2008年11月25日
アシタバ
アシタバ
1.アシタバとは
アシタバとは、関東地方〜紀伊半島の温暖地域に分布する日本固有のセリ科シシウド属の多年性植物です。漢字では明日葉と記し、「今日その葉を摘んでも明日には新しい葉が出てくる」と言われるほど生命力が旺盛な植物だそうです。
民間療法として、利尿、強壮、催乳などの目的で用いられていましたが、近年では、血圧を下げ、セルライト(脂肪細胞が老廃物をため込んで大きく成長したものでお尻や太ももにできやすい)の解消に役立つと言われています。
2.成分
アシタバの葉や茎を切ったときににじみ出る黄色い汁はカルコン(ポリフェノールの1種)と呼ばれる成分です。アシタバのカルコン類は、抗菌、抗酸化、抗腫瘍、抗炎症、血栓防止、血糖値降下、血管拡張作用、胃酸分泌調抑制、蓄積内臓脂肪の解消など多彩な作用を持っているといわれています。その他、ビタミンB1, B2, B12 やカリウム、食物繊維が多いのが特徴です。
セリ科シシウド属の植物には、フロクマリンという成分が共通して含まれていて、光線過敏症(日光を浴びると皮膚が赤くなって紅斑や発疹が出来てしまう病気)の原因となることがあります。
3.安全性
カリウムが多いので、人工透析されている方や高齢者で腎機能の低下した方には腎臓に負担をかけることになりますから、注意が必要です。
また、体質によっては光線過敏症を起こす可能性がありますので、日光を浴びないよう注意が必要となることもあります。
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