地市場の豊洲市場への移転時期について、2018年5月を目指すとの考えを示した。豊洲市場の土壌汚染対策工事の進捗や、20年東京五輪・パラリンピック時に駐車場として活用することなどを踏まえ、約1年後の移転で卸売や仲卸業者など市場関係者とも調整していく。
小池氏は20日、築地市場を豊洲市場に移転した上で、築地跡地を5年後に再開発する方針を発表した。
インタビューで小池氏は五輪の駐車場の建設スケジュールなどを念頭に、豊洲市場の移転時期について「18年中は必須」と明言。「(市場)業界の協力と理解とともに移転する」と述べ、市場関係者の合意を取り付けるのが前提とした。
その上で、市場の繁忙期を避け、大型連休中の5月を軸に移転時期を調整する考えを示した。
小池氏は築地の跡地を通り、東京五輪の選手村と都心部を結ぶ「環状2号」の整備方法にも言及。「地下は無理だと思う。地上でつないでいくことは可能だ」と述べ、当初予定した地下本線のトンネル整備は、大会前の完成を断念した。
一方、築地の再開発の手法や財源については「民間の知恵を使う」として、今後、具体策を都庁内で検討する。
以上日経
小池都知事(C)日刊ゲンダイ
具体策なし 小池知事「築地は守る&豊洲は生かす」は裏目
2017年6月21日日刊ゲンダイDIGITAL
「知事が逃げた」――。20日行われた小池百合子都知事の会見で、記者の間からこんな失笑が漏れた。
小池知事が満を持して発表した「築地市場移転」の最終案。表明したプランは築地を豊洲に移転させる一方、さらに将来的に築地にも市場機能を持たせるというもの。「5年後をめどに築地を食のテーマパーク機能を持つ一大拠点に再開発する」というのだ。豊洲と築地の両市場が併存することを視野に入れているという。なんとも壮大な構想だ。
ところが会見時間はわずか30分。しかも質疑応答は2人に限定し、時間もたったの4分だった。記者から「大事な問題だから、もうちょっとやりませんか?」との声が上がったが、小池知事は無視して会場を出て行った。
「まさに“言語明瞭・意味不明”の会見でした。豊洲にいつ移転するのか、5年後に築地に市場機能を戻した場合、豊洲はどうなるのか、豊洲に業者の一部が残り、市場が2つになっても弊害はないのかなど疑問は山ほどある。築地をどうつくり変えるのかも知りたいのに、十分答えないまま打ち切りになった。普段、オープンとか情報公開などと主張しているのに、この日の小池知事は異常でした」(全国紙記者)
今回の会見でハッキリわかったことは、小池知事サイドには具体的なプランがまったくないことだ。どうやら小池知事は、具体的な中身がなくても、とりあえず築地と豊洲の両方を活用と表明さえすれば、豊洲移転推進派と反対派、両方を丸め込めると計算したらしい。頭にあるのは23日に告示される都議選をどう乗り切るかだけだ。
政治評論家の山口朝雄氏が言う。
「自民党から“決められない知事”と批判されてきたため、都民ファーストの代表として危機感を抱いたのでしょう。告示前に会見を開いて“決められる知事”をアピールした。しかも推進派と反対派の両方が喜ぶような方針。本人は選挙戦に突入してしまえば、細かいことは争点にならないと思っているのでしょう」
しかし、具体的なプランがないことが分かった自民党は、豊洲移転問題を最大の争点にするつもりだ。
「小池知事の曖昧な説明に市場関係者も困惑しています。自民党はニンマリでしょう。結局、小池さんが決めたことは、豊洲への移転だけです。そこに築地という厚化粧を施した。厚化粧はすぐに見破られる。選挙戦になれば、自民党は正面から批判してくるはず。今回の会見はヤブヘビになりかねません」(都政関係者)
「策士策に溺れる」となりそうだ。 以上日刊ゲンダイ
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