地蔵院(じぞういん)は、三重県亀山市にある真言宗御室派の寺院。
概要
本尊は地蔵菩薩。山号は九関山(きゅうかんざん)、寺号は宝蔵寺(ほうぞうじ)。九関山宝蔵寺地蔵院と号するが、通常は院号の地蔵院をもって呼ばれる。関の地蔵、関地蔵院とも称される。
歴史
東海道の関宿に位置し、古くから関の地蔵と呼ばれて信仰されてきた。創建については判然としないが、元禄8年(1695年)成立の『地蔵院略縁起』には天平13年(741年)行基によって創建されたと伝える。享保3年(1718年)成立の『関地蔵菩薩瑞像記』には大同元年(806年)、最澄の弟子により地蔵堂が建てられ、久冠山宝蔵寺と号したとある。
文化財
重要文化財
地蔵院 3棟
本堂(附:棟札下書、地蔵堂再興日記、地蔵菩薩本堂再興之由縁、勘定帳、江戸開帳願之記) - 寄棟造本瓦葺き。元禄13年(1700年)建立。
愛染堂 - 寛永7年(1630年)建立。
鐘楼(附:棟札、三町普請鐘楼堂修覆記) - 寛永21年(1644年)建立。
所在地 三重県亀山市関町新所1173
位置 北緯34度51分10.9秒 東経136度23分21.4秒
山号 九関山
院号 地蔵院
宗旨 古義真言宗
宗派 真言宗御室派
本尊 地蔵菩薩
創建年 (伝)741年(天平13年)
開基 (伝)行基
正式名 九関山宝蔵寺地蔵院
別称 関の地蔵、関地蔵院
札所等 三重四国八十八箇所 28番札所
文化財 本堂・愛染堂・鐘楼(国の重要文化財)
2024年02月28日
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