b.阿自岐路(アジキ)神社が5時をお知らせします、
a.神様はわき出る泉か、関西の水がめ、びわ湖をもつ滋賀県は水に対する意識が高い、そこがカッコ良くて何かうらやましい、
b.そういえば滋賀県で汚れた川なんて、見たことないもんなあ、
a.立派なお寺、伽藍(ガラン=建物)のメンテナンスだけでも相当かかりそうな、
b.滋賀県は人口あたりの寺院数全国一位なんで、和尚(オショウ)さんは一人でいくつもお寺をかけもちするとか、
a.寺の数が全国平均の4倍とは、少子高齢化でお布施も集まりにくいし・・・
「かけもちで 駆(カ)ける近江の 和尚(オショウ)さん」
b.こちらは目下、無人の地蔵盆となっとります、
a.小さな野仏(ノボトケ)すべてに花を供(ソナ)えてる、住民の暖かさが伝わってくる、
「野仏(ノボトケ)に そなえる花の あたたかさ」
b.振り向くと、ギンギンの西日、
a.帰りは彦根駅にしよう、さすがに疲れた、
b.しかし、こいつは疲れ知らず、
a.いつもこうありたいもんや、食べられたくはないけれど・・・
b.彦根市に入ってこちらも立派なお寺さん、
a.明照寺、ご住職が芭蕉のお弟子さんやったそうな、
b.それで、ここの庭を句にしたためてるんか、
a.彦根城の南西を守る芹川(セリカワ)、
b.子供たちの川遊び、夏休みもあと一週間か、
a.彦根市中心部に入ってきた、
b.久々に出会う大きな町、
a.さあ、駅前ロータリーで自転車たたんで、京都まで輪行や、
b.京都駅到着、もう7時回ってます、
a.「日も沈み 押しも押されぬ 夜となり」
b.しかし、こうやってながめると、夜の京都駅は風情あるなあ、
a.暗くて路面見づらいから、山陰本線ことJR嵯峨野線で嵐山へもどろう、
b.JR嵯峨嵐山駅を降りて、渡月橋を前に8時をお知らせします、
a.嵐電(ランデン)嵐山(アラシヤマ)駅、12年前はもうリニューアルしてたんか、
b.観光客の「か」の字もないっす、
a.嵐山は夜になると急に人気(ヒトケ)が無くなる・・・さあ渡月橋わたって、一人娘の黒猫が待つ我が家へもどろう、
b.こんなに遅くなって心配してますよ、むすめさん、
a.朝から晩まで家を空けていつもすまん、おみやげにちょっと高級なネコ缶と薄塩の高級ハム、買って帰るから・・・留守番ばっかりさせてホンマ堪忍(カンニン=ごめん)な・・・