興福寺(こうふくじ)は、長崎県長崎市寺町(てらまち)にある、日本最古の黄檗宗の寺院。山号は東明山。山門が朱塗りであるため、あか寺とも呼ばれる。
歴史
1624年(寛永元年)に中国僧の真円により創建された日本最初の唐寺である。崇福寺・福済寺とともに長崎三福寺の一つに数えられる。本寺には、福建省・浙江省・江蘇省出身の信徒が多いため、媽祖堂も置かれていて、南京寺とも称せられた。黄檗宗の開祖隠元隆gゆかりの寺院で、本堂にあたる大雄宝殿は国の重要文化財に指定されている。
福建省出身である隠元が黄檗宗・インゲンマメなど様々な文化を日本に伝えたことを縁として、黄檗文化交流が行われている。
文化財
重要文化財(国指定)
大雄宝殿 - 寛永9年(1632年)に2代如定が建立した最初の堂は大火で焼失し元禄2年(1689年)に再建された。慶応元年(1865年)暴風で大破し明治16年(1883年)に修復された。
旧唐人屋敷門(長崎市の所有)
所在地 長崎県長崎市寺町4-32
位置 北緯32度44分52.3秒 東経129度53分2.0秒
山号 東明山
宗派 黄檗宗
本尊 釈迦如来
創建年 1624年(寛永元年)
開基 真円
別称 あか寺、南京寺
文化財 大雄宝殿、旧唐人屋敷門(重要文化財)
山門、媽姐堂、鐘鼓楼ほか(県文化財)
境内(県史跡)
2024年05月09日
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