2015年10月06日
日生(ひなせ)の島をむすぶ橋(1)「JR赤穂線で輪行」
a.2015年10月3日(土)午前8時半、ここ両宮山(リョウグウザン)古墳あたり、
b.稲も黄金色(コガネイロ)に実りつつあります、
a.赤磐市に引っ越して、そろそろ丸4年、今回は生まれて初めて日生(ヒナセ)を旅したい、
b.輪行ですか、
a.JR赤穂線を使おう、
b.赤穂線は遠いなあ、いろんな意味で、
a.というと、
b.ここ赤磐市から最寄り駅までかなりある、線路も単線でうねってるから、なかなか前に進まない、
a.まあそれも路線の味わいとしよう、というわけで、大多羅(オオダラ)駅下り9:39発に合わせて1時間も前に出発、
b.だったら長船(オサフネ)駅じゃないすか、ずっと日生(ヒナセ)寄りになるし、道も平坦(ヘイタン)、
a.確かにそうやけど、個人的には大多羅のほうが、
b.気にいっちゃんたんすか、
a.うむ、ひと目で気に入った、備前(ビゼン)富士(=芥子山(ケシゴヤマ))のふもと、歴史的集落に囲まれた静かな駅、
b.そういえば、駅前ロータリーはタクシーが一台あるかないか、しかし、きょうは輪行日和(ビヨリ)、
a.新幹線みたいな山陽自動車道、赤磐市もこれでほんのちょっとだけ都会(まち)になった、
b.丘を二つ三つ越えると、山陽自動車道みたいな新幹線、
a.左のこんもりした丘とか、奈良の明日香村を思い出す、
b.あの丘のむこうが赤穂線か、
a.いや、さらに芥子山(ケシゴヤマ)もある、
b.なんぼ山がちなんすか、
a.だいじょうぶ、2つともふもとを回って行けるから登りは無い、というわけで、大好きな大多羅(オオダラ)駅へやってきた、カメラ撮りながらゆっくり走ったら、ちょうど良い時間になってる、
b.1時間後の10時半すぎ、日生(ヒナセ)のひとつ先、寒河(ソウゴ)という駅に降り立ちました、
a.無人駅、切符入れる箱もない、
b.ところで、なぜ今回、日生(ヒナセ)なんすか、
a.こないだニュースで島を結ぶ新しい橋の映像が流れていて、いい感じやったから、
b.じゃあ今日はずっと日生(ヒナセ)なんすか、
a.うむ、その橋で島に渡って色々ながめ、時間があったら日生の駅周辺も回って、駅からまた輪行で帰ると、そんな流れで、
b.八幡宮の秋祭りか、寒河(ソウゴ)西町内会制作のポスター、ワードで作ったんかなあ、
a.これ作るだけでもけっこう労力やけど、ずいぶん手慣れた感じ、ああ今年は役員じゃなくてホンマ気軽や、
b.この川底もそろそろ何とかせんと、
a.最近はいきなりえげつない豪雨になるしなあ、
b.この川ぞいの小道いいすね、あの山のふもとまで行ってみたい、
a.でも、今回は逆向き、また次の機会にゆずろう、
b.あ、同年代の自転車オジサンが赤穂線をくぐってやって来る、
a.地元の人っぽい、ってことは、そっちにいい道があるはず、さっそく我々もその道で線路をくぐろう、
b.くぐると少し明るめの墓地が広がっていて、その先には、こんな田舎とは思えないような、あか抜けた住宅街、
a.そういえば、兵庫県赤穂市はすぐとなり、3駅先に大きな町が広がってる、
b.住宅街の先には広大な日生(ヒナセ)運動公園、
a.土地があるから、のびのびしてる、
b.海ぞいの町なんで、遊具も船になっとります、
a.なんかひと目でええなあ、小さい息子が居たらいっしょに遊ぶんやけど、子供以上のテンションで、
b.その向かいは体育館、そのとなりは保育園に幼稚園と、ベッドタウンの雰囲気、
a.国立公園の海はそこやし、赤穂の町も近いし、言うこと無いなあ、
b.日生町総合運動公園っていうんか、立派なヤシの木が海辺の町らしい、