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2015年05月29日

牛窓おすすめルート

b.県道39号線を自転車で登ってくる少年たち数名、中学生かなあ、

a.牛窓めざして遠くからこいで来たような、初々しく生き生きした雰囲気、青春やなあ、

b.しかし残念すね、こっちの高台コースを知らないとは、道なりにクルマが多い県道を下って行った、

a.牛窓で最高のルートなのに、もっと広めなければ、

b.というわけで、今回は牛窓サイクリングおいてイチオシの高台ルート、わずか2kmほどですが、

a.まず西の端っこからスタートやけど、いきなり変則的に急勾配の歩道を登り始める、これには訳があって、ここから西へとつながる細道が県道230&226号線へむすばれて岡山市や赤磐市へとつづく最高のサイクリングコースになってる、

b.ところで、この細い歩道を登ると道なりにさらに山へ登っていくルートもあるけど、これはどうなんすか、

a.残念ながら木々が生(オ)い茂って昼なお暗く、まったく見晴らしがない、もし走るなら、山頂のオリーブ園の帰りに熱中症対策で使う程度か、

b.しかし、この高台ルートは道がたっぷり広くてクルマも少ないし最高ですね、

a.ぜいたくなことに道が広すぎて、じっくり見晴らすには、反対車線のガードレールまで行かにゃならん、くれぐれも対向車に注意してほしい、

b.先ほどの県道39号線が牛窓の中心部へ下っていく、

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a.突き当たりを左へ曲がれば県道28号線で牛窓港へ到着(トオチャコ)、あの道はいつも混んでるし海は見えないしあまり面白くない、

b.でも地図をよく見ると、県道以外にも面白そうな細い道が、とくに港の近くは、

a.たしかに、県道28号線エリアはまだまだ手つかずなんで、一度じっくり訪ねてみよう、

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b.いちばん奥は小豆島(ショウドシマ)、その手前が前島、あのオレンジブラウンのカッコいい屋根はホテルか公民館のようにも見えるけど、

a.それが小学校なんだなあ、牛窓東小、

b.目の前が国立公園の海辺とは、なんて幸せな小学生たちなんや、

a.生まれ変わるなら、あの小学校で6年過ごしたい、毎日海をながめながら、

b.おばあさんが手前の畑で小さい耕運機をあやつってる、

a.ここの野菜は見るからに美味そうやなあ、

「海風や 牛窓野菜 芽吹く春」、

b.野菜に生まれ変わるなら、あのお婆ちゃんの畑がええなあ、

a.遠くに子供たちの歓声や海の波音を聞きながら、すくすく育つ牛窓野菜、そんな野菜なら生まれ変わってもいいなあ、

b.しかし、収穫されてすぐ食べられてしまう、

a.そうか、そりゃちょっと儚(ハカナ)すぎるな、

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b.ミティリニ広場、舌かみそうや、

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a.2kmほどの高台ルートの目玉、トイレもあるし、見晴らしもいいから、いつもクルマが止まってる、このベンチから海をながめてぼんやりするのが最高、

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「ミティリニの ベンチで海を ぼんやりと」、

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b.先ほどの小学校も右手にちらっと、

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a.あの家に住みたいなあ、ここ走るといつもそう思う、

b.このアングルも良いっすね、段々畑ごしの港町、あの白い建物は、

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a.ホテル「リマーニ」、すぐ横の波止場で火野さんが視聴者からの手紙を読んでたなあ、地元の釣り客と雑談したり、

b.ところで、このルートにはこんな大きな寺院も、

a.なぜだか怪獣が置かれてる、そのわけをウェブで調べてくれたまえ、

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b.分かりませんねえ、ゴジラのようにも見えるけど、もしそうなら日本国民をさんざ苦しめてきた自分を反省して、このお寺で修行してるんちゃいますか、

a.なるほど、精進料理で体質改善し、座禅組みながら乱暴だった自分を反省してるんか、この牛窓の地で修行すれば、ゴジラも牛のように穏やかな怪獣になれるかもしれんなあ、しかしどうやって座禅すればええんや、体型が体型やで、

b.ところで、地図にはこのお寺から急坂を下る抜け道も紹介していますが、

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a.うむ、お寺から港へ直結さす場合はこの細道が良い、昔からこの坂道でお寺に参ったような気配がしてとても味わいがある、逆にこの山のてっぺんにあるオリーブ園へ登って行くなら、このまま広い道を突き当たりまで走って左折、高低差120mほどの急登になる、




2015年05月25日

三徳園を囲む山

「木々しげる 三徳園を くるむ丘」

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a.ここからのながめは、また格別でごわすな、

b.三徳園をU字型にかこむ丘の上から東の見晴らし、ところで、「三徳園」って「小鳥の森」とも言われてるけど、同じ意味なんすか、

a.実際はちょっと違ってて、昭和43年に三徳園が開園したときに小鳥の森も同時に出来てる、三徳園を取り囲む山すそにそってU字型に歩道が設けられて、巣箱や小鳥の集まる木々が整備されて、これが小鳥の森、三徳園は庭園風で、小鳥の森は山の中を歩く感じ、

b.しかし、あらためて岡山県南部を見晴らすと、山がちというか、

a.県南部っていうと広々した平野のイメージだけど、実際はこんなに山や丘が点在する、こんな環境で育ったから、四方に山がないとなんか落ち着かない、

b.ところで、山と丘ってどうちがうんですか、

a.すそ野をすぐ一周できるほどの低い山を丘って呼ぶんやろ、

b.前回ながめた三徳園のユリノキはどこすか、

a.ここからは右手に隠れて見えないけど、上道公園のヒマラヤスギやったらゴルフ場の青いネットの手前に見えてる、

b.ああ、運動場のへりに見えますね、鋭角三角形の大きな木が、

a.季節は前回よりすこし前の4月15日やから、新緑も少し控えめ、

b.右正面はかつて山城があった新庄山(シンジョウヤマ)

a.ゴルフ場の右端から新庄山に登って尾根伝いに三徳園の奥へ降りていくハイキングコースがあるけど、これに加えてボランティアの方が整備したルートが尾根伝いに延長されて、結果U字型のハイキングコースになってる、道しるべも充実してるし見晴らしも良いし、ボランティアのみなさん、ホントにありがとう、

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b.すぐ登れてこの見晴らしはお得感ありますねえ、

a.しかもこの時期は満開の山ツツジが出迎えてくれて二度楽しい、

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b.だれが見るともなく咲き誇ってますね、山に歓迎されてるような気分、

a.これは北東方向の見晴らし、平野にうっすら山陽新幹線の直線が引かれてる、その先の山並みから中国山地が始まるともなく始まる、

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b.ここらは、けっこうヒト住んでますね、

a.左中央のデカい箱、あれはパナソニックの工場、

b.このへんは田舎と言ってもまだまだ都会やなあ、

a.こちらは南の見晴らし、奈良時代に建てられた明王寺という寺院が山中にひっそりたたずんでる、延長ルートは三徳園から明王寺へ向かう途中に北尾根へ登っていく、

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b.周囲の新緑も素晴らしい、

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a.今から紅葉が待ち遠しい

b.じゃあひとしきり見晴らしたんで、三徳園へもどりましょうか、

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a.椿(ツバキ)もとうとう見納め、

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b.さっきまで、あの丘の上に居たんか、

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a.ふと見上げると、インスピレーションをかき立てられる枝ぶりが、三徳園に来ると必ず何かもらえるなあ、

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ボランティアの方々が作られた延長ハイキングルート


posted by なおいのおじさん at 20:50| 岡山市

2015年05月21日

三徳園のユリノキ


a.しかし、花の名を知らんなあ、われわれは、

b.田中陽希の百名山一筆書きにも高山植物がたくさん出てくるけど、知らない名前ばかり、

a.いやそれ以前に身近な花の名もあまり分からん、そんでもってもっと知らんのが木の名前、今回登場する「ユリノキ」もここ三徳園で初めて知った、

b.前回の芥子山(ケシゴヤマ)で百合(ユリ)を見て、今回はその少し北東に位置する三徳園で百合の木をながめると・・ちなみに三徳園てなんすか、

a.すぐ近所に生家のある明治安田生命の創業者、矢野恒太(ツネタ)(1866~1951)、彼が寄付した土地が今じゃ素晴らしい自然公園になってて、ここへ来ると取りあえず何とかなる、

b.どういうことすか、

a.変化のある散歩道に芝生広場、樹木や花々は手厚く手入れされて幸せそうなんで、いつ行ってもインスピレーション(=ひらめき)に満ち満ちてる、

b.しかし、なぜその中でもユリの木なんすか、

a.三徳園は何の悩みもなくすくすく育った花や木に満ちてるけど、その中でもこのユリの木がいちばん存在感がある、

b.他の木じゃダメなんすか、

a.ほかの木も素晴らしいけど、このユリの木は一本だけでしっかりとした存在感があるので、三徳園のボス的存在のような気がする、それがこの写真、

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「この土地の チカラあらわる ユリの幹(ミキ)」

b.なるほど、写し方にもよるんやろうけど、確かになんかオーラ漂ってますね、

a.モノ言うてるやろ、

b.話してるの分かるんすか、木々の言葉とか、

a.いや、聞こえるわけないけど、どことなく人格を感じるというか、植物離れした存在感があるというか、

b.強い生命力みたいなことですか、

a.うむ、古代やったらこんな樹木に注連縄(シメナワ)張って、神様とあがめたんちゃうか、

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b.ところで二股(フタマタ)に分かれてるんすか、

a.根もと付近から幹がV字に分かれて末広がりで伸びてくような、ユニークなすがたをしてる、

b.だから写す角度で別の木のように見えるんか、

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a.全体像も写したいけど、そうすると他の樹木も写りこんで印象がぼやけるから、ついつい寄りで(=近寄って)撮(ト)ることになる、

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b.せっかくだし、三徳園の他の写真も少しのせましょう、まずはこの地味なベンチ、

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a.こんなそっけないベンチがあちこちに置いてある、だが座ってる人を見たことがない、おそらく森の妖精たちのために作られたベンチにちがいない、

b.たしかに、三徳園なら妖精いてもおかしくない、

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a.撮影年月日は2014年4月26日、カメラはキヤノンのパワーショットG12、新緑まっさかりでござる、

b.葉脈まで初々しいな、

a.もう一枚は三徳園じゃないけど、すぐおとなりの上道(ジョウトウ)公園名物のヒマラヤ杉、

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b.見事ですね、

a.この並木があるせいか、何となくこのあたりもひっくるめて三徳園って感じがする、秋はオレンジっぽい派手な茶色に色づいてこれも見ごたえがある、



posted by なおいのおじさん at 17:53| 岡山市

2015年05月19日

芥子山(ケシゴヤマ)の百合(ユリ)の花

b.百間川(ヒャッケンガワ)河口の水門をたずねた前回、今回は、

a.百間川河口から上流をながめると、右前方に横たわる山塊(サンカイ=ひとまとまりの山)が芥子山(ケシゴヤマ)、今回はその頂上付近に咲いている百合(ユリ)の花を見に行こうと思う、

b.芥子山(ケシゴヤマ)はどんな山すか、

a.瀬戸内海から児島湾に入ってきた船が一番最初に目にするのがこの山じゃないかなあ、児島湾あたりからながめるのが一番姿も美しい、周りは平野だから、わずか233mなのに存在感がある、

b.でも、これを自転車で登るのは大変じゃないすか、

a.自転車で登れるのは220mまでだから海抜5mのふもとからそれほど登らないけど、前半にきっつい直線の坂があって、これが最大の難所、ここさえ我慢すれば何とかなる、

b.自転車で登るこの山の魅力とは、

a.とにかくながめがいい、南斜面は果樹園で樹木がないから、児島半島や百間川(ヒャッケンガワ)、吉井川など一望できる、またルート的にも頂上付近で周回できるから行きと帰りで景色の変化も味わえる、

b.しかし、えげつなくモヤってますね、

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a.昨年の6月16日やけど確かにひどいな、児島湾と吉井川の河口がギリギリ確認できるほど、空気が澄んでたら対岸の四国まで見渡せるのに、

b.つまり、今回の目玉は見晴らしじゃなくユリの花ってわけか、

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a.山頂手前の周回コースの一番目立たない場所に、驚くほど多くのユリがいっせいに咲いてた、これほど色とりどりのユリを一度にながめるのは生まれて初めて、わしは三国一の幸せ者や、

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b.地元有志の方々が植えられたんでしょうね、

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a.この山はとりわけ地元のヒトに愛されてるから、いつも誰かが登ってる、それにクルマでも登れるからここまでしっかりと手入れできるんやろうなあ、

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b.それにしても見事ですね、

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a.つぼみが裂(サ)けて花が開くから、「咲く」って読むんやな、

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b.なるへそ、そりゃありそうですね、

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a.そこでまじめに一句や、「ユリ裂(サ)けて 気もち色づく 芥子(ケシゴ)かな」

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b.ところで、話はちがうけど、数年前に「日本縦断こころ旅」で、この山のふもとを一行が通り過ぎたとか、

a.あの道や、左下に線路とビニールハウスにはさまれた農道みたいな細道が見えてるやろ、

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b.あれはJR赤穂(アコウ)線の線路、ここからどう行ったんすか、こころ旅軍団一行は、

a.JR岡山駅から出発して、ゴールは牛窓港やった、

b.直線で24キロ、じっさいは30キロくらいか、最近は火野さんの体調を考えて、20キロ弱で走ることが多いけど、

a.火野さんの何がすごいって、昭和丸出しのカラダにきっついタバコ「ハイライト」を吸って、酒も飲んで、食事は店屋物ばかりで、橋が怖くて、毎日カメラとマイクとオバチャンに囲まれて、おまけに60代中盤、これだけマイナスを背負って何年も日本縦断してるんやから、そのすごさは田中陽希君以上かも、

b.誰すか、田中陽希って、

a.昨年、南から日本百名山一筆書きを済ませ、今度は北から新たなる百名山一筆書きに挑もうとしている若き冒険家、火野さんと同じNHK・BSで昨年の一筆書きを再放送している、

b.スゴい人がいるもんすね、体力的に充実しきった30代とはいえ、

a.火野さんが平地や町をぬっての日本縦断、田中君はより険しい山々を結んでの日本縦断、ふたつセットで見ると面白さも倍増や、


posted by なおいのおじさん at 18:54| 岡山市

2015年05月16日

百間川の新水門

b.岡山に引っ越して、ぱったりやらなくなった輪行、そのわけとは、

a.「玄関あけたらサトウのゴハン」のように「玄関あけたら輪行先」のような走りやすい環境のため、あえて電車で遠出する気にもならない、

b.輪行しないと同じルートばかりで飽きないすか、

a.いやいや、引っ越して三年そこらじゃ飽きるどころか、日々新鮮、特に赤磐市は山間部と平野部の境目にあるから山過ぎず平野過ぎず、岡山市中心部とも理想的距離間なので、町過ぎず田舎過ぎず、山陽道という歴史的街道筋も通ってるし、瀬戸内海も近いし、チャリダーにとってはほぼ理想的環境、京都市中心部に居たころを思うと、夢のようにスムーズに走れる、

b.しかし、そうなると同じ道ばかりで、写真が旅っぽくないというか、

a.確かに、何度も通る道は写さないで素通りすることが多いから、写真がひとつの流れでつながらない、

b.だったら線でなく点で紹介してはどうでしょう、赤磐市周辺の気に入った場所だけに限って数枚の写真で紹介していくのは、

a.それがいい、無理して旅の流れを作るより、

b.ではさっそく、最近のお気に入りを、

a.色々あるけど、まずは大規模な水門工事の終わった百間川(ヒャッケンガワ)の河口を、

b.百間川といえば江戸時代に造られた洪水対策用の人工河川、

a.うむ、岡山の城下町が洪水で水浸しにならぬよう、あふれた雨水を瀬戸内海へ逃がす川、

b.その河口で大工事が、

a.今まであった水門が老朽化したんで、1から作り直してた、

b.児島湾と百間川(ヒャッケンガワ)を仕切る水門のことか、淡水と海水を隔てる重要な役目もあるわけだ、

a.そこを先日通りかかったら、工事の記念に水門と一緒に広場も出来ていて、とても解放的な良い雰囲気だった、

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百間川河口に新設された水門。手前の柵(サク)は漁師の仕掛けか・・


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芝生も植えたばかり。手前の石はおそらく明治25年当時の水門のそれでは・・


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後ろに回り込むと古い石碑にそれとなく補強もされていた。


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右手の山影は児島半島。岡山大空襲のさいエンジントラブルで墜落したB−29の乗員が眠る貝殻山もこの半島の並びにある。水門近くには岡山港があり、児島湾を東へ進んだ船は半島を右へ回りこんで瀬戸内海各地へと向かう。


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左は明治25年に建てられた記念碑。200年がんばった江戸時代の水門もさすがに老朽化して大改修工事とあいなった。


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こちらは出来たてホヤホヤの記念碑。平成らしくスッキリシンプルにまとめている。シルバーのパネルには左の「水門碑」のくわしい解説が書かれていた。


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素朴で力強い明治25年当時の水門。





posted by なおいのおじさん at 09:07| 岡山市

2015年05月13日

5月のイタリアをYouTubeサイクリング!

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b.5月はチャリダー(=自転車乗り)にとって最高の季節、

a.「チャリンコ」と「ライダー」で「チャリダー」、語呂は良いけど「チャリンコ」って響きは安っぽくてどうもなあ、人生とイコールな(=同じ意味合いをもつ)ほど奥深い乗り物なのに、

b.人生そのものか、少し大げさな気もするけど、

a.「奥の細道」の冒頭を借りるまでもなく人生は旅のようなもの、そして自転車ほど旅にふさわしい乗り物もない、

b.歩きじゃダメなんすか、芭蕉は歩いて「奥の細道」を書いたんだし、

a.自転車がまだ無かったから、しかたなく歩いたんや、もしあったら絶対これで回ったはず、

b.そうかなあ、

a.まあ、ともあれ暑くも寒くもない新緑の季節、風を受けて自転車をこいでる、ただそれだけでしあわせな気分になれる、

b.なんかずっと乗ってられますよね、この季節は、風は気持ちいいし、風景はカラフル、

a.そんな中、YouTubeで驚くべき発見をした、「ジロ・デ・イタリア」って知ってるか、

b.「ツール・ド・フランス」とならぶ自転車レースの最高峰、200名近いトップクラスのチャリダーが三週間かけてイタリアを一周するやつ、

a.YouTubeで全レースがノーカットでしかもハイビジョン映像で見られるんや、しかもタダ、

b.でも、日本語がぜんぜん入ってない、

a.でも、この鮮明な映像は素晴らしい、つい数年前まではアナログのぼんやりした画像を有料チャンネルで観るしかなかった、そのことを思うと夢のようや、

b.ヘリカメラとバイクカメラの二本立てで、アングルにも変化があって楽しい、手ぶれ補正機能が日々改良されてるのか、カメラマンの腕がすごいのか、恐ろしくブレませんね、あれだけのスピードでしかもバイク後部座席からの手持ち撮影を思うと、

a.臨場感出すために路面すれすれでぶら下げて撮ったりするしなあ、

b.ヘリカメラの方はこれと対照的にレースの舞台となるイタリアの美しい自然や、村や町やローマ時代の遺跡など、俯瞰で見せてくれる、有名な観光名所には説明もあるし、

a.選手たちといっしょに旅してる気分や、

b.じっさい追っかけみたいな人たちも居るんすね、

a.年金暮らしの老人がキャンピングカーで彼らと同じコースを一周するとか、そんな話も聞いたことがある、誰が優勝するとかそういうことよりも、イタリアの初夏を楽しみながら、その付録としてレース観戦も・・そんな見方があってもいいような、そう思えるほど美しい映像の連続、

b.それに選手自体もカラダが絞れてカッコいいっす、

a.体脂肪10%未満の彼らがまず選手を目指すにあたって教わるのが、この言葉「Pain is beautiful.」、

b.「苦痛は美しい」か、いきなりアブノーマルな世界観、

a.落車で骨折してひじや尻がずるむけになっても、口から心臓が飛び出すほどこぎ続けても、そのこと自体が素晴らしいんだと、まずあらゆる苦痛に対して耐え抜く覚悟が求められるそうや、

b.オレ、まずその時点でアカンわ、

a.プラス体力的に弱い者もどんどんふるいにかけていって、最終的に残ったのが彼ら、

b.痛そうで観てられないシーンでも、彼らにとっては織り込み済みのありふれた光景なんやなあ、きっと、

a.そんな彼らと一緒に、今年の5月もイタリア三週間の旅に出てみよう、



2015年05月11日

京都から岡山に引っ越して気づいたこと(五月生き物編)」


b.京都から岡山に引っ越してどうすか、チャリンコ的に、

a.リゾート地にいるような感じがする、自然豊かでクルマの来ない道ばかり走ってるし、写真で見ると美化されてなおさら、

b.この季節は森林浴というか、新緑まっさかりですが、

a.京都は杉が多かったけど、こちらは広葉樹や松も多くて、静かな山中を走ってると春ゼミの合唱によく出くわす、

b.ちょうどこの季節に広葉樹林で鳴くセミ、そんなんが居てるんか、

a.初めて聴いたときは、温暖化もここまで来たかって驚いたけど、実はそうじゃなくて、春の終わりに登場して真夏には店じまいしてる特殊なセミらしい、

b.絶滅危惧種に指定する自治体も多いとか、

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a.あと京都と劇的に異なるのは悩ましいほどの毛虫、これにはちょっと参ったなあ、だいぶ慣れては来たけど、ちょうど今ごろ新緑のトンネルをくぐってると必ず上の方から自分の吐いた糸にぶら下がって、大小の毛虫さんが宙吊り状態になってる、いちいち避(ヨ)けるのも不可能やし、しょうがなく服に付けたまま走ることになる、

「生まれ出て 最初にさばる(=しがみつく) 服地かな」

b.付けっぱなしですか、

a.まあ三匹くらいが限度かなあ、もぞもぞ動いてるし、やっぱそれほど好きになれないし・・せっかくの出会いなんやけど路肩に止まってお別れや、

b.いちいち止まったら大変じゃないすか、走りながら指ではじき落とすとか、しないんすか、

a.下手すると潰(ツブ)れたり指にさばり付いたりするしなあ、それに生まれたばかりのひたむきな姿見てると心打たれるし、なるだけ落ちてる小枝をひろってそれに乗っけて道ばたの草むらへ置くようにしてる、ちょっとめんどくさいけど、

b.でも見えてない奴はやっかいですね、

a.そう、背中や首筋、あるいはヘルメットの中に来られるとホンマ困るし、そんな予感だけでも、虫嫌いなヒトは恐怖で走れなくなるかも、

b.毛虫のダメな人は絶対無理っす、

a.で、ぶら下がりの時期が過ぎると、今度はそれら毛虫さんが道に降りてきてモソモソと行進を始める、

b.ぶっとくて黒い毛足の長いやつは、ぶら下がらんと先陣を切っていきなり歩きはじめてますね、もぞもぞ、

a.あれは大きいから避けやすい、問題は小さい毛虫さんたちで、彼らはほとんど避けようがない、

b.毛虫に刺されたりカブレたりは無いんすか、

a.サイクリング中にカブレたことはないけど、京都にいたころ、ハチに刺されたことがあった、自転車こいでて、ほっぺたに何か当たってその瞬間もう刺されてた、速効で痛がゆくなって一週間ほど腫(ハ)れてたなあ、あと琵琶湖の近くで首筋がチクっとして反射的に手で払いのけたら、可哀想にてんとう虫を押しつぶしていた、そんなこともあったなあ、

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b.春を過ぎるとヘビが道のど真ん中で日向ぼっこすることも、

a.ヘビもだんぜん岡山が多い、特に梅雨明けくらいからは気の毒なほど大小たくさんのヘビがクルマにひかれてペシャンコになってる、押し花はきれいやけど押し蛇はなあ、きっとバチ当たるで、

b.ヘビを自転車でひいたことは無いんすか、

a.たぶん1〜2度ほど、ほとんどはその手前でブレーキ間にあって、しばらくは立ち去るのを待ってる、

「道ふさぐ ボスヘビのたり のたりかな」、
「ヌシのヘビ 道あけるまで じっと待つ」、
「ボス蛇や 頼むし早う 退(ド)いちくり」、


b.でも、たいていは互いが互いにビックリして道を譲り合ってますね、

a.そう、ヌシのような大きなヘビはキモがすわってなかなか退(ド)いてくれないけど、たいていは互いにギョッとして、ブレーキと横断がちょうど良い呼吸で決まって、わりとスムーズに走れる、

b.春ゼミに毛虫やヘビか、岡山は生き物万歳ですね、

a.バンザイ過ぎてこっちが引くわ、

2015年05月04日

岡大裏の極細道(2)「細い道にもほどがある」

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b.しかし、細い道にもほどがある、

a.ヒトがすれ違うのもやっと、

b.おまけに傾斜地を縫(ヌ)ってるから踏み外すと大ケガや、

a.夜とか酔っぱらって歩いてたら、家と道のすき間へフラフラ落っこちそうや、

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b.しかし、地図には一筋のルートが描かれてるだけですけど、これだけ路地が多いと他にもルートがあるんじゃ、

a.ないかと思うんやけど、実際はじつに選択肢が少なくてこの一本道しかないんや、

b.昔からあるんすか、この細道、

a.自分らが子供の時分にはもうあったし、弥生時代にはすでにあったはず、

b.なんという論理の飛躍、

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(「八幡宮」これ以外は内容と無関係な写真です。)

a.八幡宮が見えてきた、

b.裏手はもう山ですね完璧に、

a.岡大が所有する山林なんでマウンテンバイクでの入山は御法度や(ゴハット=禁止)、絶対入ったらアカンで、走りやすい土の道がアップダウンして頂上付近からは素晴らしい見晴らしや、せやけど絶対入ったらアカンで、入んなよ、

b.つまり、入れってことすか!?

a.それはともかく、地図を見ても学生用のアパートがやたら多いな、コーポ、メゾン、なんとか荘、

b.そんな中、北斗住座(ホクトジュウザ)ってカッコいいすね、

a.市内にいくつかある市営住宅のひとつやけど、コトバの響きがじつに良いなあ、星座を住座に置き換えたように聞こえるし、じっさい「しし座」「おおぐま座」とか建物ごとに呼び名も付いてるし、

b.市の南部にサクラ住座ってあるけど、やはり北斗住座のほうが断然カッコいい、でも「さそり座」は、住んでるとサソリが出そうで怖いなあ、

a.そういえば、ムカデがやたらたくさん出るから住人達はいつしか「ムカデ荘」って呼んでたなあ、子供のころ住んでたアパート、今はないけどこのすぐ近くやった、

「ムカデ荘 第一住人 ムカデさん」、

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b.しかし、北斗住座を過ぎると早くも終着地点はすぐそこ、チャリンコだからなおさらあっけない、

a.京都の立命館大学も山を背にした傾斜地にキャンパスがあるんで、坂道にギッシリと学生街と歴史的家並みが混在して、ちょっとここと雰囲気が似てたなあ、

b.どの辺すか、

a.竜安寺から南東方向にかけて、やはりこんな細道が続いて、でも、これほどの細いのは無かったなあ、

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b.路面電車が走ってますね、立命の少し南を、

a.あれがまた雰囲気あったなあ、春はサクラのトンネルをくぐるし、ビックリするほどのんびり走るんやけど、そこがまた魅力というか味わいというか、ああ、京都行きたいなあ、ただあてもなくぶらぶら路地裏を散策するだけで幸せになれる町、

b.そういえば30年も暮らしたのに、観光地はほとんど行くことすらなく、自転車で走るのはクルマの来ない細道ばかり、

a.清水寺も金閣寺も行かずじまいやったなあ、やっぱりメジャーどこはテレビ鑑賞にかぎる、

b.やはり路地裏ですか京都中心部は、

a.一筋入るだけで町の喧噪がウソのように静まるしな、家のすぐ軒先を通るから、換気扇ごしに今晩のおかずまで分かるし、色んな人が住んでておもろいなあ、京都といえば路地裏やなあ、

b.それに住宅密集地はミドリが少ないせいか、みんな玄関先に見事な花を咲かせてますね、

a.それを見るのも楽しいなあ、力作ぞろいで・・・それにそんな風に家の玄関先を流してもまったく無警戒やし、かといってフレンドリーでもなく、無関心なんやけど冷たいわけでもない、これが京都の路地裏特有の空気感、すごく自由でのびのびできるんや、

b.で、そんな路地のここかしこに歴史ある社寺仏閣がさりげなく点在すると、

a.最初は取っつき悪いけど、じわじわ魅力が染み込んで来る親友みたいな町やったなあ、路地の選択肢も限りなく多いし、ほとんどの路地はクルマが嫌がって入って来れないし、とにかく静かな印象やったなあ、あれだけ人やクルマであふれてるのに、

「京の町 静かな路地裏 のびのびと」、

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2015年05月01日

岡大裏の極細道(1)「理科大の通学坂から出発」


岡山理科大から西のながめ。左手は岡大津島キャンパス。
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b.岡山大学、通称「岡大」、その裏手の1kmにも満たない極細道、地域限定の極みですね、

a.ほんまや、しかし、全国各地の秀才が岡山大学やとなりの岡山理科大に集結するわけで、彼らがこの味わい深い散歩道を知ることになれば、その後の彼らの人生にも何らかの・・・

b.それほどの道なんすか、

a.いや、その後の人生に何ら変化も起こらんやろうけど、岡山市内でこれほど味のある細道も珍しい、そういう意味ではきわめて貴重な経験やし、なにより散歩にピッタリ、

b.そんじゃあスタートはここからと、

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a.うむ、岡大津島キャンパスの東北、ここから激坂を北へ登ると岡山理科大とその附属中高校がそびえてる、
ちなみに、岡山理科大といえば岩手県釜石市出身の鈴木裕(ユウ)が学んだことで有名、

b.鈴木裕って誰すか?

a.1980年代後半からから90年代にかけて、セガでヒット作を連発したゲームクリエイターでござる、ウィキペディアによるとこの大学で3次元CGの研究をしていて、これがのちの活躍に大いに役立ったそうや、

b.しかし我々は、その理科大へは向かうことなく、この細道を行くと、

a.うむ、ところで理科大でなんか忘れてるな、山の中で魚が養殖できるやつ、

b.「好適環境水」ですか、海水魚と淡水魚が共に生きられる「第三の水」、あれってここで開発されたんか、

a.「海水魚 ばかりのはずが 淡水魚」、「淡水魚 ばかりやないで 海水魚」、「我ながら アホみたいやな 五七五」、

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b.ところで、岡山っていうと大都会とちがって広々したイメージですけど、なんでここはこんなギッシリ建て込んでるんかなあ、

a.大学の敷地とうしろの山に挟まれて、そこへ大学関係者や学生さんが住むわけやから、しだいに寿司詰め状態になったんとちゃうか、

b.オマケに山すそなんで北へ行くほどしっかりと坂道、

a.この坂道で独特の良い雰囲気が生まれる、

b.どことなく空襲に会わなかったような気配もあるなあ、

a.ウィキペディアで岡山大空襲を調べたけど、確かにこのあたりは焼けてない、

b.不思議ですね、広大な岡大津島キャンパスはもともと陸軍の用地、そこもまったく爆撃されてない、

a.岡山に限らへんけど、最初から民間人の大量殺戮(サツリク)が目的だったことは明白や、攻撃の中心目標はもっとも人口の集中する現在のNTTクレドビル、焼夷弾(ショウイダン)には黄隣(オウリン)っていう猛毒が仕込んであって、軽い火傷でも深刻な後遺症で苦しむようになってる、日本の敗戦は目に見えてるのに、作りすぎた爆弾をぜんぶ使い果たしてさらに大もうけしたかったんか、ひどい話やで、まったく、

b.岡山市のそれほど広くもない市街地だけに一晩で9万5千発の爆弾が落とされて、1700人以上が焼け死んでます、オマケに翌7月は鳥取を爆撃して空母へもどる12機の戦闘機が、狩りするように民間人や列車をねらって機銃掃射、22人殺されてる、

a.小学校の時、ふと担任の先生が話し始めたんはそのときの戦闘機だったんや、

b.狙われたんすか、戦闘機に、

a.超低空飛行で機関銃バリバリさせながら襲いかかってきてパイロットの顔までハッキリ見えたそうや、授業はみんな忘れたけどその話だけは今でもよく覚えてる、

b.そういえば、母方のおばさんも東京でパイロットの顔を見てますね、戦闘機に襲われて、

a.戦時中、日本軍は敵国アメリカ・イギリスを「鬼畜米英(キチクベイエイ)」と呼んでたけど、歴史をひもとくと、これは誇張でも何でもなくて事実そのままやったことがハッキリしてる、正義の仮面をかぶって裏で滅茶苦茶やってたことが今や明白なんや、

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b.ところで、話がすべって、ぜんぜん前へ進みましぇん、

a.1kmにも満たないルートや、すぐ終わるし、脱線しながらゆっくり進もう、

b.すべりついでに、岡山を空襲して一夜で1700人を焼き殺したB29、138機ですが、内1機はエンジントラブルで児島半島の貝殻山に墜落、搭乗員11名全員が死亡してるそうです、ちなみに墜落現場には現在でも十字架の墓標が立てられてるとか、

a.心やさしい日本人やなあ、

「焼き尽くす B29も 弔(トムラ)うか」、

b.いや実際は、日本の敗戦を見越した村民が、進駐軍の制裁を恐れて、バラバラの遺体を一カ所に集め弔った可能性も・・・

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