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2017年11月03日

パタリロ源氏物語!(1)光源氏誕生!人生ってなんだろね?の話

みなさん、こんにちは。
ナツノナカノです。

さて、今日は「パタリロ源氏物語!」のご紹介ですね。

「源氏物語」といえば平安時代、紫式部によって書かれた五十四帖にもなる名作です。光源氏というプレイボーイの恋愛遍歴を語りつつ、人生ってなんだろうね…と説いてる物語です。※ナツノナカノ的解釈です




【パタリロ源氏物語!】

時の帝と桐壺更衣の間に生まれた光(ひかる)は、美しく機知に富む聡明な男の子でした。しかし、高麗の観相学者が光源氏の相を見るとこの子供はいずれ帝になるが、そうなると国が滅びると言われてしまいます。また、光にはすでに異母兄がいたために、次の帝の継承者は兄に、光は帝の臣下に位を下げられ源氏の姓を与えられることとなりました。


光源氏の誕生です。


光が10歳の頃、父である帝が新しい后を迎えることになりました。実は光の母、桐壺更衣は陰陽寮の安倍仲人の一派による呪いのためすでに亡くなっていたのです。そして新しいお妃様は桐壺更衣にそっくりな藤壺の女御という方でした。藤壺の女御に母の面影を求めつつ、年が近い二人は実の兄弟のように仲良く暮らしていくのでした。



そして時は過ぎ、光源氏は12歳の時に左大臣の姫君、葵の上と結婚することとなります。元服してすぐの結婚というのは昔はこの時代にはよくある事だったんですね。しかし、葵の上は最初、光の兄との結婚が決まっていたのですが、それなのに政治的な理由から臣下である光との結婚を親の意向で推し進められ、完全にへそを曲げていました。そういう理由からその後かなりの年月、葵の上が光へ優しい態度をとることはありませんでした。葵の上の兄、頭中将とは年も近く仲良くしていましたし、他のあまたの女性とはただならぬ関係にあった光ですが奥さんとはものすごく冷え切った夫婦関係だったのです。


光はその後、宮中で文武に励み、身分が下の雑色衆とも親しく付き合うなどして沢山の経験を積んでいつしか光り輝く17歳になりました


そしてついに出会う時が来るのです。陰陽寮 賀茂家の天才術者、賀茂波多利郎渡魔利音羅(かものぱたりろどまりねら)つまりパタリロに!


陰陽寮というのは占いや呪術を司る機関で、賀茂家と安倍家という陰陽道では有名な二家が交代で実務を担当していました。その賀茂家の統主が波多利郎で、安倍家の統主が安倍仲人なのです。安倍家は安倍晴明が亡くなって20年経ち安倍仲人がリーダーになってからカルト集団へと変容していました。波多利郎は安倍一派が光源氏をつかって何かをしようとしているのではないかと考えていました。そして波多利郎と光はその後も長きに渡って付き合うようになっていくのです。



ここまでが「パタリロ源氏物語!」の1巻までですね。全五巻のこの作品は、須磨に流された光源氏が帰京するところまでとなっています。源氏物語ではわりとはじめの方のエピソードなんですよ。内容が濃い物語なのでなかなか進まなかったらしいです。ましてや、波多利郎が出てきてひと暴れしたり、ギャグ!ギャグ!ギャグ!が入っているので、多分このまま続けていたらもしかしてまだ連載が終わっていなかったかもしれないですね。





ここまでのお話での主要な登場人物はこちらです。

【光源氏】バンコラン
【頭中将】ヒューイット
【賀茂波多利郎渡魔利音羅】パタリロ
【安倍仲人】ベールゼブブ
【光源氏に剣術を教える武官 猿形那須与一兵衛】サルガタナス
【賀茂家 家来】タマネギ
【桐壺更衣/藤壺の女御】エトランジュ



マライヒがまだ出ていませんね…。マライヒは次回登場します。さて誰の役でしょうか?


あぁ〜やっぱりパタリロは面白いですね。
次回もパタリロ源氏物語!

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