2017年10月20日
選挙 その NO-25 衆院選 2017 秋葉原物語 オマケ付だよ
選挙 その NO-25
アノ 秋葉原 ・・・・・・
朝日新聞DIGITAL無所属候補の応援演説
をする枝野幸男・立憲民主党代表
=18日午後、新潟県長岡市、中崎太郎撮影
枝野代表、自民のホーム秋葉原で「エダノン」コール
日刊スポーツ 2017年10月19日20時50分
立憲民主党の枝野幸男代表(53)が19日、東京・秋葉原で街頭演説会を行った。
約3000人(主催者発表)の聴衆に向け「国民が政治から離れたんじゃない。政治が国民から離れてしまっているんだ。我々も満点じゃないかもしれませんが、第1歩を歩き始めた。一緒に歩いてください」と呼びかけた。
秋葉原といえば、自民党が政権に返り咲いた12年総選挙以来、国政選挙最終日に演説を行う自民党の“ホーム”。しかし、都議選最終日の7月1日には安倍晋三首相の演説中に群衆から「安倍ヤメロ」コールがわき上がり、安倍氏が「こんな人たちに」と発言した場所だ。この日は、平日の冷たい雨と風の中にも関わらず、立憲民主党の演説会では過去最多の聴衆が拍手を送り、「枝野!」「エダノン!」のコールがわき上がった。
演説会は、東京1区と東京2区の同党候補者の応援で行われた。東京2区の新人候補は、スーツ姿で傘も差さず「(自公政権は)『こんな人たち』と言ってのけ、国民の中に線を引いて敵と味方に分断しようとしている。希望の党もそうです」と批判。続けて「時間も人手もないが、強い信念がある。信念を曲げるくらいなら死んだ方がましだ。政治の主役は、ここにいる、秋葉原にいらっしゃるおひとりおひとりです。右でも左でもない。ど真ん中の政治を必ず実現していく」と絶叫。聴衆からは、大きな拍手が起きた。
日刊ゲンダイ(C)
驕れる安倍首相 秋葉原で「こんな人たち」にリベンジ画策
日刊ゲンダイ DIGITAL 2017年10月20日
選挙戦もラストスパートだが、安倍首相が最終日に秋葉原で街頭演説することを決めたという。
「秋葉原は総理にとって、国政選挙の大勝を飾ってきた“聖地”。都議選の嫌な記憶をリセットしたいのでしょう。日程調整が難しければ午前中でもいいから、必ず秋葉原に立つと言っているそうです。側近の間からは『本当に大丈夫か』と心配する声も出ましたが、総理はリベンジに燃えています」(官邸関係者)
都議選最終日、秋葉原の演説で「辞めろコール」を浴びた安倍首相は「こんな人たちに負けるわけにはいかない!」と逆上し、大敗した。このトラウマから、衆院選も当初は遊説日程を公表しない“ステルス作戦”を敢行していたが、すっかり自信を取り戻したようだ。
最近、安倍首相の街頭演説では「偏向ヤメろ」とか、ハートマークに「ガンバレ」と書かれたプラカードを掲げた支持者が、街宣車やテレビクルーの周囲に陣取り、「お前が国難」などのプラカードを持つ反安倍派をブロック。聴衆からヤジが飛べば、すかさず「選挙妨害だ!」と叫ぶ。まるでアイドルの親衛隊だが、この連係プレーで秋葉原演説も乗り切るのか。森友学園の籠池前理事長もまだシャバに出られないし、安倍首相は秋葉原で高らかに勝利宣言というわけだ。
■国民より党内事情を優先
報道各社の終盤情勢調査も自民優位は変わらず。余裕シャクシャクで、党内も関心はもっぱら“内ゲバ”に向けられているという。
今回、自民党同士が無所属で出馬し、勝った方が追加公認を得る選挙区が3つある(別表)。昨年の福岡6区補選で、麻生副総理が推す候補と二階幹事長が推す候補がともに公認を求め、二階幹事長の独断で「勝った方が追加公認」と決めたことから、「二階方式」と呼ばれている。
「福岡は新人同士でしたが、今回はもともとの支部長に公認を与えず党推薦にとどめ、無所属同士で競わせる。この強引な手法には、普段は温厚な岸田政調会長も猛抗議をしていました。問題は、情勢調査で優位に立っているのが二階派(志帥会)ばかりということです。小泉氏と長崎氏は無所属議員の時から特別会員として二階派に所属。解散直前に自民党に復党しています。平沼赳夫氏の次男の正二郎氏も、当選すれば二階派入りとみられている。なにしろ派閥を『志帥会』と名付けたのは初代事務総長の平沼赳夫氏です」(自民党関係者)
「二階方式」を取らなかった神奈川4区でも、自民公認の山本朋広氏と無所属の浅尾慶一郎氏が激しく争う。解散前日に自民に入党した浅尾氏の後ろ盾も二階幹事長。選挙後は二階派入りが濃厚だ。
当然、他の派閥は面白くない。党内には二階幹事長の強権に対する不満が渦巻いている。
「それで、二階幹事長は選挙で大勝したらすぐに『来年の総裁選は必要ない』と言って安倍首相の3選支持を表明し、党内に揺さぶりをかけて批判を封じるつもりのようです。世論調査では内閣支持率より不支持率の方が高く、約半数が『安倍首相の続投を望まない』と答えているのに、有権者そっちのけで総裁3選が決まってしまう。国民より党内事情を優先するのは驕りの表れです」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)
折しも日本列島に台風が近づき、投開票日の22日に上陸する可能性もある。自民党は「これでまた投票率が下がる」と大喜びだ。選挙翌日には、加計学園の獣医学部新設の認可が下りるという話もある。有権者は本当にそれでいいのか。
与党、300議席迫る勢い保つ 希望失速 立憲民主伸びる
2017/10/19 23:00日本経済新聞 電子版
日本経済新聞 電子版
日本経済新聞社は17〜19日にかけて22日投開票の第48回衆院選の終盤情勢を調査した。衆院定数465議席のうち、自民、公明両党は300議席に迫る勢いを維持している。憲法改正の国会発議に必要な3分の2以上の獲得は微妙だ。10〜11日の序盤情勢調査に比べると、小池百合子東京都知事が代表を務める希望の党が失速し、立憲民主党が伸びている。
調査は序盤情勢に続いて2度目。序盤で接戦だった114選挙区を調査し、独自取材を加味して465議席の情勢を改めて分析した。小選挙区で23%、比例代表で16%が態度を決めていないため、流動的な要素は残る。
終盤情勢調査によると、公示前に290だった自民党の議席は、議席獲得が「有力」または「優勢」が、小選挙区(定数289)で207、比例代表(同176)で55。それぞれ序盤と同様の勢いを保っている。
衆院の常任委員長ポストを独占し、全委員会で過半数の委員を確保する絶対安定多数は261議席。終盤情勢では自民党単独でこれを上回る議席だった。公示前に34議席だった公明党は序盤調査より1増えて35議席だった。
衆院の定数はこれまでの475議席から10減り465議席。与党の議席占有率は公示前は68.2%だったが、今回の調査結果なら63.9%に落ちる。与党で衆院の3分の2にあたる310以上の議席をとれない場合、改憲の国会発議のためには野党との連携が必要になる。与党にとっては、野党第1党がどの党になるかで改憲戦略も変わってくる。
衆院解散後にできた2つの新党は明暗が分かれている。終盤情勢調査では、希望の党が野党第1党だが、立憲民主党が激しく追い上げている。
希望の党は序盤情勢調査では69議席だったが、今回の調査では55議席と公示前勢力を割り込んでいる。小池氏が基盤とする東京でも、逆転されたり差を広げられたりしている選挙区が多い。比例代表も序盤は42議席だったが、今回は32議席まで落ちている。
立憲民主党は序盤の45議席から今回は54議席に伸びた。特に目立つのが比例代表での勢い。序盤調査では32議席だったが、今回は40議席まで増えている。
共産党は序盤と同じ18議席と、公示前の21議席から減らす可能性を示している。公示前は14議席だった日本維新の会も、序盤の10議席から横ばい。地盤の大阪では接戦の選挙区で劣勢に立たされているケースが目立つ。
1議席を確保できそうな社民党と、議席獲得のメドが立たない日本のこころの情勢も序盤と変わっていない。無所属は序盤の28議席から今回は30議席に増えた。希望の党に合流しなかった民進党出身者への支持が広がっているとみられる。
調査は日経リサーチが17〜19日、乱数番号(RDD)方式により電話で全国の有権者約7万5千人を対象に実施し、約4万5千人から回答を得た。有効回答率は60.1%。
オマケ
若狭氏は比例復活も厳しく…希望結党メンバー“壊滅危機”
日刊ゲンダイDIGITAL2017年10月19日
そして誰もいなくなる(C)日刊ゲンダイ
もはや「絶望」を越えて「死亡」の党と成り果てている。選挙終盤を迎えても希望の党は失速が止まらない。予想獲得議席は公示前の57を下回り、40台後半がやっと。小池代表が「排除」した民進出身者による立憲民主党に野党第1党の座を奪われかねない。
わずか3週間前、先月27日の結党会見に出席した「チャーターメンバー」(発足メンバー)も死屍累々だ。参院議員の中山恭子氏と松沢成文氏、行田邦子氏を除く12人のうち、勝ち上がれそうなのは細野豪志氏(静岡5)ただ1人。序盤で優位に立っていた笠浩史氏(神奈川9)は自民候補にリードを許し、日ごとに差は広がっている。
「過去2回とも『ヤンキー先生』こと、自民の義家弘介氏と接戦を演じた後藤祐一氏(神奈川16)も厳しい。あるメディアの情勢調査によると、義家氏との差は10ポイント以上の劣勢です。小池代表のお膝元の東京も壊滅状態で、当落線上で自民候補と競り合っているのは長島昭久氏(東京21)のみ。木内孝胤氏(東京8)と、自民から移った福田峰之氏(東京5)はトリプルスコアの大差をつけられ論外です。“嫌われ百合子”の党の看板が完全に裏目に出ています」(政界関係者)
■若狭勝氏は比例復活も厳しい
同じく東京では松原仁氏(東京3)も大苦戦。結党会見時の名簿に名前を載せながら民進離党が遅れて欠席した柿沢未途氏(東京15)は当選圏に遠く及ばず。小池代表の側近気取りの若狭勝氏(東京10)は自民前職に歯が立たず、立憲民主の新人にも差を詰められ、次点すら危うくなってきた。
「希望の比例東京ブロックは3議席獲得にとどまる見込み。長島、松原両氏が比例復活すると、あと1つを柿沢、若狭両氏が激しく争う展開となる。選挙区を受け継いだ若狭氏が落選すれば、小池代表の政治生命の終焉を象徴することになりそうです」(メディア関係者)
残るチャーターメンバーの鈴木義弘氏(埼玉14)、横山博幸氏(愛媛2)、野間健氏(鹿児島3)は言わずもがなの当選圏外だ。公示前に小池代表は選挙後の首相指名について、「チャーターメンバーと共に整理していきたい」と語っていた。ほぼ壊滅した後、あのうつろな目で誰と相談するつもりなのか。
アノ 秋葉原 ・・・・・・
朝日新聞DIGITAL無所属候補の応援演説
をする枝野幸男・立憲民主党代表
=18日午後、新潟県長岡市、中崎太郎撮影
枝野代表、自民のホーム秋葉原で「エダノン」コール
日刊スポーツ 2017年10月19日20時50分
立憲民主党の枝野幸男代表(53)が19日、東京・秋葉原で街頭演説会を行った。
約3000人(主催者発表)の聴衆に向け「国民が政治から離れたんじゃない。政治が国民から離れてしまっているんだ。我々も満点じゃないかもしれませんが、第1歩を歩き始めた。一緒に歩いてください」と呼びかけた。
秋葉原といえば、自民党が政権に返り咲いた12年総選挙以来、国政選挙最終日に演説を行う自民党の“ホーム”。しかし、都議選最終日の7月1日には安倍晋三首相の演説中に群衆から「安倍ヤメロ」コールがわき上がり、安倍氏が「こんな人たちに」と発言した場所だ。この日は、平日の冷たい雨と風の中にも関わらず、立憲民主党の演説会では過去最多の聴衆が拍手を送り、「枝野!」「エダノン!」のコールがわき上がった。
演説会は、東京1区と東京2区の同党候補者の応援で行われた。東京2区の新人候補は、スーツ姿で傘も差さず「(自公政権は)『こんな人たち』と言ってのけ、国民の中に線を引いて敵と味方に分断しようとしている。希望の党もそうです」と批判。続けて「時間も人手もないが、強い信念がある。信念を曲げるくらいなら死んだ方がましだ。政治の主役は、ここにいる、秋葉原にいらっしゃるおひとりおひとりです。右でも左でもない。ど真ん中の政治を必ず実現していく」と絶叫。聴衆からは、大きな拍手が起きた。
日刊ゲンダイ(C)
驕れる安倍首相 秋葉原で「こんな人たち」にリベンジ画策
日刊ゲンダイ DIGITAL 2017年10月20日
選挙戦もラストスパートだが、安倍首相が最終日に秋葉原で街頭演説することを決めたという。
「秋葉原は総理にとって、国政選挙の大勝を飾ってきた“聖地”。都議選の嫌な記憶をリセットしたいのでしょう。日程調整が難しければ午前中でもいいから、必ず秋葉原に立つと言っているそうです。側近の間からは『本当に大丈夫か』と心配する声も出ましたが、総理はリベンジに燃えています」(官邸関係者)
都議選最終日、秋葉原の演説で「辞めろコール」を浴びた安倍首相は「こんな人たちに負けるわけにはいかない!」と逆上し、大敗した。このトラウマから、衆院選も当初は遊説日程を公表しない“ステルス作戦”を敢行していたが、すっかり自信を取り戻したようだ。
最近、安倍首相の街頭演説では「偏向ヤメろ」とか、ハートマークに「ガンバレ」と書かれたプラカードを掲げた支持者が、街宣車やテレビクルーの周囲に陣取り、「お前が国難」などのプラカードを持つ反安倍派をブロック。聴衆からヤジが飛べば、すかさず「選挙妨害だ!」と叫ぶ。まるでアイドルの親衛隊だが、この連係プレーで秋葉原演説も乗り切るのか。森友学園の籠池前理事長もまだシャバに出られないし、安倍首相は秋葉原で高らかに勝利宣言というわけだ。
■国民より党内事情を優先
報道各社の終盤情勢調査も自民優位は変わらず。余裕シャクシャクで、党内も関心はもっぱら“内ゲバ”に向けられているという。
今回、自民党同士が無所属で出馬し、勝った方が追加公認を得る選挙区が3つある(別表)。昨年の福岡6区補選で、麻生副総理が推す候補と二階幹事長が推す候補がともに公認を求め、二階幹事長の独断で「勝った方が追加公認」と決めたことから、「二階方式」と呼ばれている。
「福岡は新人同士でしたが、今回はもともとの支部長に公認を与えず党推薦にとどめ、無所属同士で競わせる。この強引な手法には、普段は温厚な岸田政調会長も猛抗議をしていました。問題は、情勢調査で優位に立っているのが二階派(志帥会)ばかりということです。小泉氏と長崎氏は無所属議員の時から特別会員として二階派に所属。解散直前に自民党に復党しています。平沼赳夫氏の次男の正二郎氏も、当選すれば二階派入りとみられている。なにしろ派閥を『志帥会』と名付けたのは初代事務総長の平沼赳夫氏です」(自民党関係者)
「二階方式」を取らなかった神奈川4区でも、自民公認の山本朋広氏と無所属の浅尾慶一郎氏が激しく争う。解散前日に自民に入党した浅尾氏の後ろ盾も二階幹事長。選挙後は二階派入りが濃厚だ。
当然、他の派閥は面白くない。党内には二階幹事長の強権に対する不満が渦巻いている。
「それで、二階幹事長は選挙で大勝したらすぐに『来年の総裁選は必要ない』と言って安倍首相の3選支持を表明し、党内に揺さぶりをかけて批判を封じるつもりのようです。世論調査では内閣支持率より不支持率の方が高く、約半数が『安倍首相の続投を望まない』と答えているのに、有権者そっちのけで総裁3選が決まってしまう。国民より党内事情を優先するのは驕りの表れです」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)
折しも日本列島に台風が近づき、投開票日の22日に上陸する可能性もある。自民党は「これでまた投票率が下がる」と大喜びだ。選挙翌日には、加計学園の獣医学部新設の認可が下りるという話もある。有権者は本当にそれでいいのか。
与党、300議席迫る勢い保つ 希望失速 立憲民主伸びる
2017/10/19 23:00日本経済新聞 電子版
日本経済新聞 電子版
日本経済新聞社は17〜19日にかけて22日投開票の第48回衆院選の終盤情勢を調査した。衆院定数465議席のうち、自民、公明両党は300議席に迫る勢いを維持している。憲法改正の国会発議に必要な3分の2以上の獲得は微妙だ。10〜11日の序盤情勢調査に比べると、小池百合子東京都知事が代表を務める希望の党が失速し、立憲民主党が伸びている。
調査は序盤情勢に続いて2度目。序盤で接戦だった114選挙区を調査し、独自取材を加味して465議席の情勢を改めて分析した。小選挙区で23%、比例代表で16%が態度を決めていないため、流動的な要素は残る。
終盤情勢調査によると、公示前に290だった自民党の議席は、議席獲得が「有力」または「優勢」が、小選挙区(定数289)で207、比例代表(同176)で55。それぞれ序盤と同様の勢いを保っている。
衆院の常任委員長ポストを独占し、全委員会で過半数の委員を確保する絶対安定多数は261議席。終盤情勢では自民党単独でこれを上回る議席だった。公示前に34議席だった公明党は序盤調査より1増えて35議席だった。
衆院の定数はこれまでの475議席から10減り465議席。与党の議席占有率は公示前は68.2%だったが、今回の調査結果なら63.9%に落ちる。与党で衆院の3分の2にあたる310以上の議席をとれない場合、改憲の国会発議のためには野党との連携が必要になる。与党にとっては、野党第1党がどの党になるかで改憲戦略も変わってくる。
衆院解散後にできた2つの新党は明暗が分かれている。終盤情勢調査では、希望の党が野党第1党だが、立憲民主党が激しく追い上げている。
希望の党は序盤情勢調査では69議席だったが、今回の調査では55議席と公示前勢力を割り込んでいる。小池氏が基盤とする東京でも、逆転されたり差を広げられたりしている選挙区が多い。比例代表も序盤は42議席だったが、今回は32議席まで落ちている。
立憲民主党は序盤の45議席から今回は54議席に伸びた。特に目立つのが比例代表での勢い。序盤調査では32議席だったが、今回は40議席まで増えている。
共産党は序盤と同じ18議席と、公示前の21議席から減らす可能性を示している。公示前は14議席だった日本維新の会も、序盤の10議席から横ばい。地盤の大阪では接戦の選挙区で劣勢に立たされているケースが目立つ。
1議席を確保できそうな社民党と、議席獲得のメドが立たない日本のこころの情勢も序盤と変わっていない。無所属は序盤の28議席から今回は30議席に増えた。希望の党に合流しなかった民進党出身者への支持が広がっているとみられる。
調査は日経リサーチが17〜19日、乱数番号(RDD)方式により電話で全国の有権者約7万5千人を対象に実施し、約4万5千人から回答を得た。有効回答率は60.1%。
オマケ
若狭氏は比例復活も厳しく…希望結党メンバー“壊滅危機”
日刊ゲンダイDIGITAL2017年10月19日
そして誰もいなくなる(C)日刊ゲンダイ
もはや「絶望」を越えて「死亡」の党と成り果てている。選挙終盤を迎えても希望の党は失速が止まらない。予想獲得議席は公示前の57を下回り、40台後半がやっと。小池代表が「排除」した民進出身者による立憲民主党に野党第1党の座を奪われかねない。
わずか3週間前、先月27日の結党会見に出席した「チャーターメンバー」(発足メンバー)も死屍累々だ。参院議員の中山恭子氏と松沢成文氏、行田邦子氏を除く12人のうち、勝ち上がれそうなのは細野豪志氏(静岡5)ただ1人。序盤で優位に立っていた笠浩史氏(神奈川9)は自民候補にリードを許し、日ごとに差は広がっている。
「過去2回とも『ヤンキー先生』こと、自民の義家弘介氏と接戦を演じた後藤祐一氏(神奈川16)も厳しい。あるメディアの情勢調査によると、義家氏との差は10ポイント以上の劣勢です。小池代表のお膝元の東京も壊滅状態で、当落線上で自民候補と競り合っているのは長島昭久氏(東京21)のみ。木内孝胤氏(東京8)と、自民から移った福田峰之氏(東京5)はトリプルスコアの大差をつけられ論外です。“嫌われ百合子”の党の看板が完全に裏目に出ています」(政界関係者)
■若狭勝氏は比例復活も厳しい
同じく東京では松原仁氏(東京3)も大苦戦。結党会見時の名簿に名前を載せながら民進離党が遅れて欠席した柿沢未途氏(東京15)は当選圏に遠く及ばず。小池代表の側近気取りの若狭勝氏(東京10)は自民前職に歯が立たず、立憲民主の新人にも差を詰められ、次点すら危うくなってきた。
「希望の比例東京ブロックは3議席獲得にとどまる見込み。長島、松原両氏が比例復活すると、あと1つを柿沢、若狭両氏が激しく争う展開となる。選挙区を受け継いだ若狭氏が落選すれば、小池代表の政治生命の終焉を象徴することになりそうです」(メディア関係者)
残るチャーターメンバーの鈴木義弘氏(埼玉14)、横山博幸氏(愛媛2)、野間健氏(鹿児島3)は言わずもがなの当選圏外だ。公示前に小池代表は選挙後の首相指名について、「チャーターメンバーと共に整理していきたい」と語っていた。ほぼ壊滅した後、あのうつろな目で誰と相談するつもりなのか。
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