今回は東京の安宿です。
毎度おなじみアゴダのサイトから低料金順に安宿をさらっとなぞっていくと、「んんっ!?」てなって目に止まったのが今回のオカエリハウスです。
(アゴダに掲載されている全国の2000円以下の安宿は全てチェックしているので、新しく掲載された宿というのはすぐに分かります)
アゴダに掲載されている館内の写真を見る限り、ここはちょっと
館内の写真ではメイドさんが給仕してたり、ベッドメイキングしてたりと非常に怪しげで、しかも宿名の「オカエリハウス」という名前....
ここでピーンと来ました。
メイドカフェのコンセプトをそのままゲストハウスに適用してしまったような宿だと。
ここからオカエリハウスが最安で予約できます
こういったちょっと変わったコンセプトを打ち出している宿は大好物です。
面白い宿ランキングはコチラ。
https://fanblogs.jp/netadi/archive/197/0
ていうか間違っても会社の出張なんかでここを使うと経理に後から「何なんすかコレ?」突っ込まれそうですけどね。安いけど。
ここはJR板橋駅から徒歩3分くらいにある住宅街に突如として現れるきらびやかなファサードが特徴の宿です。
1階部分がメイドカフェになっていました。(想定通りです)
メイドカフェにゲストハウスとシェアオフィスが併設されています。
公式Webページを見ると、メイドさんのいるゲストハウス、シェアハウス、となかなか
受付(メイドカフェ)
ちょっとドキドキしながら受付のあるメイドカフェに入ると、
「おかえりなさいませ!ご主人さま!!」
と言われたったりました。
想定通りです。
想定通りでちゃんと構えてたんですが、かなり羞恥心をくすぐられます。
最初、「いや、フツウに安宿を予約したらメイドさんがいてビックリしたぁ!全然知らなかったし!何なら全然メイドさんとか興味ないですし!純粋にブログのために安宿に泊まりたかっただけですし!」というテイでクールにいこうとか思ってたんですが、この時何かが自分の中で弾けました。
郷に入れば郷に従え、と。
その方がよりよい宿泊体験が出来そうですし。
でもよくよく考えると、ここを定宿として住み着くと、本当にその「おかえりなさいませ!」というのがしっくりくるというか、本当の帰宅なのでしっくりくる気がします。
1泊1800円なので1ヶ月住み着いても54000円と、ワンルームマンション並の料金なので十分可能ちゃー可能です。
この日、メイド服をみにまとったメイドさんが2人いて、「さやしです!」と自己紹介されたメイドさんに受付してもらいました。
さやし、ってどんな名前やねん... と思いましたが面倒なんで突っ込むのはやめときました。
公式サイトから
このカフェスペースはメイドカフェとなっています。
宿帳に記入してたら、
「奈良から来たの?遠いねー」
とか、雑談を振ってきてもはや接客がメイドカフェかキャバクラのようにグイグイ攻めてきます。(※メイドカフェです)
記帳が終わるとさやしさんが館内を案内してくれました。
この受付のあるメイドカフェからドミトリーのある2階に移動するのに一旦外に出ないといけないんですが、閑静な住宅街でピンクのメイド服を身にまとったメイドさんがいるという風景はかなり異次元な感じで浮いてました...。
館内の説明でも暗証番号を入力するスタイルのドアを開ける時、練習だよと言って最初さやしさんが見本をみせてくれて、次に自分がやってみると、
「すごーい!完璧じゃん!」
と、あのキャバ嬢の接待術、「さしすせそ」で盛り上げてくれます。
いちいちテンプレ通りのやりとりがプロトコルのように繰り広げられます。
(分かっててもちょっと嬉しい)
一通り案内してもらったら、手紙を渡されました。
「初対面なのにありがとうございます!」と微妙に突っ込んでおきましたが、後でその手紙とやらを見てみると...
手紙
名前が「あすか」て...
誰??
まぁそりゃあ受付〜案内してもらう間にそんな手紙を書く時間もないし、予約が入った時に予め書いておくのは仕方ないとしても。
館内
館内
ゲストは20%割引
エレベーター
館内は2019年の10月にオープンしたとあって、当然綺麗です。
エレベーターもあります。
ディスプレイ
メイドさんの衣装が飾られてました。(Don't touch)
ドミトリー
今回は(も)料金的な兼ね合いでドミトリー宿泊したんですが(個室もあります)、ドミトリーは男女共用の一つだけです。
ユースケース的に女性が泊まるのは確率が低いと思われますが一応男女共用というテイです。
ドミトリー自体ももちろん綺麗で、今どきのフツウのゲストハウスっぽくソツのない造りをしています。
ベッド
ベッド
ベッド
ベッドは2段ベッドで縦向きです。
今回は下段をアサインされました。
ベッドもソツのない造りで、剛性もあるしカーテンもしっかりしているし、そもそも隅っこのベッドだったので人通りもないので結果的に快適に過ごせました。
ベッドのシーツも予め敷かれているし(メイドさんだけに当然メイドさん本人がベッドメイクしているようです)、なかなかに寝心地のいいベッドでした。
アゴダの予約ページから
ドミトリーというか、ゲストハウス部だけを見た場合、宿としての機能性は十分で、むしろ下手なゲストハウスよりはよっぽど設備がちゃんとしている印象を受けました。
シャワー
洗面所
シャワーは3箇所ありましたが、ドミトリーとつながった空間にあるので、夜遅くに浴びると音が響きそうです。
洗面所も同じくドミトリー内部にあるので、深夜、早朝は水をジャバジャバー!と出すのは控えた方がいいかもしれません。
シャワーには3種の神器(ボディソープ・シャンプー・コンディショナー)と洗顔フォームがありました。
アメニティ類
ここは何気にアメニティ、サービス品も充実しています。
(公式サイトでは有料となってますが無料です)
メイドカフェ
ゲストハウスとして考えた場合の欠点としては共用スペースという概念がなく、その場合は1階のメイドカフェに行くことになると思うんですが、メイドカフェでパソコン作業というのも何かアレだし、そもそも何か注文しないといけない(ちょっと高い)というのも何か。
この日は新宿で飲み会があって、ほぼ寝に帰るだけだったのでそもそも利用するコトはなかったんですが、ドミトリー宿泊で共用スペースがないというのはマイナスポイントです。
(※)今Webサイトを確認してたらドミトリーの反対側にカウンター席のような作業スペースがあるようなんで、そこでパソコン作業とか出来そうです。
あと受付時に「朝食はどうしますか?」と言われたんですがやんわりと断っておきました。
メイドさんが卵料理にケチャップで何か描いてくれるサービスがあるようです。(気になる人は是非)
チェックアウトは早朝7時まではカードキーとシューズロッカーのキーをドロップ式でフリーチェックアウトらしいんですが、自分がチェックアウトする10時頃も誰もいずにフリーチェックアウト方式でした...。
「いってらっしゃいませ、ご主人さま!」というテンプレ通りのベタな対応が聞きたかったんですが、ソレもなく1階のメイドカフェも閉まってました。
しかもキードロップのポストの鍵が閉まっていて、無理やりポストの丁番をこじ開けて隙間を作って、その隙間から鍵をインしておきました。
なんか「デレツン」対応を受けたような心境です。(マニアには辛抱堪らんかもしれません)
晩ごはんは新宿まで行って居酒屋3軒ハシゴしました。
めり乃
四文屋
めだか
総評・備考
添い寝サービスとかそんな風なオプションは一切ありません。
メイドリフレも併設したら更にソレっぽくなると思いました。
受付が杜撰で塩っぽい対応される宿よりはよっぽど幸せになれるかもしれません。
ゲストは1階のメイドカフェで20%割引特典があります。
2000円以下という料金はオープンしたての今だけかもしれません。(通常は3500円らしいです)
総合評価 4.5
料金 4.2
快適度 4.5
設備 4.4
サービス 4.7
アメニティ シャンプー、ボディソープ、コンディショナー、洗顔フォーム、耳栓、貸バスタオル、使い捨てスリッパ、髭剃り、歯ブラシ、ヘアブラシ、ポケットティッシュ
ファシリティ WiFi、シャワールーム、トイレ、ドライヤー、メイドカフェ、シェアオフィス、エレベーター
ファシリティ(ベッド) ACコンセントx2、照明、扇風機
サービス 手紙、お茶(パック)
セキュリティ 暗証番号方式玄関ドア・暗証番号方式ドミトリードア
部屋(ベッド) 男女混合ドミトリー(210・下段)
料金 1822円
予約 Agoda
宿泊日 2019/11/21
チェックイン 16:00
チェックアウト 10:00
外国人:日本人比率 0:4
男:女比率 4:0
収容人数
Web https://okaeri-house.com/index.html
ここからオカエリハウスが最安で予約できます
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さやし、というのはそういうコトやったんですね!ちょっとそのあたり造詣がないので全然見当つきまさんでした。
しかも上の名前だったとは…
今度ここに来た時はケチャップで「薔薇描いて?漢字で」と言ってみたいです。
「さやし」さんですが、好きなものに「ハロプロ」とあるので、元モーニング娘。の鞘師里保さんにちなんでつけた名前だと思われます。(卒業した)メイドの中に「りほ」さんがおられるので、同名を避けて「さやし」にしたのではないでしょうか。