概要
所謂RTSの一種。ゲームとしては4X(所謂CIVなんかの系統で、探索して拡張して開発して殲滅するゲーム)とRTS(所謂AOEとかの系統、リアルタイムに戦争するゲーム)の2つのジャンルを統合したもの。毎回自動生成サれる星と星をつなげる線があるマップで戦争をするゲーム。戦略級と戦術級の雰囲気が同時に味わえるゲームになっている。
敵を滅ぼすか盟約を結ぶかルール次第では旗艦を撃墜するかなどで勝敗が決まる。マップはランダム形成で惑星がワープ可能な線で結ばれている。惑星はそれぞれ性質があり、地球型惑星が最も生産能力があり、磁気嵐は一切の建設が不可能で艦の能力も制限される厄介者。また植民地化出来ない資源回収のみ可能な小惑星やワームホール、大量の機雷と艦隊と砲台で防衛された海賊惑星などで構成されている。それらを活用して如何に戦争に勝利していくかというゲーム。RTSだがマップの広さもあって1プレイは長め。
多分子供のころからPCゲーをやってた特殊な人だったら妄想したであろう内容のゲーム、多分私以外にそんなのが存在するのか不明ですが。この手のゲームは出来が微妙なことも結構ありますが、本作は面白い。
世界観的に所謂洋スペオペで、ガッツリと宇宙戦争が出来るゲーム、演出もいかにもそれっぽくロマンあふれる。OPムービー見ると大体雰囲気がわかる、IGNがOPムービーをつべで公開しているのでそれ見てきて。
またPCゲーなのでMODもあり、オプションを開くとMODの項目があり、MOD推奨気味のゲーム。銀英伝MODもあるが拡張版1のtrinityでしか適応できないので注意。
あらすじ
一応背景として、まず遥か彼方の星域を支配していたヴァサリ帝国の中心に観測不能領域が出来る、それを観測に向かった者たちは帰ってこず、討伐軍は全滅、ほとんどデータすら取れないまま観測不能領域は帝国を飲み込み続け、帝国は星域を去る事を決意する。
それから1万年にかけて帝国はその宙域から逃走を続ける、その都度資源回収のために惑星に降下する際にビーコンを配置するもののそのビーコンは一定期間後に消滅するという事を繰り返していた。その宙域はいつまでもヴァサリを追い続けていた。そしてヴァサリは大規模な商業国家であるTECの宙域に到達、そのまま紛争状態に入る。そしてTECに母星を追放された謎の超能力者集団アドヴェントが復讐の為に帰還、三つ巴の戦いが始まるのだった。戦争はそのまま数十年続き、TECは疲弊、ヴァサリは状況が状況なので焦りだす、アドヴェントも集合知ユニティが戦争の中で腐敗して改革の動きが出始める中で各陣営は分裂していくのだった。
ちなみにこのあらすじはかんたんなテキストとOPムービーのみで表現されておりゲーム中にはほぼシナリオがない。
登場メカ
公式日本語版のものを用いる。基本的に小型艦、中型艦、主力艦、タイタンがある。小型艦と中型艦は艦隊上限に達するまで建造可能だが、主力艦はそれとは別に主力艦上限を上げる必要がある、タイタンは更に1つしか作れない。主力艦とタイタンにはレベルがある、タイタンのレベルが最高になるともう止めれない。
TEC(テック)
ヒューマノイド系の勢力、経済力が高いが基本物量ゴリ押し。艦隊コストは低めだが性能も低め。実弾武装がメイン。機雷は普通に作業艦が敷設する。
アンキロンタイタン
防御に特化した巨大艦、体制派の防衛思想が露骨に出ている。単発火力は低いが1対多については強い。
ラグナロフタイタン
攻撃に特化した巨大艦、主砲の火力が高い。一度このラグナロフタイタンが成長しすぎてどの主力艦も1撃で葬り去られる事があった記憶がある。
コル戦艦
普通の戦艦。ルール次第では旗艦になる。
ソヴァ空母
割と真面目な空母。
アッカン巡洋戦艦
とりあえず作っとけ系。惑星開拓能力があり序盤に重宝する。戦闘力は低め。
デュノヴ巡洋戦艦
支援性能に特化した艦。
コルセブ巡洋戦艦
敵艦に移乗攻撃が出来る艦。
マルツァドレッドノート
大量のミサイルを搭載した大型艦。惑星攻撃力が高い。
アルコーヴァ偵察フリゲート
偵察艦、高速でかつ改良するとドローンによって長期的に敵惑星の情報を教えてくれる。
コバルト軽フリゲート
最初から使える、普通のフリゲート。
クロソフ攻囲フリゲート
惑星爆撃艦、対艦性能は低い。
ガルダフラックフリゲート
護衛艦、対空攻撃に特化している。
ジャヴェリスLRMフリゲート
ミサイル艦、射程が長い。
プロテフ植民フリゲート
植民船、戦闘力はない。
シュリケンコルベット
体制派専用、低価格で量産できるコルベット。大量に配備できる。機動力の高さと敵エンジンを攻撃し敵艦の動きを鈍らせる能力があるため特に敵艦隊が壊走するときの追撃戦で本領を発揮する。
スティラトコルベット
反体制派専用、敵のダメージを増大させる効果がある。
オグロフ魚雷巡洋艦
対要塞、対建造物専用艦、建造物にはめっぽう強いが対艦能力はない。
コディアック重巡洋艦
対艦攻撃用の普通の重巡洋艦。
ホシコ・ロボット巡洋艦
修理用、戦闘用の無人ロボットを搭載した艦、純粋な戦闘は向いていない。
ペルシュロン軽空母
軽空母、2機の戦闘機隊を搭載可能。
シエロ指揮巡洋艦
支援能力に特化した巡洋艦。
ラロス重コントラクター
要塞建設用のマシーン。
ネルダ使節巡洋艦
外交用。
アルゴネフ宇宙基地
普通の宇宙要塞、特殊能力は自爆。性能は普通だが体制派は建設能力が高いのでホイホイ作れるのが売り。
ADV(アドヴェント)
集合知ユニティに意識を通じている謎の超能力者集団の種族、TECに母星を追放されて以来1000年かけて艦隊を建造して復讐の機会を狙っていたそうだ、そしてヴァサリとの戦争状態の中で第三勢力的に参戦することになる。
洗脳などが得意、防衛システムの機雷が戦闘機扱いで戦闘機として製造→機雷として展開というスタイルになっている。また空母の性能が高く空母及びハンガーの搭載量が他勢力の5割増し。
デザイン的には概ね曲線を多用したSF的なデザインが多い、兵器は基本ビーム兵器。
コロナタタイタン
体制派のタイタン、洗脳能力などを持つ。
エラディカタイタン
反体制派、豊富な反物質を保有する。
レディアンス戦艦
ビーム兵器メインの戦艦、旗艦ルールの場合これが旗艦となる。
リベレーション巡洋戦艦
敵国民を操る能力に長けた艦。
ディスコード戦艦
超能力によって敵艦隊を撹乱する主力艦。
プロジェクター母艦
植民能力がある主力艦。
ハルシオン空母
空母、アビリティの効果でやたら大量の戦闘ドローンが積めるのが売り。
ラプチャー巡洋戦艦
超能力を使った特殊能力が豊富。
シーカー艦
偵察艦。
ディサプル艦
対艦用フリゲート。
イルミネーター艦
長距離レーザー艦。
パージ艦
惑星爆撃艦、例のごとく護衛必須。
ディフェンス艦
対空艦。
ミショナリー艦
植民船。
アコライトコルベット
命中率低下効果があるコルベット。
ベスパコルベット
反物質再生能力を低下させるコルベット。
アエリア・ドローン・ホスト
搭載量が多い軽空母。設定的にはアドヴェントの戦闘ドローンは大型ファンネルみたいなもの。
アイコナス・ガーディアン
見方の生存を支援する支援艦。
ドミナ・サブジュゲーダー
味方の戦闘を支援する支援艦。
デストラ・クルセーダー
巡洋艦、広範囲攻撃が可能。
ソラヌス・アジュディケーター
多数の目標を同時攻撃できる対施設艦、極めて高性能だが保有艦コストを18も消費する。対艦性能はないので護衛必須。
タリオン・セイヴァー
要塞建設用。
ヘラルド使節艦
外交艦。
VAS(ヴァサリ帝国)
エイリアン系勢力、高性能だが高コストかつ経済が伸びにくいのが弱点。後要塞が戦闘機搭載できない代わりに動いて迎撃する。1万年に渡って何者かから逃げており、今でも逃走中。この何者かは誰もわからない、そしてそろそろこの宙域に到着するかもしれない…で終わっている。この後この宙域に何が起こるかは誰もわからない。
デザイン面では生物的でエイリアンチックなデザインのものが多い。機雷の敷設は専用の敷設艦を用いる。
ヴォラストタイタン
体制派、敵を吸収する能力がある。
クルトラスクタイタン
反体制派、多数のナノボットを搭載している。
コルトゥル・デヴァステイター
所謂戦艦、旗艦ルールの場合もこれが旗艦。
スキントラ空母
空母、艦隊コピー能力を持つ。
ジャラスル・エヴァキュエイター
植民能力を持つとりあえず作っとけ艦。
アントラク・マローダー
様々な妨害能力を持つ。
ヴァルコラス・デソレイター
高火力かつ惑星攻撃能力に優れている。
ランクラス戦艦
支援能力を持った艦。
ジガラ・ナヴィゲーター
偵察艦。
ラヴァストラ・スカーミッシャー
戦闘艦。
カンラク・アサイラント
長距離魚雷艦。
カラッストラ・デストラクター
惑星爆撃艦。
ジュンスラク・センチネル
対空用護衛艦。
ジャルソン・マイグレーター
植民艦だが要塞に返信できる特殊能力を持つ。
トスラク・コルベット
体制派、修理能力を下げる能力を持つコルベット。
スルスラク・コルベット
反体制派、シールド回復を妨害する。
ラスラク・トランスポーター
軽空母。
スティラクス・サニヴァーター
味方のミサイル性能を強化する。
セレヴン・オーバーシーアー
敵艦の接近を察知する能力を持つ。
スカロヴァス・エンフォーサー
戦闘用の巡洋艦。
シヴァスクラス・ルーイナー
機雷敷設艦、ヴァサリは機雷敷設に他の勢力と違い艦を使う。
ヴォランターク施設艦
外交用。
オルクルス宇宙基地
宇宙要塞、なんと動く。重力井戸の範囲内ではあるが動く宇宙要塞。そのため防備の薄い場所から惑星を攻撃するのを妨害することが出来る、敵の宙域に建造するとそのまま艦隊の一部としてすら使える便利兵器。然し敵に回すと脅威だが、こっちが使うと思ったより有効活用できなかったりする。
海賊
賞金目当てで動くめんどくさい中立勢力。戦争がTECの宙域で行われているためヒューマノイド系の勢力で、TEC系の兵器を使うが独自の改造が施されているらしく割と別兵器になっている。
シールドがないが耐久力が高いのが特徴。序盤に攻められたら割と詰むレベルの戦闘力。
中立
TECの宙域の勢力なのでTEC系の兵器を保有している独立勢力。各惑星に少数の艦を保有して何かしら名前を持っていることが多い。砂漠惑星クラスだと防衛艦隊もそこそこのものがあり巡洋艦クラスを保有している、自分から攻撃してくることはない。惑星をホイホイ制圧できないようにするギミック。
感想
非常に出来のいいゲーム。宇宙艦隊でワープしてどかーんとするゲームの脳内妄想がそのままゲームになったようなゲーム。
アニメより数倍ゲームをやってきた人間だけにこれはおすすめ、オフラインでも面白い系だからよりお勧め。ただしスぺオペかつRTSというジャンルな上PCゲーなので、3重の意味で人を選ぶのも確か(ジャンルの2つの壁+ゲーミングPCなんて持ってる奴何人いるのかという問題が…)。
一応steamでたまーにセールやってるので性能的に問題ないPC持ってれば買っていいと思う、ただし時間泥棒。
あとジャンルがジャンルなので激重なことに注意。1vs1〜4勢力程度なら軽いものの10勢力とかになるともう目も当てられない。
2021年01月20日
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