2017年11月06日
トランプ米大統領、北朝鮮問題「解決する」
トランプ米大統領を出迎え、握手する安倍首相(5日午後、埼玉県川越市の霞ケ関カンツリー倶楽部)=代表撮影
トランプ米大統領、北朝鮮問題「解決する」
日経電子版 2017/11/6 1:15
トランプ米大統領が5日、初来日した。同日午後から安倍晋三首相と約2時間、ゴルフをともにし、北朝鮮情勢などを話し合った。政府関係者によると、トランプ氏は北朝鮮の核・ミサイル問題について「解決する必要がある。解決するまでやる」と強い決意を表明。日本に向かう大統領専用機内では、北朝鮮を「テロ支援国家」に再指定するかどうかを近く決断する意向も明らかにした。
トランプ米大統領を出迎え、握手する安倍首相(5日午後、埼玉県川越市の霞ケ関カンツリー倶楽部)=代表撮影
トランプ氏は5日午前、米大統領専用機で都内の米軍横田基地に到着。この後、同基地で演説し、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長を念頭に「どんな独裁者も、どんな政権も、どんな国も米国の決意を甘くみないほうがよい」と強調。「私が大統領である限り、米国は圧倒的な力と資金で必ず勝利する」とも述べ、挑発を繰り返す北朝鮮への圧力を一段と強化する方針を示した。
トランプ氏と安倍首相は6日に正式な首脳会談に臨むが、二人きりとなる5日のゴルフの場も利用して北朝鮮問題などの懸案について実質的な協議をしたもようだ。首相はプレー後に首相官邸で記者団に「ゴルフ場であればお互いリラックスして本音の話ができる」と指摘。「色々な難しい話題も時折織り交ぜながら、ゆっくりと突っ込んだ話ができた」と明らかにした。
両首脳は同日夜、夫人を交えて夕食をともにした。トランプ氏は夕食会前に記者団に「わたしたちは北朝鮮や貿易を含む多くの重要な問題について議論しているところだ。とてもうまくいっている」と説明。日米同盟について「今ほど関係が緊密なときはこれまでなかった」とも述べた。
北朝鮮へのテロ支援国家指定はブッシュ政権時代の2008年に解除し、かねて圧力強化を狙うトランプ政権が再指定を検討してきた。トランプ氏は5日、大統領専用機内で同行記者団に「まもなく決定する」と明言。6日の首脳会談で、首相も再指定への支持を伝える方針だ。
トランプ氏は日本や韓国、中国など各国首脳との会談に関しては「明らかに北朝鮮問題が大きなテーマになる」と指摘した。アジア歴訪中にロシアのプーチン大統領と会談する見通しも示した。
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