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2015年10月10日

日生(ひなせ)の島をむすぶ橋(3)「入り江の小舟」


b.これがカキいかだ、間近で見るとけっこうデカい、

a.この下にいっぱい吊り下がってるんか、美味が、

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b.あれは別荘かなあ、

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a.別名「別荘島」とも呼ばれてる鴻島(コウジマ)、江戸時代は罪人の流刑地だったそうな、

b.江戸の昔からこうなら、罪人も楽やったのに、

a.それじゃ流刑の意味、無くなるけどなあ・・・

b.高台のなめらかな新道を走ってるけど、ここに降りる道がある、行き止まりのような、

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a.歴史的名車の轟音が過ぎ去るまで、ここでやり過ごそう、

b.小さい神社、この島の神様を祭ってるんか、

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a.そういえば、ここは鹿久居島(カクイジマ)、小学校の遠足でいっぺん来たことがある、秋のみかん狩りで、

b.そういえば、この先の農園もミカン狩りやってるらしい、

a.島のミカンは海の反射で太陽光が倍増するからより甘いとか・・・それにしても島って静かやなあ、ヒトが少ないせいか、それとも海が音を吸い取るんかなあ・・・

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b.ここからさらに下へ降りる道が、やぶにおおわれてるけど、

a.時間があるし降りてみよう、やぶを抜けると割と広い空き地が広がっていて、草刈りもきちんとされてる、防波堤の向こうには小さい漁船も、

b.びわ湖よりさらに穏やか、これが入り江の恩恵か、

a.この浮き桟橋(サンバシ)も簡素(カンソ=シンプル)でステキや、

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b.この一艘(ソウ)のためだけにあるような、こざっぱりした桟橋、

a.なんかええなあ、必要最小限の船と桟橋(サンバシ)、漁網(ギョモウ)と錨(イカリ)と船外機・・・

b.ぜいたくの極みや、瀬戸内の美味しいミカンと新鮮な魚介類、のどかな入り江、

a.魚もさばけないし、船も漁網(ギョモウ)も操(アヤツ)れないけど、こんな暮らしにあこがれる、

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「この船で 夕餉(ユウゲ)の肴(サカナ) 取りに出る」

b.見上げると神様の雲が、

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a.鹿久居島(カクイジマ)の神様も姿の良い雲に乗って瀬戸内海をひとめぐり、

「神様も 雲にまたがり 瀬戸の海」

b.さて、歴史的名車の数々も島を去って、静けさがもどってきました、

a.良し、行くぞ〜、




2015年10月08日

日生(ひなせ)の島をむすぶ橋(2)「備前日生大橋」


b.赤穂線のあの鉄橋わたったんか、でも、さっきの小川じゃないほど広くなってる、

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a.海水が入り込むから、潮(シオ)の満ち引きで広がってるんや、きっと、

b.BIZEN CITY BUS、エアロスミスのロゴマークみたいや、

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a.王冠(オウカン=王様のかんむり)までついてる、

b.あれが、言ってた新しい橋か、

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a.しかし気持ちいいなあ瀬戸内海、国立公園、

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b.だあれも居ませんね、

a.ヘルメットかぶった自転車通学の中学生がちらほら、あとはさわやかな風が吹くばかり、

b.海水もきれいやなあ、波打ち際にゴミひとつ無い、

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a.牡蛎(カキ)の養殖をしてるから、水質にはずいぶん気を使うはず、

b.そんな海に向かって満開のコスモスが、

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「かきの海 風にゆれてる 秋の花」

a.ここを左折、

b.なんかハートマークがついてる、どう発音すれば、

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a.橋にこめられた熱い思いなんで、特に読まなくてもええそうや、

b.しかし、そこをあえて発音すると、

a.魚がとれるし、「びぜん ウォッ ひなせおおはし」、これでなんとか、

b.しかし、絵文字とはいかにも今風、それも公共施設につかうとは、

「まっさらな ハートマークの ついた橋」

a.自転車歩行者用の側道は無いのか、

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b.人口の少ない離れ小島だから、その必要は、

a.なんや、すごい轟音が、うしろからせまってくる、

b.トヨタ2000GT、それに続いて何台来るんですか、歴史的名車の数々、

a.すごい数やなあ、なんか怖いなあ、音がすごいし、ドライバーもハイテンション、

b.排気ガスもそうとう出てます、とりわけ空気がきれいなとこなのに・・・

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a.環境に優しい平成のクルマに慣れてると、この騒音と排ガスは衝撃的、決して名車が嫌いなわけじゃないけど・・・

b.一本橋で待避場所もないしなあ、

a.しゃあない、ともかく渡ろう、

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2015年10月06日

日生(ひなせ)の島をむすぶ橋(1)「JR赤穂線で輪行」


a.2015年10月3日(土)午前8時半、ここ両宮山(リョウグウザン)古墳あたり、

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b.稲も黄金色(コガネイロ)に実りつつあります、

a.赤磐市に引っ越して、そろそろ丸4年、今回は生まれて初めて日生(ヒナセ)を旅したい、

b.輪行ですか、

a.JR赤穂線を使おう、

b.赤穂線は遠いなあ、いろんな意味で、

a.というと、

b.ここ赤磐市から最寄り駅までかなりある、線路も単線でうねってるから、なかなか前に進まない、

a.まあそれも路線の味わいとしよう、というわけで、大多羅(オオダラ)駅下り9:39発に合わせて1時間も前に出発、

b.だったら長船(オサフネ)駅じゃないすか、ずっと日生(ヒナセ)寄りになるし、道も平坦(ヘイタン)、

a.確かにそうやけど、個人的には大多羅のほうが、

b.気にいっちゃんたんすか、

a.うむ、ひと目で気に入った、備前(ビゼン)富士(=芥子山(ケシゴヤマ))のふもと、歴史的集落に囲まれた静かな駅、

b.そういえば、駅前ロータリーはタクシーが一台あるかないか、しかし、きょうは輪行日和(ビヨリ)、

a.新幹線みたいな山陽自動車道、赤磐市もこれでほんのちょっとだけ都会(まち)になった、

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b.丘を二つ三つ越えると、山陽自動車道みたいな新幹線、

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a.左のこんもりした丘とか、奈良の明日香村を思い出す、

b.あの丘のむこうが赤穂線か、

a.いや、さらに芥子山(ケシゴヤマ)もある、

b.なんぼ山がちなんすか、

a.だいじょうぶ、2つともふもとを回って行けるから登りは無い、というわけで、大好きな大多羅(オオダラ)駅へやってきた、カメラ撮りながらゆっくり走ったら、ちょうど良い時間になってる、

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b.1時間後の10時半すぎ、日生(ヒナセ)のひとつ先、寒河(ソウゴ)という駅に降り立ちました、

a.無人駅、切符入れる箱もない、

b.ところで、なぜ今回、日生(ヒナセ)なんすか、

a.こないだニュースで島を結ぶ新しい橋の映像が流れていて、いい感じやったから、

b.じゃあ今日はずっと日生(ヒナセ)なんすか、

a.うむ、その橋で島に渡って色々ながめ、時間があったら日生の駅周辺も回って、駅からまた輪行で帰ると、そんな流れで、

b.八幡宮の秋祭りか、寒河(ソウゴ)西町内会制作のポスター、ワードで作ったんかなあ、

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a.これ作るだけでもけっこう労力やけど、ずいぶん手慣れた感じ、ああ今年は役員じゃなくてホンマ気軽や、

b.この川底もそろそろ何とかせんと、

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a.最近はいきなりえげつない豪雨になるしなあ、

b.この川ぞいの小道いいすね、あの山のふもとまで行ってみたい、

a.でも、今回は逆向き、また次の機会にゆずろう、

b.あ、同年代の自転車オジサンが赤穂線をくぐってやって来る、

a.地元の人っぽい、ってことは、そっちにいい道があるはず、さっそく我々もその道で線路をくぐろう、

b.くぐると少し明るめの墓地が広がっていて、その先には、こんな田舎とは思えないような、あか抜けた住宅街、

a.そういえば、兵庫県赤穂市はすぐとなり、3駅先に大きな町が広がってる、

b.住宅街の先には広大な日生(ヒナセ)運動公園、

a.土地があるから、のびのびしてる、

b.海ぞいの町なんで、遊具も船になっとります、

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a.なんかひと目でええなあ、小さい息子が居たらいっしょに遊ぶんやけど、子供以上のテンションで、

b.その向かいは体育館、そのとなりは保育園に幼稚園と、ベッドタウンの雰囲気、

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a.国立公園の海はそこやし、赤穂の町も近いし、言うこと無いなあ、

b.日生町総合運動公園っていうんか、立派なヤシの木が海辺の町らしい、

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2015年09月19日

岡山県総合グラウンドの紅葉(1)「2013年11月21日」

b.今年はあっという間に涼しくなった、

a.温暖化の近年じゃ異例のこと、

b.なわけで、こちらも早めに紅葉の特集をしませんか、

a.紅葉といえば、おとなり岡山市の運動公園がイチオシ、

b.いつも思うけど、もっと良い名前ないかなあ、「運動公園」じゃどうも、

a.しかし、正式名称も似たり寄ったりで、「岡山県総合グラウンド」・・・

b.じゃあ、とりあえず運動公園でいいっす、

a.それでは、時間を一昨年の11月21日にもどして運動公園の紅葉を見て回ろう、しかし、その前にここのイチョウ並木も押さえておきたい、


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b.風が強いのか日当たり良好なのか、ほとんど葉を落として、地面がすっかりイチョウ色、


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a.赤磐市から旭川を渡ってしばらく進むと左手に見えてくる河川敷のグランド、堤防から見おろせて、四季を通じて絵になるポイント、

b.確かに、見上げるイチョウは多いけど、上から見下ろすポイントはあまりないような、

a.さて、ここから運動公園の紅葉、

b.ここはまだサクラの開花でいう7部咲き程度の色づき、


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a.でも、ここが運動公園でいちばん印象的な並木道、この道だけは子供のころからずっと変わらないし、昔からずっと良い雰囲気がただよってる、

b.竪穴式住居ごしの紅葉、


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a.武道館建設中、たまたま発見された弥生時代の貴重な遺跡、

b.武道館はどうなったんすか、

a.遺跡保存運動に折れて、北西の角っこへ、

b.しかし、おかげで武道に関係ない我々も憩えるすてきな公園になってる、

a.当時の水路や水田も再現して、風通しも良いし、季節の花も咲くし、ここはほんと良くなった、

b.これは何の木ですか、

  
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a.忘れた、名前のプレート見れば分かるんやけど・・・こっちは確実にメタセコイア、


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b.野球場を取り囲んでずらっと並んでる、それにしてもデカいな、


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a.横を水路が走ってるから、こうして反射させたり・・・


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b.樹木ばかり眺めて歩いてると、深い山の中にいるような・・・岡山市でも一番にぎやかなエリアなのに、


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a.京都御所も木々が生い茂って見応えあるけど、紅葉についてはこっちが断然スゴイ、どこ歩いても絵になるもんなあ、


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b.じゃあ、次回も運動公園で紅葉見物ってことで、

「街にいて 山の奥まで 来たような」



2015年09月16日

12年前の8月輪行(7)「JR彦根駅から帰ろう」

b.阿自岐路(アジキ)神社が5時をお知らせします、

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a.神様はわき出る泉か、関西の水がめ、びわ湖をもつ滋賀県は水に対する意識が高い、そこがカッコ良くて何かうらやましい、

b.そういえば滋賀県で汚れた川なんて、見たことないもんなあ、

a.立派なお寺、伽藍(ガラン=建物)のメンテナンスだけでも相当かかりそうな、

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b.滋賀県は人口あたりの寺院数全国一位なんで、和尚(オショウ)さんは一人でいくつもお寺をかけもちするとか、

a.寺の数が全国平均の4倍とは、少子高齢化でお布施も集まりにくいし・・・

「かけもちで 駆(カ)ける近江の 和尚(オショウ)さん」

b.こちらは目下、無人の地蔵盆となっとります、

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a.小さな野仏(ノボトケ)すべてに花を供(ソナ)えてる、住民の暖かさが伝わってくる、

「野仏(ノボトケ)に そなえる花の あたたかさ」

b.振り向くと、ギンギンの西日、

a.帰りは彦根駅にしよう、さすがに疲れた、

b.しかし、こいつは疲れ知らず、

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a.いつもこうありたいもんや、食べられたくはないけれど・・・

b.彦根市に入ってこちらも立派なお寺さん、

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a.明照寺、ご住職が芭蕉のお弟子さんやったそうな、

b.それで、ここの庭を句にしたためてるんか、

a.彦根城の南西を守る芹川(セリカワ)、

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b.子供たちの川遊び、夏休みもあと一週間か、

a.彦根市中心部に入ってきた、

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b.久々に出会う大きな町、

a.さあ、駅前ロータリーで自転車たたんで、京都まで輪行や、

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b.京都駅到着、もう7時回ってます、

a.「日も沈み 押しも押されぬ 夜となり」

b.しかし、こうやってながめると、夜の京都駅は風情あるなあ、

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a.暗くて路面見づらいから、山陰本線ことJR嵯峨野線で嵐山へもどろう、

b.JR嵯峨嵐山駅を降りて、渡月橋を前に8時をお知らせします、

a.嵐電(ランデン)嵐山(アラシヤマ)駅、12年前はもうリニューアルしてたんか、

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b.観光客の「か」の字もないっす、

a.嵐山は夜になると急に人気(ヒトケ)が無くなる・・・さあ渡月橋わたって、一人娘の黒猫が待つ我が家へもどろう、

b.こんなに遅くなって心配してますよ、むすめさん、

a.朝から晩まで家を空けていつもすまん、おみやげにちょっと高級なネコ缶と薄塩の高級ハム、買って帰るから・・・留守番ばっかりさせてホンマ堪忍(カンニン=ごめん)な・・・


2015年09月09日

12年前の8月輪行(5)「やっと自転車に乗れる」


a.こんだけのもん、傷ひとつ付けないで、万博会場のスペインまで往復さしたら、一体いくらかかるんや、

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b.たぶんバラして運ぶし、それを組んだりするために人件費もかかるし、べらぼうな額では、

a.原寸大の天主もええけど、ちっこいジオラマも良いなあ、

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b.近い将来、この一人一人が自律的に働いて城が完成してく、そんなジオラマもできたりして、

a.さて、博物館と信長の館でもう目が満腹や、

b.こっからどうします?

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a.この自転車道にそって、しばらく道なりに走りたい、目よりも足を動かしたい、

b.JRびわ湖線、上下線でトンネルが分かれてる、ぼんやり乗ってると気づかないけど・・・

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a.JRを左、山すそを右に見ながら進む、

b.こんなとこにも立派な競技場・・・ところで、もう3時過ぎですけど、帰りはどうします?

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a.いずれこのびわ湖線で京都まで帰るから、線路ぞいにあまり外れないで走りたいけど、ちょっとこのトンネルくぐって涼みたいな、

b.涼むためのトンネルか、たしかに寒いほど涼しい、

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a.トンネル抜けると、すぐ右手にのびる細道、クルマも来ない昔ながらの美味道(ウマミチ)、

b.写真にしづらいけど、山すそに広がる落ち着いた田園風景、

a.田園を抜けて立派な社寺の集中する集落へ、

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b.中山道(ナカセンドウ)のそばだけに、小道にも深い味わいがある、

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a.観光ルートから外れてるけど、ひと目で住みたくなる、

b.地蔵盆やってます、

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a.こんなん見てると、ここの住人みたいな気分になってくる、

b.1回50円のくじ引きやりたいなあ、景品はおおかた想像つくけど、

a.こちらも地蔵盆、

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b.延命地蔵の垂れ幕がうまいこと西日をブロックしてるけど、それでも、人がぎっしり集まって、けっこう暑そう、

a.こんな昔のコミュニティーが今もしっかり息づいてる、

「地蔵盆 寺に集まる 村の人」

b.京都市中心部の地蔵盆は、住宅街の路地を通行止めにしてやってるけど、やっぱり、こんなお堂やお寺でやった方がサマになる、

「路地裏を 貸し切り京の 地蔵盆」




2015年09月03日

12年前の8月輪行(3)「安土城から博物館へ」


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b.城跡だけあって、ひたすら石段・石垣の連続、

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a.もうちょっと建物でもあったら気もまぎれるけど、ほとんど見晴らしもないし、ええかげん飽きてきた、木陰で涼しいのはありがたいけど・・・

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b.とはいえここがゴールです、城跡でいちばん高いポイント、

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a.見晴らしイマイチやな、

b.現在はもっと見晴らせるようですが・・・

a.じゃあ来た道もどろうか、

b.ところで、仏足石(ブッソクセキ)って何すか、

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a.昔はお釈迦様の足跡を石にきざんで拝んでたようや、

b.それがなんで無造作にも石垣の中から発見されたんすか、

a.信長は仏様を拝んでなかったんやろ、

b.ああそういえば、石段にも墓石や石仏が使われてた、

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「墓石や 石仏さえも 足の下」

a.使う方は立方体に切り出されて便利やろうけど、使われる側はたまったもんやないな、いったいどうやって集めたんやろ、

b.そりゃ無理矢理あつめたんちゃいます、

a.そりゃそうやけど・・・

b.さて、入り口に戻ってきました、気がつかんかったけど、こんな立派な石碑が、珍しい字体やけどなんか味がある、

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a.さあ城もじっくり見たし、今度は線路の向こう側、考古博物館へ入ってみよう、暑い夏は冷房が利いてるし、ひと回りすれば自然にかしこくなれるし、

b.バブルのたまものか、県立とはいえエライごつい博物館ですね、どことなく信長の西洋趣味を意識してるような、

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a.ゼルダの伝説に出てきそうな、

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b.こっちもこっちでバブルな雰囲気、

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a.なにする建物かなあ、維持費だけでもかなりしそうや、

b.「あづちマリエート」、イベントホールもかねた総合体育館みたいです、

a.テレビ東京の「開運!なんでも鑑定団!」、ここでやってほしいな、「出張!なんでも鑑定団」のコーナー、

b.信長のお宝、まだ眠ってるんかなあ、この辺の畑や竹やぶに、

a.あるとしたら城の中より、何でもないありふれた場所に眠ってそうやなあ、

b.「本物そっくり、信長のチョンマゲ、鑑定の結果は、ジャカジャン・・・3千円!!、惜しかったですねえ」、

「ありふれた まさかの場所に お宝が」


2015年08月31日

12年前の8月輪行(2)「安土城めぐり」

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b.今回はちょくちょくモノクロ画像になってるけど、これは、

a.愛用のミューデジタルから同じオリンパスの「CAMEDIA C-5050ZOOM」に乗り換えてる、でも、故障なのか、ホワイトバランスが最初から気むずかしくて、時々まったく色調がおかしく、そんな時は仕方なくモノクロに、

b.でも、画像自体の細やかさはミューデジタルよりやなり上のような、

a.キャメディアシリーズの最上位モデルだけあって、今見返しても味のある良い写り、

b.さて、安土城で最初に出くわすきっつい直線階段、これを登り切るとようやくふもとの景色が見えてきました、

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a.どこまでもミドリやなあ、

b.田んぼを突っ切ってのびるJRびわ湖線、そうとう田舎ですね、

a.城が栄えてたころの方がにぎやかだったかも、

b.あの空間はなんすか、ベンチがふたつ並んでるけど、屋敷を建てるには狭すぎる、

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a.武者溜り(ムシャダマリ)といって、ちょっとした控えのスペースかなあ、

b.タバコでも吸ってたんかなあ、

a.いやタバコはたぶん江戸時代から、

b.じゃあ空気を吸ってたんか、

a.山の空気はうまいからなあ、

b.天守閣へ行く道と三重の塔へ行く道に分かれてる、

a.三重の塔まで行って帰って、それから天守閣へ行こう、

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b.ここの石段はゆるやかで足にやさしい、

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a.木漏れ日も手伝って味あるなあ、

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「歴史ある すりへり階段 アートやな」

b.こっから向こうが見晴らせる、これが西の湖(ニシノコ)、

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a.水辺ギリギリまで家が建ってる、みずうみは高潮の心配ないから、

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b.これが三重の塔、でもなんか、それ以上に横の石段やそびえる樹木に目が行く、

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a.栄えていた当時の姿も良かったろうけど、自然に回帰するようなこの草深いながめもまた良い、

「草木(ソウモク)に 覆(オオ)われやがて 消えていく」

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2015年08月30日

12年前の8月輪行(1)「京都から安土城へ」

b.夏休みも終わりか、

a.8月下旬は夏の終わり、ピークの暑さが去って何となく切ない、来る日も来る日もあれだけ猛暑にうんざりしてたのに・・・

b.じゃあ去りゆく夏の思い出に、どっか旅にでも、

a.地理的にも時間的にも遠くへ行きたいから、久々に12年物を、

b.しかし、なんで10や13じゃなく、12なんすか

a.12年前は人生で初めてデジカメに触れた年、フィルムカメラじゃ到底有り得ない夢のような便利にふれて、やる気がみなぎってる、同時に輪行で次々と初めての場所をたずねてるから、相乗効果でとても良い結果を残してる、

b.なるほど、じゃあまず、12年前の8月23日(土)午前8時半へタイムスリップ、場所は嵐山に近いサイクリングロード、

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a.京都の夏はヒマワリやアサガオよりもこのタチアオイ、次から次へツボミが開いてひと夏たのしませてくれる、

「夏KYOTO つぎつぎひらく タチアオイ」

b.ところで、旅の行き先は、

a.京都は西大路駅からJRびわ湖線で安土(アヅチ)駅まで輪行、行き先も決めず飛び乗ることも多いけど、この日は前日から安土城へ行くと決めていた、

b.安土城はこのときが初めて?

a.まわりは何度か走ってるけど、城自体は今回初、

b.さて、2時間後の10時半、道草でも食ったか、まだ安土駅前におります、駅前には大きな信長像、観光客目当てのレンタサイクル店、駐在所もそれらしい古風なたたずまい、

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a.マンホールのフタまでそれらしい、

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b.しかし、なんで安土(アヅチ)が ANZUCCI なんすか、

a.これについてはブログで色々と指摘されてる、やはり安土城を目当てに全国から人々が集まってるんや、

ブログ「駅からマンホール」より
http://ekikaramanhole.whitebeach.org/?p=2254

b.「セミナリヨ」、セミの一種ですか、

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a.バカを言うもんぢゃあない、信長の時代に建てられたキリスト教の神学校跡地でござるよ、

b.この水辺はびわ湖ですか、

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a.いや、このすぐ横は西の湖(ニシノコ)、びわ湖はさらにその先に広がってる、

b.駅前からゆっくり流して30分もかからんと、やってまいりました安土城、

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a.ワイルドな魅力というか、戦国の城って感じがする、実戦向きというか、

b.でも、完全に復元したら、もっと絢爛豪華なのかも、

a.ああそうか、これはあくまで城跡か、石組みが立派なんでつい忘れてた、

b.石段の先には小学生の子供たちがはしゃぐ家族づれ、彼らも今じゃ20代の成人か、

a.自分もあのころは家族と旅するのが楽しかったなあ、中学になると早くも単独行動をとってたけど・・・

「城跡に 子供がはしゃぐ 夏休み」

2015年07月26日

真夏の吉井川河口へ(2)「西大寺観音院」

b.これはまた古風な「ヒロタニ」、

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a.明治末期から昭和30年代まで、後楽園と西大寺観音院の間に鉄道が走っていた、その名残でござる、

b.現在はそれがサイクリングロードになってるんか、

a.この道をなぞって西大寺の中心部へ向かおう、

b.ここが中心部か、なんか古風ですね、時の流れが止まったような、

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a.この辺を流してると、いつも決まって滋賀県彦根市の城下町を思い出す、なんでかなあ、

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b.そういえば、彦根の城下町もクルマが入りづらい古い町並みがあちこち残ってたなあ、

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a.彦根もそうやけど、ここ西大寺もクルマが走りやすいエリアに新しい町並みがどんどん整備されてる、

b.旧市街と新市街か、

「自動車の 便利な場所に 新市街」、
「活気ある 時の流れる 新市街」、

a.このすぐそばに西大寺観音院っていう県下でも有数の大寺院があるから、そのすみっこの公園で休憩しよう、

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b.なんかえらい落ち着きますね、

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a.観光客よりも地元の人がときおりお参りしてたりする、生活の一部にこの寺院があるような雰囲気、町に向かって開かれてるような、

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b.地元の人に愛されてるんすね、きっと、

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a.そういえば、おおぜいの高校生が教師に連れられて境内を掃除してたなあ、

b.ところで、ここは木陰で涼しいけど、セミの抜け殻だらけ、地面にもあちこち小穴があいてる、

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a.セミも心地良い場所、知ってるんや、

b.ところで、ここ西大寺観音院のすぐ横はもう吉井川、

a.吉井川もここらあたりは河口の雰囲気、

b.ていうと、

a.蛇行もおさまって川幅もぐんと広がり、海の気配がしてくる、

b.海の気配か、そういえば今日は海が見たくてここまで来たんやな、

a.思い切り、つばさを広げた鳥のような雲、遠くの地平線に並ぶ雲たちもクッキリ見えてる、

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b.なるほど、広々としていかにも海が近そうな、それにしても空、いたずらに黒いな、気に入っちゃったんすか、赤外線風モノクロ画像、

a.シュールレアリズムの絵画みたいに、恐ろしく鮮明な夢を見てるような・・・雲の形もハッキリクッキリするし、見慣れた風景が別世界のように感じられて、しばらくハマりそうや、

「赤外の 黒い青空 シュールやな」、





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