2008年11月30日
ノニ
ノニ
1.ノニとは
ノニとは、世界各地の熱帯から亜熱帯にかけて分布するアカネ科ヤエヤマアオキ属の常緑高木です。学名はモリンダ・シトリフォーリア(Morinda citrifolia)といい、ハワイでノニと呼ばれていることから、一般にノニの名称で知られています。なお、日本では小笠原諸島や沖縄に分布し、和名をヤエヤマアオキ(八重山青木)といいます。
表面がゴツゴツした果実がとれるのですが、民間薬として糖尿病、高血圧、免疫力の強化、心臓病、ガンの予防、美容や健康に効果があるといわれています。
2.成分
果実には、中鎖脂肪酸が含まれていて独特の発酵臭を出します。また、スコポレチンという血管を拡張させる成分が含まれていて血圧を下げる効果が期待されています。
根には肝障害の原因となるアントラキノン類が含まれていますが、果実には含まれていないことが報告されています。
※厚生労働省の食薬区分(詳細はコチラ)では、食品としての販売が許されているのは果実のみです。
3.安全性
果物として普通に食されているので安全性は高いものと思われますが、カリウムが多いので、人工透析されている方や高齢者で腎機能の低下した方には腎臓に負担をかけることになりますから、注意が必要です。
また、一部地域では月経促進薬として使用されているので、念のために妊娠中の方は控えた方がよいでしょう。
※ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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