住吉神社(すみよしじんじゃ)は、山口県下関市一の宮住吉にある神社。式内社(名神大社)、長門国一宮。旧社格は官幣中社で、現在は神社本庁の別表神社。
大阪の住吉大社・博多の住吉神社とともに「日本三大住吉」の1つに数えられる。本殿は国宝に指定されている。
拝殿(国の重要文化財)
祭神
本殿は第一から第五の5殿が連なり、それぞれ次の神が祀られている。
第一殿:住吉三神(表筒男命・中筒男命・底筒男命)
第二殿:応神天皇
第三殿:武内宿禰命
第四殿:神功皇后
第五殿:建御名方命
大阪の住吉大社が住吉三神の和魂を祀るのに対し、当社は荒魂を祀るとされる。
一の鳥居
社殿
本殿は応安3年(1370年)に大内弘世により造営されたもので、昭和28年(1953年)国宝に指定されている。5つの千鳥破風付き一間社を合の間とともに一列に連ねた九間社流造で、中央の第三殿の前に拝殿がある。拝殿は毛利元就の寄進により天文8年(1539年)造営された切妻造檜皮葺で、こちらは昭和29年(1954年)重要文化財に指定されている。
主な祭事
例祭は12月15日である。その前の12月8日夕刻から15日の朝までは「御斎祭(おいみさい)」として、境内に注連縄を張り巡らし、一般の人の参拝をできないようにし、神職も境内の外へ出ないという厳重な物忌みが行われる。
特殊祭事の和布刈(めかり)神事は神功皇后の事跡に因むもので、旧正月の未明、壇の浦の海中からワカメを刈って神前に供える非公開の祭である。
毎年5月第3日曜日には農業の発展と五穀豊穣を祈る農業祭である「お田植祭」が開催される。当日は稲の害虫などの災難が来ないように弓矢で悪霊を祓い鎮める「弓鎮治舞」や、あぜ道で八乙女が白衣に緋袴、緋襷に菅笠の姿で秋の豊穣を祈り田植えを行う「八乙女舞」、八乙女が田植えをしている間に早乙女があぜ道で秋の実りを祈りながら踊る「早乙女舞」が行われる。 また境内ではお田植祭奉納武道大会が開催され、剣道と柔道の試合が行われる。
本殿(国宝)
千鳥破風があるため一見すると春日造に見えるが檜皮葺流造である。
主な祭事
例祭は12月15日である。その前の12月8日夕刻から15日の朝までは「御斎祭(おいみさい)」として、境内に注連縄を張り巡らし、一般の人の参拝をできないようにし、神職も境内の外へ出ないという厳重な物忌みが行われる。
特殊祭事の和布刈(めかり)神事は神功皇后の事跡に因むもので、旧正月の未明、壇の浦の海中からワカメを刈って神前に供える非公開の祭である。
毎年5月第3日曜日には農業の発展と五穀豊穣を祈る農業祭である「お田植祭」が開催される。当日は稲の害虫などの災難が来ないように弓矢で悪霊を祓い鎮める「弓鎮治舞」や、あぜ道で八乙女が白衣に緋袴、緋襷に菅笠の姿で秋の豊穣を祈り田植えを行う「八乙女舞」、八乙女が田植えをしている間に早乙女があぜ道で秋の実りを祈りながら踊る「早乙女舞」が行われる。 また境内ではお田植祭奉納武道大会が開催され、剣道と柔道の試合が行われる。
文化財
国宝
本殿(附 玉殿5基、棟札4枚)(建造物)
室町時代、応安3年(1370年)の造営。明治36年4月15日に当時の古社寺保存法に基づき特別保護建造物に指定、昭和28年11月14日に文化財保護法に基づき国宝に指定。
重要文化財(国指定)
拝殿(建造物) - 室町時代、天文8年(1539年)の造営と伝える。昭和29年9月17日指定。
銅鐘(工芸品) - 新羅時代作の朝鮮鐘(新羅鐘)。高さ147.0センチメートル。明治35年7月31日指定。
金銅牡丹唐草透唐鞍 1具(工芸品) - 室町時代の作。昭和31年6月28日指定。
登録有形文化財(国登録)
楼門(建造物) - 平成29年10月27日登録。
唐門及び透塀(建造物) - 平成29年10月27日登録。
現地情報
所在地
山口県下関市一の宮住吉一丁目11-1
交通アクセス
鉄道
JR西日本山陽新幹線・山陽本線 新下関駅 (徒歩20分またはタクシー5分)
同駅の旧名である「長門一ノ宮」は本神社に由来している。
バス
サンデン交通バス「一の宮」バス停から徒歩10分
車
中国自動車道 下関インターチェンジから約10分
2023年02月07日
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