2017年04月18日
アガサ・クリスティから (128) (ミス・マープルと十三の謎*血に染まった敷石【12】)
(ミス・マープルと十三の謎*血に染まった敷石【12】)
「ではこの物語の結末をお話しいたしますわ。」と、ジョイスが話をつづけた。
ジョイスの話はそれから約1年後から始まった・・・。
ジョイスは、それから1年ぐらい経って、今度は東海岸の小さな避暑地に行った。
もちろん、スケッチをしに・・・そこで、ああ、前にこれと同じことが起こったはずだ・・・と奇妙な感覚にふと襲われた・・・。
ジョイスの目の前の歩道に男と女が立っていて、一人の女に挨拶をしていた。
挨拶されている女は真っ赤なポインセチヤの柄の更紗の服を着ていた。
「キャロル、これはこれは、ずいぶん久しぶり!こんな時に君に会うなんて。そうそう僕の家内はまだ知らないね?ジョーン、これは僕の古い友達でね、ミス・ハーディングだ。」
ジョイスはその男がすぐに誰だかわかった・・・紛れもなくラソールで見たあのデニスだった。
奥さんはラソールの時とは、違っていた・・・マージェリーではなくジョーンになっていた・・・。
でも同じように、若くて目立たなくて、やぼったいタイプだった。
あまり人が注意をして見ることがないような・・・。
何かが変だと思った・・・。
そして三人は海水浴の話を始めだした。
ジョイスにはこれは大問題に思えた・・・あきらかに問題があるのだ!
そして、慌てて警察に駆けこんだのだった。
(次号に続く)
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